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パテラのグレード1、2の悪化防止のための3つの対策その3食事

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ペットショップチロルの息子です。

犬が体調不良や病気になったら食事に気を遣うのを忘れてはいけません。
直接的な関係はなくとも、予防や回復には栄養管理は必須です!

食事管理でパテラが治るとは言いませんが
身体を作るのには栄養管理が第一です。
意識するとしないとでは結果は大きく変わるでしょう。

本日はパテラのための食事の話です。

愛犬のパテラの悪化予防に筋肉を育てる食事を与えよう!

パテラの原因が遺伝的な要因としても
飼育環境や運動、食事を気をつければ
進行を遅らせることは不可能ではないはずです。

骨や筋肉は食べたものでできていますから
身体を作るために必要な栄養を摂取することが大前提です。
それを意識しなければ運動するだけ無駄になるでしょう。

パテラと診断されたら負担を掛けないように
体重を軽くしつつ筋肉量は多くしたいところですので
タンパク質量は多く、炭水化物量は少ないフードがおススメです。

愛犬のための筋肉増強におすすめのフードとは?

筋肉量が多くなれば体重は増えますが一般的に言う肥満とはわけが違います。
筋肉が育ち関節をしっかりと支えることが出来るようになれば
パテラのリスクが軽減する可能性は高いと考えられます。

具体的にどんなフードがおすすめかと言えば
コストパフォーマンス的にワイルドレシピが最有力候補に挙げられますが
アカナも良い選択です。
経済的な面で問題が無ければジウィピークをチョイスしましょう。

高タンパク低炭水化物のフードは以前の涙焼け予防の話でも紹介しています。
詳しくはそちらを参考にしてみて下さい。

涙やけの原因はフードにある?改善の為の炭水化物講座!

筋肉はタンパク質だけでは育たない!

筋肉はタンパク質であることは事実ですから高タンパクの食事は必須ですが
摂取したタンパク質を分解合成するのはビタミンやミネラル
糖質も必要な栄養素に上げられます。

栄養バランスが整ったプレミアムフードなら問題はありませんが
「blue」の抗酸化作用に富んだライフソースビッツが
ワクチンの抗体価を飛躍的に高める事実からすれば
ビタミン類は加熱したフードからよりも
非加熱のサプリやトリーツで補う方が効率は良いと言えます。

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パテラの悪化予防にEPA・DHAの摂取がおすすめ!

さらに言えばEPA・DHAも摂取することで
より悪化のリスクは軽減すると思います。

高温で加熱加工されたフードでは
EPA・DHAの栄養効果はそれほど期待できません。
というのもフードで十分に補えているのであれば
アンチノールがこれほど多くの患畜に効果的に働くはずがないからです。

パテラのグレードが1,2で
犬に痛みや違和感といった自覚症状が少ない場合には
飼い主の心配をよそに走り回ることも。

激しい運動をすれば膝関節に炎症が起こることもありますから
DHAの抗炎症作用は有効に働いてくれると思います。

EPAは筋肉の減少を防ぐ効果もありますので
適量を継続的に与えることでパテラの悪化予防に役立つ可能性は
十分に考えられるでしょう。

パテラの犬に与えたいEPA・DHAとビタミンの摂取には鮪の油が最適

となれば毎度おなじみの鮪の油を与えることで
筋肉を育てつつ炎症を抑えることが出来るということになります。

コスト的にも非常に安価ですから、大型犬の股関節形成不全にも
おすすめできる優れたサプリメントと言えますね。

ただ現在は生産が追い付いていないようで
メーカーで長期欠品中とのことです。

ブログで紹介したせいではないと思いますが
当店でも入荷をお待ちの方が多くいますので
一日も早く販売再開していただきたいものです。

パテラの犬におすすめのおやつとは?

もしフードの食いつきがあまりよくないので
痩せていて筋肉がたりていないという犬や
おやつを与えずぎていて肥満気味の犬であれば
与えるおやつもこだわってみましょう。

最近インターネット上で良さそうおなおやつを見つけたので
当店でも取り扱いを始めてみました。

ホワイトフォックスというメーカーのフリーズドライです。

フリーズドライなら加熱されていませんから栄養損失もありませんし
水分が抜けている分生肉を食べるよりも
大量のたんぱく質を摂取できますからかなりおすすめです。

鹿肉や猪肉などもありますが一番のおすすめは牛レバーです。
高タンパク低カロリーな上に
ビタミンB12やヘム鉄を豊富に含んでいますので
おやつとして与えるには最適ではないでしょうか。

愛犬の体調管理は飼い主の一番の仕事です

パテラは病気やケガとは違うのかもしれませんが
身体の異常もしくは健康を損なっている点では同じです。

となればやはり栄養管理を第一に考えるべきかもしれません。
飼育環境の改善や運動も大切ですが
何と言っても身体を作るのは食べ物から摂取した栄養です。

食事も環境も飼い主が作るものですから
犬の状態を考えてベストな体調を維持できるようにしたいですね。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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執筆者:


  1. チワワ君の飼い主Sさん より:

    初めまして。愛犬のドッグフード選びで色々と検索して、こちらに辿り着きました。
    最近仔犬を飼い始め、「出来れば良い物を」とインターネットを検索すると、沢山のドッグフードランキングなるものに惑わされ決められずにいました。そうこうするうち、下痢になり獣医よりヒルズのWDを処方され食べていましたが、そろそろ高カロリーの物に変えましょうという事でビルジャックのパピーを勧められました。その成分を検索するとBHAという発がん性のある物が含まれているので与えていいものかどうか悩んでいましたが、こちらのBHAに関する記事を読んで納得し、現在はビルジャックを与えています。
    ペットショップで購入する際パテラグレード1であるが、問題ないと言われ購入しました。勉強不足であったと反省です。が、もう家族ですのでここは予防と栄養管理しかないと勉強中です!
    こちらの記事を見て、フードやトッピングで対策していこうと考えています。
    そこでぜひご意見を聞かせていただきたいのです。

    スムースコートチワワ オス 5ヶ月
    フケが酷く獣医に相談したところ、ATOP7という体に吹きかけるスプレーとアンチノールを勧められ使っています。

    こちらの記事を参考にワイルドレシピもしくはアカナをと考えています。
    アンチノールは鮪の油に変更して、コスモスラクトもトッピングしようかと思っています。

    ワイルドレシピとアカナではどちらがよりいいでしょうか?それとも他のオススメがあるでしょうか?ご意見聞かせていただければ幸いです。

    • 牧田 亮介 より:

      チワワ君の飼い主Sさん

      コメントありがとうございます。

      愛犬はスムースコートのチワワ5か月のオス
      パテラのグレードは1
      そして現在はフケでもお悩みなんですね。

      パテラに関しては栄養と運動の両面からのケアが必要ですので飼育環境にも配慮が必要ですが
      フケなどの問題もあるとなればフードの選択はなかなか難しいものがあります。

      犬のフケの原因は多くの場合は栄養の不足から起こるものですがビルジャックを与えていてもフケが出るとなると
      栄養面での問題よりも別の要因によるものの可能性が高いかもしれませんね。

      リノール酸と亜鉛を与えることで改善がみられることがほとんどですが
      ビルジャックを与えても改善されないとなるとフードの変更をしても改善の可能性は低いかもしれません。

      ビルジャックは「真空アミノヘルス製法」でタンパク質の熱変性を抑えていることが特徴ですが
      アミノ酸以上に抗酸化作用に優れたビタミンや脂肪酸の栄養成分の損失が抑えられている点が効果的だと思います。

      アミノ酸に関しては高次構造を崩した方が吸収率は高いと思いますし以前別の方への回答でもお話ししたように
      アミノ酸の摂取という目的からすれば加熱・加工したフードの方がタンパク質自体の消化吸収率は高くなります。
      このあたりのことは医学博士の武村政春先生の著書「たんぱく質入門」を読んでみると勉強になるのでおすすめです。

      その本の中でとても興味深い一文を抜粋しておきます。

      変性は、”高次”構造上の変化の帰結としての失活だから、通常、熱による変性などの場合、アミノ酸配列上で変化が起きることはない。一時構造は変化しないのである。
      だから、食品を熱で加工しても、そのたんぱく質の栄養価が下がってしまうことはない。アミノ酸の組成(そのたんぱく質中の、それぞれのアミノ酸が含まれる割合)は変わらないからだ。(43~44ページ)
      私たち「食べる側」にとってみると、食品中のたんぱく質には、その食品が生物として生きていたときに発揮していたはたらきを、そのまま持ち込んでほしくないわけである。あくまでも食品だから、アミノ酸組成さえそのままで、おとなしく一列に並んでいてくれさえすればそれでよいのである。(47~48ページ)

      このことから個人的にはビルジャックの「真空アミノヘルス製法」には疑問を感じますが
      以前トリミングにいらした方がジャックラッセルテリアに与えていて健康状態が驚くほど良い状態でしたのでフードの質は良いのだと思います。
      犬とのマッチングも良かったのでしょうけどね。

      もちろんフードの変更で良くなることもあるかもしれませんし、どのフードがどういった結果なのかを知ることも
      犬や飼い主にとっては意味のあることだと思います。

      今お考えのアカナとワイルドレシピはタンパク質や脂質の割合はかなり近いフードですから
      お試しになるのであればどちらかで良いかとも思いますが悩みますね。
      成分は似ていても原材料はかなり違いますから。

      アカナと比べるとワイルドレシピはジェネリック医薬品的な製品ですかね。
      ある症状を抑えるというだけの役割の薬とは違うので結果に差があるかもしれませんが。

      オメガ脂肪酸のバランスはかなりの差(アカナ2.8:1、ワイルドレシピ10:1)がありますね。
      後はビートパルプ(ワイルドレシピ)か、新鮮野菜の食物繊維+腸球菌フェシウム(アカナ)の違いでしょうか?
      皮膚のトラブルを考えればアカナの方が良い気もしますので、余裕があればアカナをおすすめしたいところです。

      それ以外のフードではiTiかZIWIくらいです。
      動物的食生活に近いフードなのでおススメではありますが、価格的にはおすすめできません。

      BHAに抵抗がないようですのでロイヤルカナンのチワワ+ミラコートでフケの症状を抑えるという手もありますけどね。
      犬種別のフードは意味があるものですが、ロイヤルカナン以外は従来品との差があまりなされていないようですから
      お試しになる必要性は無いと思います。

      チワワ、特にスムースは気温や湿度の影響を受けやすいので、フードはもちろんですがトリミング時のスキンケアも大切です。
      当店ではSKIMOトリートメントを導入しましたがかなり良い結果が出ていますので
      オプションで選択できるサロンがあれば一度お試しになってみてはいかがでしょう?

      後は飲水量が少ないようなら水を飲ませる工夫が必要ですね。
      温度や食器の変更などで変わることもありますから。

      早く体調が良くなると良いですね。
      また何かあればご相談ください。

      牧田

      チワワは原因不明の皮膚トラブルがとても多い犬種です。

      • チワワ君の飼い主Sさん より:

        早速のアドバイスありがとうございます。
        パテラの悪化予防を念頭に置いていましたが、皮膚疾患もなかなか手強いんですね…。総合的にどれがいいのかと考えると本当にその子にあったフードを見つけるというのは至難の技のように思えます。
        ビルジャックについても効果が現れるかもしれないのでもう少し続けてみようと思いますが、オススメ頂いたアカナを今後検討してみようと思います。
        「たんぱく質入門」も未読ですのでぜひ手に取ってみたいと思っています。

        そして、トリミングですが今月初めてハーブパックなるものを施行してもらう予定にしています。効果がいかがななものなのかこれからですが、お勧めいただいたトリートメントを実施している店舗も探してみます。

        参考になるご意見をありがとうございました。他の記事も為になるものが多く、これからも楽しみにしております。

        • 牧田 亮介 より:

          チワワ君の飼い主Sさん

          返信ありがとうございます。

          パテラはグレード1なら栄養管理と飼育環境に気をつければ大丈夫かと思いますが、もともと体型に問題があれば酷くなることはありますね。
          まだ5ヶ月ですから人間で言えば高校に入学した子供のような年頃でので、無理せずしっかりと運動して身体を作っていけばきっと大丈夫でしょう。

          ハーブパックも効果があるかもしれませんが、当店では取り扱いがありません。
          逆に効果があるようなら感想を聞かせていただきたいです。

          最近はあまりお役に立つような内容の投稿をしていませんので恐縮です。
          もしお悩みのことがあればネタにさせていただきますので、またご相談いただけると幸いです。
          ありがとうございました。

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