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梅雨の猫の病気に注意!この時期多い下部尿路疾患の3つの予防対策

投稿日:2017年4月20日 更新日:

ペットショップチロルの息子です。

梅雨時の猫は犬同様にとても体調を崩しやすいので、しっかりと予防対策をしないといけません。
季節の変わり目の不安定な気候に温度変化。そうした時期は人間も体調を崩しやすいので、どちらも気を付けたいものです。さて意外に思われるかもしれませんが、下部尿路疾患は梅雨にも起こりやすい病気です。

高温と湿気で精神的にも肉体的にも疲弊して調子を崩していると、些細な事でも大事になる事があります。しっかりと準備や対策は前もってしっかりと行いましょう。
今日は梅雨時の猫の為の話です。

猫が梅雨に病気になりやすい理由

5月に入ると夏に向け気温がぐんぐんと上昇していき、地球温暖化の影響もあるのか後半には真夏日も増えてきます。しかしそこに到来する梅雨。連日の長雨で急に気温が下がる「梅雨冷え」と呼ばれる減少が起こります。

冬のような寒さではないものの気温差が大きいので、体内水分量の少ない犬や猫は深刻なダメージを受ける事があります。
それまでの暑さと湿度にすでに体調を崩していれば要注意です。

高温多湿で体調を崩しやすい猫と違い、梅雨は菌にとっては最高に過ごしやすい季節です。肛門周辺に常在する大腸菌などの細菌がストレスや気候で弱った猫の身体に入り込み蝕んでいきます。

湿気や暑さに気を取られる時期ですが、寒暖の差が激しい時期でもあります。エアコンの冷えでも体調を崩すことがありますので、設定には注意しましょう。

この時期の急な寒さや冷えに猫は下部尿路疾患と呼ばれる膀胱炎や尿石症を引き起こすことがありますので、しっかりと対策をしておきましょう。

梅雨の猫のトイレ対策

猫のトイレを清潔に保つことで病気のリスクが下げられます。
雨が降れば仕事が休み。そうした職業の人とカメハメハ大王の息子は常に猫の様子をうかがう事が出来ますし、対処も可能ですので心配ないのかもしれませんが、猫の病気要望の為に仕事を休むことはできないでしょう。留守中の対策も考えなければいけません。

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1、梅雨時期の猫のトイレは清潔に!

多くの猫は清潔な環境での排泄を好みます。トイレが汚れていると排尿を我慢する事も考えられますので、菌が膀胱に侵入していれば膀胱の尿の水分と栄養で繁殖し、膀胱炎のリスクは高まります。当然トイレ自体も尿の水分で最近の温床と化している事でしょう。悪臭の原因にもなります。侵入経路を減らす事の意味も含めて、こまめな掃除をお勧めします。

2、梅雨時期は猫のトイレを増やす!

朝から晩まで家を空けるなどして猫を長時間独りにしてしまう状況であれば、排せつ物の処理が行えず清潔な環境を維持することは難しいでしょう。梅雨の時期はトイレの数を通常より増やすことで対応しましょう。可能であれば1匹に対して2つ、多頭飼いであれば匹数×1.5個は欲しいところです。我慢する時間を作らないことで病気のリスクを軽減させます。

3、梅雨でも猫が温まれる場所を用意しておく

気温がどこまで下がるかというよりも寒暖の差をあまり作らないという考えの方が正しいかもしれません。体内水分量の特に少ない子猫や高齢猫であれば心配なのは下部尿路疾患だけではありません。内臓の冷えから嘔吐や下痢を起こすこともあります。
こまめに天気予報を確認し、最高気温と最低気温は確認しておきましょう。特に晴れた日から雨の日への気温の変化には注意して下さい。
場合によってはヒーターなどが必要になるかもしれません。

まとめ

冬に多い下部尿路疾患ですが、梅雨の冷えでも起こりやすいと言われています。人間では感じられない程度の冷えでも、体の小さな猫では影響は大きいのでしょう。体重が3㎏であれば人間の1/20しか水分を保持していませんから。

湿気の対策でエアコンの除湿が効き過ぎて温度が下がる事も気を付けなければいけません。留守の間に問題が起きると対処が遅れますから気を付けましょう。

梅雨の時期は注意する事がいっぱいです。

猫は梅雨が苦手!湿気の皮膚トラブルはちょっとした予防と対策から

で話したことにもご注意下さい。
病気は予防が大切です。

本日もお付き合い頂きありがとうございます。

-夏対策, 猫の話, 病気

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