ドッグフードのおすすめは?に最適なフードを動物の食生活から考える

ペット屋の息子です。今日も犬の餌の件について考えを述べてみたいと思います。

生き物である動物にとって食事は非常に重要です食生活から考えてみるということは飼い主である人間も同様に重大な問題でもありますので、意外と納得いただけるのではないかと思います。

飼い主の一番の悩みといっていいほどのフードの問題の中でも、どんなフードを選べばいいのかは随分と頭を悩ませているようですね。僕の務める職場にもかなりのラインナップが販売されていますから、正直何を選べばいいのかわからなくなるのも無理はないと思います。

きっと自分が食べるもの以上に気を使っている方も少なくありませんね。

何も考えずにチラシに掲載されている特売のフードを買い込んでいく方もいますが、長い時間パッケージを眺めて立ち尽くす方や、いろんなフードを手に取り真剣に原材料をチェックする方などもいます。

でもハッキリ言ってしまうと、それなりのフードであればメーカーの違いはそう関係ないと思います。
ちなみにここで言うフードとはドライフードのことです。

フードメーカーの違いは牛乳で言えば明治か雪印か程度の話

それなりのフードというのはいわゆるプレミアムフードのことで、僕の中では国産の特売品とかはフードとして認識してないので完全に除外します。

一般的に名の通っているプレミアムフードと言えばロイヤルカナンニュートロサイエンスダイエットあたりでしょうか?あとはアイムス・ユーカヌバくらいですか。

正直この辺のは気にするほど差がないのでどのフードを選んでも一緒です。メーカーごとにコンセプトの違いはあれども犬猫に対するアプローチの仕方はそう変わりません。

ミートファースト、グレインフリー、オーガニック、そういったこだわりに多少の差があり、オメガ3や6のバランスの若干の違い、プレバイオティクス、アレルギーに対する配慮等です。
それでも原材料や成分分析値に大きな差はありませんし、パッケージを開けてしまえば飼い主の目には粒の形状や匂い、粒の大きさ等で判別するのは難しいくらいです。神経質な犬は些細な差でも嗜好性に大きな差は出ますけどね。

もちろん見た目に違いが判らないからどのフードでも変わらないと言っているわけではありません。

ドッグフードやキャットフードを与えるのは正しい事なのか?

そもそも犬猫に市販のフードを与えることが果たしていいことなのでしょうか?
だからと言って手作り推奨派ってわけでもありませんが。

一般的に与えられるフードと言えばドライフードが一般的ですが、ドライフードはその名の通り乾いたフードです。水分含有量は10%以下の物がドライフードと呼ばれています。
この水分量が少ないことが結構ネックになってきます。

動物の食生活を考えると、ここまで水分の少ない物を食べているのは、パッと思いつく限りではげっ歯類や鳥類位じゃないでしょうか。
それ以外の動物はもう少し食事から水分を得ています。人間もそうですが。

Dogs, like humans, need to eat healthy. Find tips on choosing healthy dog food by visiting our website.

ドライフードは水分含有量が多くないので、フードを食べても水をあまり飲まないと腎臓に大きな負担が掛かります。もともと水をあまり飲まない猫などは腎臓病になりやすく、12歳では90%以上の猫が腎臓病になっているというデータもあるようです。
与えるならウェットフードの方がいいのかもしれません。

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犬猫の食生活の理想の形

ここからは僕の個人的な意見ですが、動物は基本的に生食ですので正直ドライフードやウェットフードを与えることが最善だと思いません。

料理をする動物は人間以外にありえないからです。

動物の種類を食性で分けると

肉食・雑食・草食に分けられますがどんな動物も調理したものは食べていませんから、肉食動物は肉を食べ、雑食性の動物は肉や野菜、木の実に昆虫等を食べ、草食動物は草を食べます。

そう考えると人間が調理して作ったフードを食べることが良いことではないように思えて仕方ありません。天然のビタミン消化酵素などは熱に弱く、フードには全くと言っていいほど含まれていませんから。

脂溶性のビタミンなどは天然と合成では効果に違いがありますし、野生動物が歯を磨かないで済むのも必要がない食事を摂取しているからです。

良い点もあれば悪い点もありますが、理想的な食事かと言われれば現時点ではYESと言えないものでしょう。

人間が犬や猫を家畜としたのは、犬では1万5000年前、猫は4千年前と言われています。

当然ですがそんな時代の人間がフードを買いに行って与えているわけはありませんしね。

日本で始めてドッグフードが発売されたのは1960年。「ビタワン」が協同飼料社から国産ドッグフード第1号として発売され57年後の今では広く普及する様になりました。

日本ではドッグフードを与えるようになったのは57年前ということになります。家畜化してからの歴史を考えるとつい最近のことですね。
猫はまだネズミを狩っていた時代ではないでしょうか。

そう考えると犬や猫の身体がフードに対応するのは難しいでしょう。
もちろん考え方や研究が進み、技術が向上しフードの品質は格段に向上しているでしょうが、それでもまだフードが犬猫の身体に対応した製品であるとは思えません。

動物の食生活とフードの品質の差

動物の食生活をフードで再現するのは非常に難しいと思うのは、フードが製品として流通する過程で保存食というスタイルを取らざるを得ないからというのも大きな要因の一つです。
前述のとおり動物は生食が基本ですので栄養素の点や水分量の点において大きな違いがあるのは否めません。

人間が二足歩行を始め知恵を持ち、文明が発展し食物連鎖から外れたのをきっかけに、家畜化された犬猫もそのあおりを受けてしまったように思います。

食物連鎖について

というのは非常に良くできていて、植物が増え過ぎないように草食動物が食べ草食動物が増え過ぎないように肉食動物が食べといったように絶妙なバランスが保たれていますね。

そう肉食動物は草食動物を食べるのです。

もっと言うとほとんどの肉食動物は草食動物しか食べません。肉食動物が草食動物を襲うのは数をコントロールする為ですが当然考えてやっていることではなくそうなるような仕組みがあるからなのです。

そのうちの一つの理由にこんな仮説があります。

草食動物を襲う肉食動物の中には内臓を好んで食べる種類もいますが、草食動物の内臓は食物繊維の消化を可能にする腸内細菌を飼っている臓器です。それを食べることで足りない栄養素を補完しているのかもしれません。
内容物は肉食獣の消化管には負担が大きいので食べることはしないでしょうけど。

単純に臓器にはビタミンや内臓脂肪などエネルギー源が豊富だからという意見が有力ですが解明されていません。
肉食動物は間接的に草食説は個人的に面白いと思いますけどね。

まとめ

途中から話が逸れていってしまいましたが、やはり生の栄養素を損なわずにフードとして再現するのは無理があるように思います。なのでフードを選ぶ観点として健康被害をどれだけ少なくできるかというのが最善と思います。

そのフードが良いフードなのかどうかは、体調や体型、皮フ被毛の状態で判断するのがベストなのでしょうが、それもまた難しい問題です。
その辺の事もまたこのブログで僕なりの意見を述べてみたいと思いますが。

今の段階で言えることはプレミアムフードをふやかしてあげるのが最適なフードではないかと思います。
あくまで個人的な意見ですが。

そういえばなぜか猫の飼い主はドライフードの事をカリカリと言いますが、あれって全国共通なんでしょうか?
その謎もいつか解明してみたいですね。

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