しつけ 勝手な考察 悩み

犬のしつけは成功を目指すのではなく失敗を防ぐ事にある。

投稿日:2017年3月1日 更新日:

ペットショップチロルの息子です。

犬のしつけで苦労する方が非常に多いようです。

犬のしつけはちょっとしたコツを掴めばそんなに苦労しないものです。しかし出来ないと言われてしまえばずっとそのまま苦労が続きます。
というわけで人によっては役立つかわかりませんが、今日はしつけについてお話していきます。

犬のしつけを簡単にするのは逆転の発想

無駄吠えや甘噛み、いたずら、様々な問題行動。犬を飼う事で随分と頭を悩ませているようです。

面白いと言ったら失礼ですが、まるで苦労したいが為に高いお金を払い犬を飼育しているように思えます。しかも猫ではなく、主従関係が構築できるはずの犬に手を焼いているというところがまた興味深いです。

しかし深刻な方では育児ノイローゼの様になってしまうほどですから、さすがに気の毒だとは思います。

子犬のしつけは子育て同じ!失敗しない為の5つのポイントの解説

でも話しましたが犬のしつけは子供のしつけと同じで良いと思います。
僕からすれば訓練というものは家庭犬に必要がないことで、しつけは飼い主が行えばいいことです。多くの飼い主の望みは、問題行動を起こさず健康で長生きしてくれればいいというだけのもので、災害救助犬や盲導犬のような犬にしようとは思っていないはずです。つまり何かを覚えさせるのではなく何かをしないでいてくれればいいのです。

何かをするという成功は必要なく、失敗さえしなければいい。

そう思えば難しいことではありません。

飼い主の不利益になる行動をとらせない為には、正しい主従関係の構築が必要です。
犬に飼い主と認めさせることができればしつけで困ることはほぼなくなります。

多くの飼い主は

犬が起こした問題行動に対して飼い主が対処する

という姿勢を取ってしましますが、これがすでに主従関係が逆転した状態です。
飼い主が起こした行動に犬が応えなければ正しい関係とは言えません。

問題行動を起こさない環境こそが重要ということになります。

犬のしつけは差別から始めよう

 

差別というと聞こえが悪いかもしれませんが種族の差で分別するというだけの話です。
しつけは最初が肝心です。言葉が通じない犬にできない約束をしてはいけません。最初に与える環境が快適すぎるとそれが基準になってしまいます。
人間の子供が義務教育を経て社会に出るまでの準備をするように、犬にもそうした環境を与えることで問題行動を防ぎましょう。

犬をケージで育てることの大切さを3匹の子ブタから学ぶ

でお話ししたようにケージを活用することが重要です。

家は人間の縄張りであって、犬の縄張りではありません。しかしそれを言葉で説明することは不可能でしょう。
人間と同じ空間で常にコミュニケーションを取っていると、犬は犬でなくなってしまいます。わけ隔てなく共有空間で暮らし、犬の言葉を聞く機会もなく人間の言葉のみを聞く環境です。誤解するなという方が無理でしょう。

小さなお子さんがいる環境で仲良く遊びながら成長して行けば、お母さんが子供にすることは自分にもしてもらえると犬が思うのは当然です。そう言った誤解を生まない為に縄張りを分けることが重要です。

自分だけの安心できるケージという縄張りの中では全てが自由で制限もありません。
飼い主の都合で運動欲求を解消し、食事が取れる環境と認識すれば犬には不満などないはずです。野生の環境の様に過酷な環境で必死に生き抜く努力は必要がないのですから。

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犬のしつけは外国人を育てるようなもの

訓練士はいわば通訳です。犬の仕草や表情から思考を読み取ることで、どんなことを伝えたいのか、どうすれば伝わるのかを知識や経験で理解することができます。だから高度な服従訓練が可能になるのです。
もちろん主従関係の構築も必要です。言葉が通じる相手を必ず服従させられるわけではありませんから。

一般家庭で理想の犬を育てるという事はとても難しいことです。飼育目的も違いますし、意識や知識、経験にも大きな差があります。
あなたがフランス人の子供を育ててもフランス語を話すようにはできないのと同じです。
だから成功を目指すのではなく失敗をしない事を目指すのです。

フランスの文化を熟知し、フランスの為に尽くす理想のフランス人にはできなくても
フランスの文化をけなし、フランスの価値を下げることのないフランス人には育てられるはずです。

全ての犬は自分がその犬種だという自覚はありません。人間がこの犬はこういう犬と決めた分類でしかないのです。

チワワだからチワワに育つ、牧羊犬だから忠実。それは教育があってこその話です。

理想の犬にできないのなら間違った犬にしないことを徹底しましょう。

まとめ

犬の問題行動は起こってから対処するのではなく、起こらないようにすることが一番大切です。なぜそれをしてはいけないのかを説明し、理解させ、やめさせる事は不可能です。間違ったことを覚えて習慣化してしまうとそれをやめさせるのには相当な労力と時間を要するでしょう。
人間でも産まれた時から犯罪者という人はいないと言います。犬も同じです。環境で大きく変わります。
人間が教育を終え社会に出るように、犬もそう育てるべきです。子供と同じように。

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