ペットショップチロルの息子です。
本日は悲しいお知らせがあります。
タイトルのとおりブルーバッファロー製品は日本で購入できなくなるようです。
並行輸入のウィルダネスはまた個人輸入する方がいればネット上などで購入できるかもしれませんが
正規品のブルーバッファロー製品は今後の購入は難しくなりそうです。
とりあえず現在わかる範囲で情報提供したいと思います。
なぜブルーバッファローは日本撤退を決めたのか?
ブルーバッファローのフードをいつまで購入できるかの正確な日数はわかりませんが
ブルーバッファロージャパンに問い合わせたところ、10月いっぱいで日本から撤退するそうです。
先日紹介したウィルダネスという新商品が出たばかりですし、ホームページ上でも告知はありませんが、これは紛れもない事実です。
なぜ撤退という話になったかはわかりませんが、昨年秋頃にブルーバッファローはゼネラル・ミルズに80億ドルで買収されているので、ゼネラルミルズの判断と思われます。
ブルーバッファローは日本向けにBlueの成犬用超小粒を新商品として発売していますし、2019年4月に発売したウィルダネスシリーズも予想出荷個数の1.5倍ほどの売れ行きらしいので、ブルーバッファローの意図であるわけがないでしょう。
Blueの療法食を扱う動物病院も右肩上がりに増えて、ペットショップの数倍の件数と聞いていましたからそれなりにシェアも売り上げも伸びてきてはいたはずですから、こんな展開になるとは全く予想していませんでした。
ただ療法食は継続して動物病院で取り扱いが可能とのことなので、ホッとしました。
一般食への切り替えを考えればもったいない選択だとは思いますが決定は覆らないようなので仕方ありませんね。
栄養学的にも優れたユニークなフードだったのでとても残念です。
数あるフードブランドが淘汰されてもロイヤルカナンとブルーバッファローだけは確実に残ると考えていただけに残念です。
コストパフォーマンスとコンセプトからして代わりにおススメするフードが無いので本当に困りました。
日本での輸入販売の権利を別の会社に譲って販売続行となればいいのですが、どうやらその可能性もなさそうです。
ブルーバッファローのフード販売は在庫限りで終了?
とりあえず日本への出荷は10月までするそうなのでそれまでに欠品した分は再入荷されるとのことでした。
10月以降は入荷が無くなるのでそれ以降は在庫のみの販売となるため欠品=終売です。
とはいえ10月末にはなくなってしまう会社が販売している製品ですから、いくら購入可能とは言えユーザーにとっては不安は大きいでしょうね。
ブルーバッファロー製品のサポートについて
会社自体が無くなってしまうので10月末までのサポートはきっちり行いますとのことですが
それ以降のサポートは一切なくなるそうです。
10月以降の購入に関しては製品の不具合などについてメーカー保証やサポートは一切ないと思っていた方が良いです。
販売する当店としても理解いただけない方にはお譲りできません。
もちろん製品に問題があっての結果ではありませんので、犬や猫の健康に問題が出るわけでもなく与えるべきフードということもありません。ただ今後の入手が不可能となれば早めに別のフードの切り替えを考えないとならないですが。
ブルーバッファローから切り替えるならどのフードがおすすめなのか?
ブルーバッファローから別のフードに切り替えをと考えるとこれがベスト!というものが見つかりません。
結論から言えばロイヤルカナン、ヒルズ、ユーカヌバ、プロプランのいずれかをベースにサプリメントをプラスしてというのが一番かと思います。
前にもブログで話したような気がしますが、抗酸化作用の高い栄養価を残すというライフソースビッツの特性を考えれば、ナチュラルフードやホリスティックフードブランドをおすすめしたいところですが、最新の栄養学を考えたフードとブレンドしているわけですから、他のフード単体で替わりをというのはちょっと思い浮かばないですね。
ヒルズやロイヤルカナンと同じように療法食としても高い評価を得ているフードですから栄養学的な成分バランスもしっかりとれていますし、プロバイオティクスやプレバイオティクスの面では2社以上に配慮されています。さらに+ライフソースビッツの恩恵ありです。
栄養学的な面それに加えて栄養学的なフードの良し悪しと全く関係ない、原材料に何が使われているかも考慮すれば悩みは深まるばかり。ここ数年でプレミアムフードはグレインフリーに染まってきていますから、Blueに変わるフードは僕の知る限りありません。
とは言え入手できなくなりますから変更は必要ですね。
実際にはフードのパフォーマンスよりもマッチングのほうがもっと重要だと思いますから悲観的にならず、これを機会に色んなフードを良く調べて学び、よりよい選択が出来るようになると良いですね。
せっかくなのでちゃんと犬の様子を専門家に見ていただき、状態やなぜそのフードにするかを相談してみてはいかがでしょう?
ブルーバッファロー撤退についての感想
個人的にはブルーバッファローの撤退はもったいないとも思いますし、ユーザーにとっては迷惑な話でしかないなというのが正直な感想です。
フードはただの商品ではありますが健康を支えるという大切な役目を担っているわけですし、創業者の信念や製品にかけた想いがかすんでしまいましたね。
決定は覆らないようなので今更何を言っても仕方ありませんが、こうしたユーザーをないがしろにするような決断をしていては先がないと思います。業績が悪化してまたどこかに売られることになれば、その時は良い会社に買ってもらえると良いですね。
ブルーバッファローのフードは犬や猫というペットの健康を考えればこの上なくコストパフォーマンスが高いフードではありますが、種類や年齢、性別、去勢避妊は済んでいるかなど様々な要因で与えた結果は変わるはずですから、万能というわけでもありませんし四季の変化や気候も考慮すればなおさらです。
ペットフードとしてのデメリットはかなり解消できているフードとは言え人が調理した保存食にすぎませんから、これを与えていればうちの犬は一生健康で過ごせる!なんて盲目的に与えるべきでないことは他のフードと何ら変わりません。
犬や猫の健康を考えれば状態や状況に合わせて何にどう問題があるのかを探り、それに合った食事を与えるのが一番です。
食事なんて栄養が摂取できればそれでいい
なんて考える人が世の中には少なからずいるとは思いますが、一生を健康で過ごせる定食というものはおそらく存在しないでしょう。
今回の件も「とっても良くできたカロリーメイトだったのにもう日本では買えなくなるのか・・・」というような話です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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