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ドッグフードの与える量が各社でなぜ違うのかを詳しく解説

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ペットショップチロルの息子です。

先日モグワンと別のフードメーカーとの給餌量を比較しましたが
そもそもなぜこれほど各メーカーで給餌量やカロリーが違うのか
それをご存じない方もいるようなので解説してみようとおもいます。

フードの良し悪しとはまた違った点ですが
愛犬のためにどんなフードを与えるかの参考にはなるかと思います。

ドッグフードの給餌量はカロリーと計算式の値で違う

おそらく市販のフードで最も給餌量が少ないのは
先日のモグワンの給餌量比較でも登場した
ジーウィピークでしょう。

ただこのフードは原材料と製法が特殊なので
他のフードと比較するのはフェアじゃない気もしますから
その次に給餌量の少なかったオリジンで考えてみます。

体重5㎏の犬の1日量が60gということは
1㎏あたり12gですから驚異的な少なさです。

逆に給餌量が多いフードでは一体どのくらいかというと
日本で最も売れているという愛犬元気では5㎏の犬の1日量は125g
1㎏あたりでは25gと約2倍ということになります。

なぜこれだけの違いが出るのかは言ってしまえば
g当たりのカロリーとその計算式の値の違いからです。
それぞれ詳しくお話ししていきましょう。

今回は単純に給餌量の話でビタワンを持ってきましたが
フードの品質の差=給餌量というわけではありませんので
それは誤解なきようにお願い致します。

ちなみに身体の大きな犬になるほど
体重1㎏あたりの給餌量が少なくなります。

ベルクマンの法則というやつですね。
詳しくは下記をご参照ください。

冬の寒い時期に子犬を迎えるための準備と寒さ対策の4つのポイント

ドッグフードの給餌量を決めるカロリーの違いはどこにあるのか

フードによってgあたりのカロリーが変わりますが
その違いは炭水化物(食物繊維量)の多い少ないにあります。

代謝エネルギーをどの栄養成分で補うかによっても変わりますが
活動エネルギーとなる3大栄養素の代謝エネルギーは1gあたり

  • 脂質 9kcal
  • タンパク質 4kcal
  • 糖質 4kcal

です。

この事実からわかることは炭水化物から摂取した脂質も
動物性食品から摂取したタンパク質も代謝エネルギーは同じ
ということ。

なので炭水化物(糖質)が多くタンパク質少なくても
タンパク質が多く炭水化物(糖質)が少なくても
フードのカロリーは変わりません。

ですから給餌量が多いg当たりのカロリーが低いフード
は代謝エネルギーとして利用できない食物繊維量が多い
ということがわかります。

ビタミンやミネラルも食物繊維同様に
エネルギーとしては利用できませんが
給餌量に大きく影響するほどではありませんからね。

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ドッグフードのカロリー計算は各メーカーでも違う

ではもう一つの計算式の値の違いですが
先ほどの話の中に出た各栄養素のg当たりの代謝エネルギーは
人間が摂取した場合の値です。

犬や猫などのペットではエネルギーの利用効率に
人間と比べて若干の差があるとして計算に使われる値は
それぞれの数字から0.5を引いてあります。

例えばオリジンでは

  • 粗たんぱく質 38%以上
  • 粗脂肪 18%以上

という栄養素の構成比です。

炭水化物量は表示義務がありませんので
数値の合計を100から引くことで%の割合がわかりますが
カロリーを計算する上ではエネルギーとなる脂質の数値を出す必要があるので
タンパク質と脂質とカロリーから割り出します。

ペットフードの計算式の値ではカロリー 394kcal/100gとなっていますので

タンパク質38%×3.5=133
脂質 18%×8.5=153

でカロリーが394なので

394-(133+153)=108
108÷3.5=30.85

というわけで脂質は31%以下という結果になります。

ちなみにハローというドッグフードを以前紹介しましたが
このフードメーカーは消化吸収率がかなり良いと自負しておりますので
計算式の値も人間同様の数値で計算しているそうです。

ドッグフードのハロー販売開始!高評価な理由を分析してみた

オリジンはどうかはわかりませんが
人用の値で計算してみるとどれだけ変わるか見てみましょう。

先ほどの計算で出そろった数値で計算すると

  • 粗たんぱく質 38%×4=152
  • 粗脂肪 18%×9=162
  • 脂質 31%×4=124

となり各値の合計からカロリーは438kcalとなりますから
約11%の違いとなるわけですね。

もしオリジンが人用の計算式の値を用いていれば
今度は脂質の値が変わってきますので
31%ではなく約20%になります。

約3分の2になるのですからこの違いは大きいですね。

消費者からすればカロリーの計算式で用いられる値は統一するべきと思うでしょう。
表示義務となっているのですから重要な値のはずです。
それなのに明確な規定がないのはおかしいと思います。

最後に

久しぶりの更新になってしまいましたが
今回は(いつも?)あんまり面白くないし
大して役に立たないし興味もないと思ったかもしれませんが
この話をしておけばグレインフリーをおすすめしない理由を
栄養学的に理解してもらい安くなると思ったのです。

というわけで次回は僕がグレインフリーをおすすめしない理由を
以前よりもわかりやすくお話ししますね。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

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