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ドッグフードおすすめサイトが参考にできない理由

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ペットショップチロルの息子です。

フードを食べなくなったと相談に来る飼い主の方とドッグフードの話をする上でよく出てくるのが、ネット上のドッグフードランキングサイト。

「ドッグフード 食べない」「ドッグフード おすすめ」「ドッグフード 安全」

そんな検索キーワードを打ち込むと、ランキングサイトやお悩み解決サイトがわんさか出てきますが、どこのサイトでもカナガンは良い!、カナガンは最高!と異常なほど評価されています。

ドッグフードのランキングサイトがここまで多いとは、最近まで全く知りませんでしたが、それにしても内容に全く変わりなし。順位が1つ2つ変わることはあってもトップ3~トップ5はの顔ぶれは全く同じですね・・・

さてこれはいったいどういう事でしょう?

というわけで今日はドッグフードランキングサイトについて語りましょう。

 ドッグフードのランキングサイトの評価が参考にならない理由

大体どこのランキングサイトにも下記のようなバナーやリンク先のURLが記載してあると思います。
あなたが下記のリンク先からカナガンを購入すると僕に3,000円の収入があります。ちょうど購入しようと思っていた方はぜひクリックしてみて下さい。




イギリス最高級のグレインフリードッグフード『カナガン』

とまあそんな理由でカナガンを評価している方たちがほとんどでしょう。

ナチュラルドッグフードやファインペッツも同様に報酬が入ります。そもそもランキングサイトでフードの評価をしている方たちはフードソムリエかなんかでしょうか?

どんな肩書をお持ちかわかりませんが、発言に信用性があると判断できる根拠が僕にはわかりません。
パッケージ表記を見て、何が使われてるから良い悪いというだけの話なら、暇を持て余した犬好きの主婦でもできることですから。

ドッグフードの栄養価は加工方法や原料の組み合わせで大きく変わる

多くのサイトでの説明では、動物性タンパク質の方が利用しやすいとか、肉食だったので肉からタンパク質を得るべき、穀物は消化に負担がかかるとの記載が多く見受けられますが、はっきり言ってこの考えは間違いです。

近年の科学技術の進歩は目覚ましく、動物性タンパク質以上に消化性の高い植物性のタンパク質を利用することが可能になりました。
摂取したタンパク質はアミノ酸に分解されてから吸収されますので、何で出来ているかよりも、どれだけ利用できるかの方が重要です。つまりタンパク源が米や穀物だとしても

ドッグフードに穀物不使用?犬にグレインフリーは本当におすすめ?

で話したように消化吸収は問題なく行われます。米や肉をそのまま与えるわけではありませんから、原材料表記の順番よりも成分の方が重要になってきます。

結局フードの評価を行う人間が、販売実績に対しての報酬が目的な上に、栄養学に基づいて判断しているわけではありませんので、ランキングの評価が正しいと言えるはずがないのです。

ドッグフードの原材料表記の順番についての解説

ドッグフードの評価で原材料に関して言えば新鮮な生肉は確かに安全と言えるでしょうが、その70%は水分なので原材料表記の先頭に来るのは当然です。
そして穀物が消化しにくいのは事実ですが、そもそも原材料表記にトウモロコシや米と書かれているフードについてランキングサイトなどでは

犬は消化酵素がないから穀物は与えない方が良い

などと言っておりますが、それはあくまで素材そのものを食した場合ですから、たとえ唾液に穀物を消化するための消化酵素(アミラーゼ)がなかろうとも、粉砕し加熱された穀物は、もはや穀物と呼べる状態ではありません。栄養素を包む外皮は砕かれ加熱され有効利用可能なゲル化したでんぷんに変わっていますから。
それに米が主食の日本人でも生米は食べません。唾液にアミラーゼがあろうとも消化が困難ですから。フードランキングサイトの主催者さんにはぜひ穀物を加熱せずに食べて頂きたいですね。

原材料表記についてはこちらで詳しく解説しています。

ドッグフードの原材料表示の落とし穴!主原料が肉か穀物かの判断について

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ドッグフードとしてカナガンの評価は高すぎる

仮にドッグフードはグレインフリーが最良と仮定し、原材料に何を使っているかで評価が決まるとしても、カナガンがあれだけ賞賛されるのも納得できないものがあります。
グレインフリーのフードは数多くありますし、原材料のこだわりや価格などを考慮すればオリジンやハローなどとそう変わらないと思うからです。

本国のイギリスでは日本にはない多彩なラインアップで構成されているフードですから、全年齢対応と販売している事にも疑問を感じますし、100%の犬が食べたというのは、いささか誇大広告と言いたくなります。
現に購入したが食べなかったという方に頂いたことがありますが、フードを食べないとお悩みの方に差し上げましたが、缶詰もドライフードも食べなかったそうです。

イギリス産の最高級ドッグフードという事に異論を唱えるつもりはありませんし、フードとしては良質であるとは思いますが、販売に関して問題があると言わざるを得ないので、今後カナガンを賞賛している方たちの反応がどう変わっていくかを見守りたいと思います。

ドッグフードの良し悪しはフードブランドの信頼性を判断する

ドッグフードのパッケージだけではその製品の良し悪しは判断できません。

多くの方が忘れがちな点の一つに「フードは食べることに意味があるのではなく食べた後の結果にこそ意味がある」という点が挙げられます。老犬では身体の維持に必要なエネルギーや栄養素は加齢とともに少なくなってきていますから量より質が大切です。

原材料表記だけでそれが判断できるのなら苦労はありませんが、同じ原材料表記の製品が販売されていたとしたら価格やメーカーの違いで判断するのも一つの方法です。

原材料の安全性はパッケージに記載がある事もありますが、フードブランドのコンセプトや企業理念などから確認することも必要です。

どんな考えでどういった製品づくりをしているのか?

安全性への取り組みや企業理念などもしっかりと確認してみてはいかがでしょう。

大切な家族に与えるフードと考えれば、インターネット上のどこの誰かもわからない人の一言で判断するのは賛成できません。とことん考えて疑問に思うことは解決するべきです。

保存料や添加物にしても、何が使われているか書かれているといってもどんな理由でどのくらい使用されているかを理解せずに粗悪と決めつけるのはいささか早計過ぎると思います。

まとめ

ドッグフードは本来犬の為の最良の食事であるべきですが、企業の利益を産みだすための商品という一面もあります。
販売方法の選択はともかくとしても、正しい情報がきちんと伝わらなければ、本来の目的を果たせないことはおろか、競合する商品の価値をも変えてしまう事に繋がります。

インターネットでは匿名希望の誰かの言葉でも大きな影響力を持ちますから、偏った情報に流されない様にしっかりと知識や判断力を養うことが必要です。輸入業者が、ヨーロッパの新たなペットフードを同様の手法で販売することになれば、また同じようなランキングサイトが乱立してネット上を賑わすことになるでしょう。
ヨーロッパのブランドフードは彼らの私腹を肥やすための格好のエサなのです。

それでもお試しになりたい方はぜひ下記サイトからご購入を。僕も少し太った方が良いといろんな方に言われていますのでw



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