犬用ギロチンタイプの爪切りを１分で簡単に直す方法を画像で解説

ペット屋の息子です。

犬猫のトリミングを行う上で爪切りは欠かせませんから、サロンやペットショップでは必ず爪切りを使用しているはずです。多頭飼育の飼い主も１つや２つはお持ちかもしれません。

おそらくほとんどの方がギロチンタイプを使用していることと思いますが、長く使用しているとバネが破損してしまいます。そうなったらもう使い物にならないからと不燃ごみとして処理しているかもしれません。

でもペット用の爪切りは安いものでも1,000円、高額なものになると3,000円ほどしますから簡単に捨てるのはもったいないですよね。うちみたいな零細企業としては簡単に捨てられるものじゃありません。

なので自分で修理することにしましたが、やってみると超簡単で費用も200円ほどしか掛かりませんでした。

というわけで本日は犬用の爪きりの簡単補修講座です。

犬用爪切りが壊れたので直すことにした

犬用の爪切りはギロチンタイプを使っていますが、耐久性は微妙かもしれません。バネのフック部分が金属疲労で折れてしまいました。

刃は切れ味も良く申し分ないのですが、大体1年ほどでバネが破損します。と言っても年間で3,000頭ほどの爪を切っていて、使用している爪切りは3個ありますから、単純に計算しても1,000回は使用できる計算になります。そう考えれば良い方ですかね。

しかし刃が生きていれば捨てるのはもったいないですよね。そこそこの金額ですから、というわけでバネを交換することにしました。

ご存知の方も多いと思いますがうちはホームセンター内のテナントなのでこういった時はとても便利です。ちょっとしたものなら何でもそろいますから。

しかし今回に限っては合いそうなバネがありません。食品や家電など様々なジャンルの物を扱うホームセンターなので、用途が限られてしまう物の種類が少ないのは仕方ないですね。

ということでバネを購するべく買い物に出かけました。
こんな時はやっぱりジャンボエンチョーでしょう。静岡が誇るＤＹＩに長けたホームセンターです。今回は店から近いこともありフレスポ静岡のジャンボエンチョー清水鳥坂店へ。

こちらの店舗はさすがに品揃えもいいですね。良さそうなものが見つかりました。

検索したらインターネットでも購入可能でした。ただ送料の方が高いのでまとめて購入した方が良さそうですね。

裏面に長さや最大荷重が記載されていますのでこちらの商品でなくとも似たようなもので代用可能です。

バネをはめるだけなので難しいことはありませんが、一応コツというかポイントが2点あります。

下記画像で分かるようにひっかける部分の隙間が小さく、爪切り本体の穴に引っかかりにくいのでフック部分を広げてやる必要があります。

手では広げられないと思いますが、ペンチで挟んでちょっと引っ張れば簡単に隙間が空きます。倍ぐらい広げれば十分です。

2つ目のポイントはバネの巻き終わりの位置が下側に来るように取り付けることです。
そうしないと本体側のバネを取り付ける穴の開いたプレートがバネに引っかかり刃がスライドしなくなるので爪が切れません。必ず画像のような向きで取り付けましょう。

手順としては簡単です。下記画像の穴の開いたプレートにバネの先端部分を差し込み反対側の先端のフックを爪に引っ掛けるだけです。

バネの外径は8㎜でしたが見る限り外径は10㎜までは使用可能だと思います。

反対側の爪部分に引っ掛けるときは鉗子で挟んでひっかけてもいいのですが、先端が広がってしまう恐れがありますのでラジオペンチを使用しましょう。100均の物で十分です。

ちなみにこのバネでもプレートのお尻の部分が若干バネに当たってしまいます。バネが柔らかく本体とバネの間に隙間があるのでうまく逃げてくれますが、当たった時の感触は手に伝わってきます。使用に支障はないと思いますが。

純正品よりも少し軟らかめになりますが、女性スタッフにはこちらの方が力が要らないから使いやすいとのことです。動きも滑らかになります。

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当店では犬用の爪切りはギロチンネイルトリマー斬を使っていますが、その名の通りとてもよく切れて重宝しています。
安物の爪切りより切れ味も長く持続するのは鋼がいいのか加工技術が優れているのか、とにかくこれ以外は考えられません。

そして以上のようにバネが破損しても簡単に修理ができるのでおススメです。

ちなみにジャンボエンチョー以外でも購入は可能で、実際に店頭で購入したことがあります。
静岡県以外にも店舗がありますので下記ホームページから近隣店舗を検索してみて下さい。

今回は斬の修理方法でしたが、金属製のギロチンタイプであれば同じ方法で修理が可能だと思います。バネの破損であればすぐに壊れてしまったと捨てる前に試してみてはいかがでしょう？

ちなみにカーマ清水店にも似たようなサイズの金色のバネがあり金額は30円ほど高いのですが2個入りなのでお得です。ただ純正のバネよりも固いので女性トリマーには不評でした。

というわけで本日は爪切りの補修のお話でした。