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ドッグフードの酸化は危険!防止の為の保存方法のポイント教えます

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ペット屋の息子です。

フードの保存はしっかりとできていますか?
適切な保存が出来ず食品の酸化が進めば犬や猫の健康にも大きな影響がありますから、いくら良いフードを与えていたとしても無駄になることがあります。

そもそもフードが酸化するという事はいったいどんなことなのか、そして健康にどう影響があるのかをお話ししてみたいと思います。

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ドッグフードやキャットフードの酸化とは?

酸化とは一種の腐敗です。

酸素は様々な物質と反応することが知られていますが、代謝に必要な物質でもあります。

酸素の役割をわかりやすく説明すれば、生命活動に必要なエネルギーを得るために燃料となる栄養素を食事で摂取し、酸素を使って燃やす事で生命活動が維持されているのです。

つまりドッグフードやキャットフードの酸化とは、体内でエネルギーや体を作るための栄養が食事で摂取する前に酸素と反応して失われてしまう事なのです。

ドッグフードやキャットフードには酸化防止剤が使われていますが、食品ですから酸化する事はありますし酸化したフードを摂取することは良いことではありません。

酸化したドッグフードやキャットフードを食べるとどんな影響があるのか

酸化したフードは酸素との反応で栄養価が損なわれていますから、食べた分だけ栄養補給ができるわけではありません。そうなると規定量を与えていても栄養が不足する可能性があります。摂取した量のほとんどは利用価値がない物質ですから消化吸収に使われたエネルギーも無駄になり内臓機能の負担にもなります。

利益の無い仕事を押し付けられてただ働きするようなものです。もちろん無駄になるだけではなくそれ以上のリスクもあります。

酸化したドッグフードやキャットフードは下痢をする原因になる

フードに含まれる脂肪は酸素と反応し「過酸化物(パーオキサイド)」へ変化し身体の各器官に様々な悪影響を与えます。

酸化したフードを与えて下痢をするのは、油が変性し吸収率が悪くなる為です。腸管の内壁を傷つける事もありますので、出血や腹痛の原因にも。

しかし酸化したフードを食べて下痢をするのは、摂取し利用できない無駄な物を体外に排出する為の防御反応とも言えますし気づきやすい異常です。フードに問題がある事がわかれば与えないようにしましょう。

犬猫に酸化したフードを与える事の危険性

下痢で済めばまだ良い方です。

酸化した脂を摂取し続ければ、動脈硬化や白内障、脳の記憶や思考の低下、皮膚の免疫機能不全などの原因を作り出します。この影響は蓄積量で変わりますので酸化したフードを食べ続ければリスクも比例して増大するでしょう。

脂肪の酸化にも段階があり酸化が進めばより毒性の強い物質へ変化します(アルデヒド等)

肝臓や腎臓の機能不全を引き起こしたり、血球の破壊、体内の酵素を不活性化するなどの影響があり細胞の変性や壊死、さらには遺伝子情報を破壊することも。

 

ドライのドッグフードやキャットフードは酸化しやすい

一般的なドッグフードやキャットフードは加熱して作られた保存食で、天然の食材に比べれば水分量も少なく腐敗しにくい物です。しかし酸化しやすいのも事実です。

ドッグフードやキャットフードは、原材料に使われている物を細かく砕き加熱加工してあるため、食材そのものよりも消化吸収しやすい状態の食品になっています。エネルギーや栄養として利用しやすいという事はそれだけ酸素や酵素と反応しやすいのです。ですからフードには酸化を防ぐ工夫がなされています。

フードの酸化の危険性は酸化防止剤の使用からもよくわかる

以前このブログでも酸化防止剤について話をしたことがありますが、多くの方は科学的に作られた酸化防止剤についてあまりいいイメージをお持ちではないようです。

ドッグフードの添加物、BHAや没食子酸プロピルは本当に危険なの?

ロイヤルカナンが使用するBHAなどは発ガン性があるから危険などとインターネット上で批判されています。ユーザー離れの原因となっていることも事実ですが、それでも使用をやめません。その理由の一つに食品の酸化の恐ろしさがあります。

ドッグフードやキャットフードの酸化を防止する4つの方法

酸化したフードの危険性はご理解頂けたと思いますので、ここからは酸化を防ぐ為にどうするかの話をしましょう。

と言いたいところですが酸化を完全に防ぐことはできませんので最小限に抑える方法です。

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1、個別包装のフードに変更する

フードメーカーによっては個別包装になっている物がありますのでフードを変更することも一つの手です。

ただ問題なのは品質維持の為にそうした配慮をしていますという事をアピールして肝心の品質自体に問題があるメーカーも少なくないという事です。

一度ロイヤルカナンに酸化のリスクを話し個別包装にしてはどうかと提案したことがありますが、フードの袋を2つに分けるだけで今の利益を維持するには売価が2倍近くになるという話でした。個包装にするには相当なコストが掛かるようです。

2、窒素充填や酸化対策のされているフードを選ぶ

先ほど話しに上がったロイヤルカナンでは全てのドライフード製品に窒素充填でのパッキングが行われています。ポテトチップス同様の配慮です。

ロイヤルカナンでは嗜好性も考えて油脂が多い配合になっているので品質維持にもかなり気を付けているようです。袋も遮光性の高い4重構造です。

フードの酸化は光による影響も大きい

太陽光線が酸化に与える影響は女性ならご存知の方も多いでしょう。日焼けは老化を早めることになります。紫外線のように波長が短い光はエネルギー量が大きくそれだけ酸化を促進しやすいのですが、蛍光灯の光も太陽光に近いエネルギー分布ですから食品の酸化に大きな影響を与えます。

真空包装や窒素充填包装がなされていても蛍光灯の光が当たればその効果はほとんど失われてしまうのです。

一般的なフードメーカーでは3重構造の袋にフードを詰めただけの製品ばかりですから酸化のリスクは高いと言えます。

3、フードは最小単位の小袋を購入し開封後早めに使い切る

フードはパッケージにもかなりの費用が掛かっていることは前述の話からもご理解頂けたでしょうから、大袋のフードになれば㎏当たりの単価が安くなる事も当然ですね。

しかし安いからと言って2ヶ月も3か月も消費に時間を掛ければ酸化はどんどん進みます。フードを食べれば食べるほど犬や猫の健康被害のリスクは高くなっていくのです。

健康寿命を考えれば得策ではありません。体調を崩し治療に費用を掛ける事を考えれば、犬猫の為にフードの品質維持を考え適正なサイズの製品に切り替えましょう。最小サイズの製品を与える事でリスクも抑えられます。

4、開封したドッグフードやキャットフードは冷蔵庫で保存しよう!

脂の酸化は温度が高いほど早まります。

冷蔵庫での保存は食品の鮮度を保つのに有効なのはいまさら説明する必要花井と思いますが、栄養素は高温には弱いものの低温で損なわれることはほとんどありません。大袋のフードを購入するなら早めに小袋に移し真空パックに近い状態で冷凍庫で保存すれば酸化のリスクはかなり減るでしょう。

ドッグフードストッカーなどの保存容器はおすすめできません!

ドッグフードやキャットフードの品質を維持する為にフードストッカーなどの保存容器を使っている方もいるでしょうが、酸化を防止するという意味ではとてもおススメできません。

フードストッカーに移す事でフードの粒1つ1つが空気に触れてしまいます。保存容器に移した時点でフードの隙間にもしっかりと空気が入り込んでしまいますから袋に入っている状態よりもより酸化しやすいのです。フードストッカーではあくまで細菌や害虫など、フードの品質を損なう別の要因の予防にしかならないでしょう。

まとめ

酸化の恐ろしさと保存方法のポイントはご理解頂けたでしょうか?

結局のところ一番いいのは酸化対策がしっかり施された製品を購入し、袋のまま低温で保存し早く使い切るという事です。フードは開封した状態では空気に触れるのは表面だけですから簡単に酸化することはありません。

ただ、いくら窒素充填していても窒素は酸素より軽いのでフードの隙間から抜けてしまいます。いかに工夫を凝らしても酸化を完全に防ぐことはできないのです。

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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