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犬の散歩は必要な3つのしつけが済んでから!これだけは覚えておこう!

投稿日:2017年2月21日 更新日:

ペット屋の息子です。

犬をはじめて散歩に連れて行くとなれば犬は不安や恐怖から予期せぬ行動に移り事故が起こる可能性があります。そうならない為にしておくべき3つのしつけがあります。逆に言えばそれが出来ていなければ散歩には行けないと思った方が良いでしょう。

というわけで本日は散歩に行く前に教えるべき3つのしつけについてです。

 

犬を散歩に連れて行く前に教える3つのしつけ

犬自身に気を付けてもらう事は出来なくても、ある程度のしつけができていればいざという時に安心です。
犬の死亡事故のほとんどが散歩中に起こると言われています。

しかし散歩に行くことで学べることも多くあります。
家庭から外へと出た時に飼い主と犬の関係性がどんなものか確認できますし、またそういった関係を正したり、構築するためのチャンスの機会でもあります。
散歩は運動ではなく社会性を身に着けるしつけの機会ととらえましょう。

そのためにまずは大切な3つのしつけから始めましょう。

1、犬を散歩に連れ出す前に脚側行進をしつけよう

一番最初に教えるべきなのは脚側行進(きゃくそくこうしん)です
脚側行進は散歩の為のしつけだけでなく服従訓練の基本です。
原則として飼い主の左側にぴったりとついて、速度を飼い主に合わせて歩かせる様にします。この時飼い主の膝と犬の方の位置が平行になるように心掛けましょう。

脚側行進で犬を左側に付けるのにはちゃんと理由があります。
日本では左側通行となっていますので人とすれ違う時に、犬が他人に対して何かをすることが無いよう、飼い主が間に入る事で意識を向けさせないようにし、行動自体も抑制します。
有事の際に利き手を空けておくことができるのも大きなメリットになります。

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2、犬が散歩中に逃げ出してしまった時の為の呼び戻し

飼い主の合図で側に来るようにしつけておくことも必要です。
どんなに信頼関係が深かろうが、予想外の事態が起こることがあります。

散歩に出れば、周りには通行人や他の動物に車や自転車、そして障害物などが溢れています。普段聞きなれない音や見慣れない物に囲まれていれば神経質になり、とっさの事態に予期せぬ行動に出ることもあるでしょう。

いろんな経験をさせ慣らしておくことももちろん必要ですが、万が一の時には呼んだら来るといった基本的なことを学ばせておくようにしましょう。

この呼び戻しができないうちに犬を放してしまう事は絶対にやめましょう。犬の為にもなりませんし他の方にも迷惑をかけることになります。

事故などにあった場合に犬がケガや死亡することは悲しいことですが、こういった事故には相手がいることがほとんどです。
相手にも嫌な思いをさせることになりますのでしっかりとしたしつけを心掛けて下さい。

万が一見失ってしまった場合は保健所や動物愛護センター、警察などに連絡を入れましょう。
事故を起こした犬が保護されてもそういった機関では治療まではしてくれません。首輪や迷子札等で連絡先が分かれば良いですが、多くの飼い主は首輪のサイズをかなり緩めに付けていますので外れての逃走が非常に多いようです。とにかく見失ったら即連絡をして下さい。

3、散歩中に逃げた犬を待たせておくためのマテ

運よく逃げ出した犬が無事見つかったとしてもむやみに呼び戻したり、自分のもとに向かわせてはいけません。状況によっては危険な場合があります。
幹線道路や国道などの交通量の多い道路を挟んで対面した場合や、交差点などがあった際に、犬が走って向かってきたりすれば、自分の目の前で愛犬がはねられるシーンを目撃することになりかねません。

距離があり雑多な音で溢れた街中では、声だけの指示では伝わりにくい場合があります。
しつけの際には声符(ボイスコマンド)だけでなく視符(ハンドコマンド)も併用するように心がけるべきでしょう。

犬を散歩に連れ出す前のしつけの大切さ

散歩に出るという事は楽しみの一つでもありますが、犬にとってのリスクもないわけではありませんし、家庭ではないところで他者と触れ合う事にもなりますので、人間にとってのリスクにもなりかねません。

散歩で外に出る事で考えなければならないのが病気の感染源が増えることと事故にあう可能性の増加です。
病気の感染源が増えるのは、外出するからには避けられないことですが、ワクチン接種を行うことで感染の確率はぐっと減らすことができます。

 

しかし、事故や逃亡などに関しては飼い主が気を付けるしかありません。だからこそリスクを避けるために3つのしつけを行うべきなのです。

犬に交通ルールを教えることはほぼ不可能ですから犬の意識に期待しても難しいでしょう。

 

まとめ

今回は事前のしつけについて簡単にお話ししましたが、散歩の仕方によって今後の関係性や健康維持に大きな影響を与える事になります。
そういったことも少しづつお話していきたいと思います。まずはしっかりと散歩に行くための準備を整えましょう。

病気の感染のリスクもありますが、犬の社会化期を考えれば3ヶ月過ぎには散歩に連れて行くべきだと思います。

初めての散歩となれば犬もまだ幼いでしょうから、人に対して危害を加えるようなことはそう無いかもしれませんが、問題行動の引き金になる意識はいつの間にか育っているものです。

散歩に出るという事は、そういったきっかけのサインを見つけ出すことができる機会になるかもしれませんし、社会性を育てるうえでも大切なことでもあります。様々な経験をして学習し克服する機会を得て強くなる事ができますから。

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