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猫に与える水はどんな水をどのくらい?猫の水分摂取の為の話

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ペットショップチロルの息子です。

猫はもともとあまり水を飲む生き物ではありませんが、水分が不足する事により様々な病気を引き起こすことになります。

腎臓病や下部尿路疾患は高齢になるにつれリスクが高まり、12歳以上の猫の90%以上が腎臓病を患っているとの報告もありますし、膀胱炎なども犬に比べれば発症する確率がかなり高く注意が必要です。

しかし逆に言えばそれ以外の病気のトラブルは犬に比べると少ないので、適切な栄養管理と新鮮な水をしっかりと飲ませることが出来れば、健康面でのトラブルは避けられる可能性が高いということです。

そこで今回は猫と飲み水の与え方について考えてみたいと思います。

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猫が水をよく飲む時は病気の疑いあり!

以前犬と猫の食性の違いを紹介しましたが

犬が雑食になり猫が肉食なままの理由を進化の過程から考察した

で話したように祖先が砂漠に住んでいたリビアヤマネコですので、犬よりも飲水量が少ないのは普通の事です。
初めて飼う動物が猫であれば気にならない方もいますが、犬を飼っていた方が猫を飼うとその違いに驚くことがあります。

祖先からの特性を受け継いだ猫は乾燥した環境下でも水分を無駄にすることなく生活する事に優れており、少ない水分に老廃物を凝縮し尿として排出することが出来ます。

猫の水不足は腎不全の予兆?

体の機能から猫は普段から水をあまり飲まない傾向にあるので、飲水量が増えたとなれば病気の疑いが出てきます。健康体の猫であれば少ない尿でも老廃物が排出されますが、多飲多尿という変化がみられた時は糖尿病、甲状腺機能亢進症、腎臓の機能不全が考えられるでしょう。

猫の死因の75%以上は慢性腎不全と言われていますので一番可能性が高いのは腎不全と言えます。

そして腎臓も尿をろ過する為のネフロンが75%以上失われると正常な機能を果たせなくなります。
多飲多尿が示す病気は腎臓病だけではありませんが、いずれにしても普段と違う行動や症状は何かのサインです。いつもと違う様子が見られたら早目の診察を受けることをお勧めします。

猫に水を飲ませたいならこんな工夫を!

猫に水を飲むようにお願いしても聞き入れてもらえません。水は無味無臭ですから様々な工夫をすることが必要です。中には匂いや温度や水の特性に興味を持ち、変わった方法で水を飲む猫たちもいます。

猫は水を蛇口から飲む

蛇口から出る水は動きがあり音を発しているので猫の興味を惹きつけるようです。透明で光が反射してキラキラとしているのも魅力的に見えるのでしょう。咥えて確かめようとしたり、触ろうとしたりして濡れた手を舐めたりしているうちに飲むことを覚えてしまう事があります。

猫は窓の水滴や食器の水滴を舐める

祖先の遠い記憶や本能的な行動とも言えます。
乾燥した砂漠地帯では池や湖などは珍しく、溜まっている水を飲むという状況は少なかったのでしょう。砂漠は寒暖の差が激しい事でも知られていますが、そうした温度差で空気中の水分が植物などの葉の裏に水滴となって付く、いわゆる夜露や朝露などの現象から水分を摂取していた可能性もあります。

猫は風呂場の水が好き

中には水よりもお湯を好む猫も少なくないようです。
体温に近い方が吸収率も良く体にも良いのですが、そうした事を身体が理解しているのかもしれません。またお風呂の残り湯などは飼い主の匂いが移っているのでしょう。猫は脂の匂いに反応をしやすいので飼い主の皮脂の臭いを感じ水を飲むようになったと考えられます。

猫は飲み水の味や匂いに反応する

前述の風呂場の水を飲む理由から別の場所の水を飲むことも確認されています。台所の洗い物などを付けておいた水や濡れたしゃもじなどを舐める事がありますが、食べ物の匂いや味がする水や、しゃもじについたデンプンの糖分の甘みを感じたのでしょう。

猫は犬程味覚は敏感ではありませんが、犬よりも好みははっきりしています。匂いや味の好みがわかれば工夫して飲ませる事も出来るでしょう。ただそれに慣れてしまうといざという時に困ることもありますので、あまり手の込んだことや入手が難しいものなどで匂いや味を付けるのはやめておいた方が賢明です。

猫の飲み水にミネラルウォーターはNG?

犬や猫の飲み水に水道水ではなくミネラルウォーターを上げるべきかどうか、と時々聞かれることがありますが、基本的には水道水で問題ありません。ミネラルウォーターも種類によっては猫にあげるべきではないものもありますので注意が必要です。

猫の飲み水は硬水よりも軟水を選びましょう。

例えばコントレックスやゲロルシュタイナーなどは硬度がかなり高く、猫に与えるには不向きなミネラルウォーターです。
水の硬度はマグネシウムやカルシウムが含まれている量で変わりますので、結石の原因となる物質を摂取する事になります。

もっとも水の硬度だけが問題となるわけではありません。硬水を飲むと結石や腎臓病のリスクが高まるという単純な話であれば、コントレックスやゲロルシュタイナーの採水地周辺の猫はそれらの病気の発症率が圧倒的に高いということになります。

ヨーロッパではミネラルウォーターと呼ばれる水は採水地の水をそのままボトリングしており、殺菌処理をしてはいけないという決まりがありますから。
それでも軟水を与えるにこしたことはありません。硬水でも問題は無いということがはっきり実証されたわけではありませんし、ミネラル成分が結石の原因になるのは事実ですから。
清潔で新鮮な水にこだわる方ならミネラルウォーターを与える事は自由ですが、浄水器を使った水道水の方が向いているのは事実です。

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猫に最適な水の硬度は?

WHOの基準では、硬度が120mg/l以上を「硬水」と定めています。一般的には、硬度0~100mg/lを軟水、101~300mg/lを中硬水、301mg/l以上を硬水に分けられます。
基準から考えれば軟水は100mg/l以下ですが、猫の為には~60mg/l程度が最適でしょう。東京の水道水の硬度が60㎎/l前後と言われていますが、数値から見れば問題はありません。

猫に飲ませる水はウォーターサーバーがおススメ!

猫に軟水が良い理由は人間にも軟水が向いていると言えますのでおススメの水をご紹介したいと思います。

コスモウォーター 古都の天然水 硬度:30mg/l


硬度は水道水の約半分です。

コスモウォーターは初期費用や送料も無料ですので、掛かる費用は飲む分の水代だけです。
ボトルの設置位置が足元という設計が女性や高齢者におすすめ出来るポイント。

コスモウォーターの天然水は3つの採水地の水を選ぶことができます。

下記は古都の天然水です。

ボトル単価 12L 1,760円(税込1,900円)
※500mlあたり 73.3円(税込79.1円)

フレシャスデュオ 富士の天然水 硬度:21mg/l


硬度は水道水の約1/3です。

フレシャスデュオも初期費用や送料が無料ですので、掛かる費用は飲む分の水代だけです。
約7㎏の軽量タイプのウォーターパックを入れてボタンを押すだけの簡単設置。

3つの採水地から選択できますが、それぞれに料金は違います。

ボトル単価 7.2L 1,080円(税込1,167円)
※500mlあたり 75円(税込81円)

猫の水の摂取量は一日どのくらい?

猫の場合は体重あたり50ml以上は多飲と言われますが飲水量が少ないのも問題です。
ドライフードにも8~10%程度の水分が含まれていますし、脂肪の代謝で作り出す水分がありますので、猫が必要とする適正な飲水量は20ml~50ml程度と考えられます。
ただし食事がウェットフードであればフードに含まれる水分は75%前後ですので、ドライフードとの水分差の65%分の水分は飲水量から引く必要があります。

猫の飲水量の測り方

まず同じ食器を2つ用意し同量の水を注ぎます。1方は猫が飲む水として、1方は自然に蒸発した分の水を計測する為のものです。
蒸発した分を計測する為の食器は猫が飲めないような工夫をするか見えないところに置くようにして下さい。

猫が1日に飲んだ水の量は、24時間後にそれぞれの減った分を計測してその差を求めることが出来ます。

猫の水を飲む量と病気の関係

もともと水をあまり飲まない猫ですが、ここ十数年で腎臓病や尿路疾患の患畜が増えています。これは食生活の変化によるものです。
猫は完全な肉食の動物で食性も犬とは違いますが、人との関係性や行動に自由がある点でも差があります。

数千年前から多くの猫は室内と外とを自由に行き来し、食べる物も鳥や小動物が中心で時に人間の残飯などです。つまり猫は必要な水分のほとんどを食事から補っていたのです。
その量は犬と比べるとわずかですが、わずかだからこそ割合は大きなものになります。

まとめ

猫に水を飲ませる工夫も必要ですが、食事から水分を摂取できるようにすることでも健康を維持することが出来ます。
犬や猫にドライフードを与える事は健康面を考えるとメリットよりもデメリットの方が大きいかもしれません。ドライフードでは必要な栄養成分は摂取できても、自然と食生活から必要な水分を得ることが出来る環境までをも再現するには至らないのです。

まったくもって自然の食物連鎖は良くできています。はたして現在の猫にとって人間が飼い主であることのメリットはあるのでしょうか?
その答えがあなたの望むものであるかどうかは良い飼い主になろうとする姿勢が語っているかもしれません。

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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