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犬とキャンプがしたい!テントとコテージではどちらがおススメ?

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ペット屋の息子です。

今年の夏は愛犬とキャンプデビューしてみませんか?
自然あふれる環境でいつもと違う過ごし方をすることで新たな犬との付き合い方や楽しみ方が見えるかもしれません。

近年はグランピングという新たなキャンプの形が提唱され、アウトドアがより便利で快適に楽しめるようになりました。そのせいもあって犬を連れてキャンプというのもけして珍しいことではありません。日本でも海外のように少しづつ犬を連れて行ける施設も増え、行動範囲が広がってきました。
もちろんそうは言っても日本の家庭で飼育される犬のほとんどは小型犬で、野外で活動する事が得意な犬ばかりではありません。
というわけで今日は、キャンプをするならテントかコテージどちらがおススメか?というのを犬のタイプから考えてみたいと思います。

犬とキャンプするならテントとコテージどっちがおススメ?

キャンプと言えばぜひテントでというのが本音かもしれませんが、こればかりは犬の性格によっても変わりますし、敷地にテントが点在するようなキャンプ場で犬が同伴可能となれば周りにも犬がいる状況になります。
普段から他の犬とうまく交流が出来る犬であれば犬同士のトラブルは避けられるかもしれませんが、非日常の環境ですので飼い主との関係性が問われる機会でもあります。
犬のタイプによってはテントよりもコテージの方がおススメです。犬種の性質と性格をよく考えてみて下さい。

犬とのキャンプでテントを選ぶメリットとデメリット

テントでの宿泊はキャンプの醍醐味でもありますが、犬の動物的本能を刺激するにも最適な環境で、犬種によっては絶好の運動の機会でもあります。

また慣れない環境下であればこその犬との絆が産まれるかもしれません。決まったローテーションで過ごす日々の生活では犬が飼い主を頼るという場面は少ないかもしれませんが、キャンプとなれば話は別です。飼い主がリーダーシップを取るには良い機会になると思います。
犬の違った一面を見ることが出来れば、問題行動へ発展する前に抑制する為の準備が出来る事にもなりますし、犬の性格を深く知るきっかけになることもあるでしょう。

しかし良い事ばかりではありません。神経質な犬では遮音性や気密性が低いテント生活はストレスを感じやすいでしょう。犬の性格や家族との信頼関係も考慮する必要があります。
また様々な寄生虫感染、病気などのリスクが高まります。気温の変化も大きいので熱中症や夏バテにも注意が必要です。体調の管理・観察を怠らない様にしましょう。

初めてのキャンプでいきなりテントで宿泊というのはやはり心配な点が多く、犬にとっても飼い主にとっても最悪の思い出になりかねません。小さな物音や気配にいちいち反応して夜通し鳴かれたら周りの利用者にもいい迷惑です。最初は日帰りのバーベキューやコテージでの宿泊から慣らしてみるのが無難です。
特に非去勢のオスが集まることになれば、犬の性格しつけによって大きな問題に発展する恐れがあります。日頃から犬を犬として扱い飼い主との信頼関係を築いておくべきです。

自由運動が可能な施設やドッグランが併設されていれば、日中クタクタになるまで走り回らせておくことも安眠の為のコツかもしれません。

犬種の持つイメージが災いする事も

以前ドーベルマンを連れてキャンプに行ったことがありますが、獰猛というイメージが災いして子供連れの家族には不評でした。
性格も穏やかでしつけが完璧でも、知らない方から見たら脅威になりますから不用意近づいたり、リードを離したりしない様にしなければなりません。犬自身も未知の環境になればどう思いどう行動するかわからないこともありますし、相手が警戒したりしていれば犬も身構えてしまいます。
帰る頃には多くの方にかわいがってもらえるほど親密な関係になりましたから、犬種の持つマイナスイメージを払拭する事が出来たかもしれませんが。

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犬とのキャンプでコテージを選ぶメリットとデメリット

メリットとデメリットはテントの逆と考えて間違いありません。コテージであれば家と変わらず快適に過ごせますので臆病な小型犬などには向いていると思います。
逃走の危険なども少ないので、物音に驚いて逃げ出したりのリスクも少ないでしょう。多少吠えたとしてもテントよりも声も漏れないはずですし、他者の存在を感じにくい点が犬にとってメリットにもなり得ます。急な天候の変化なども心配なく過ごせます。

多くの場合ではテントよりも割高になりますので連泊となればそれなりに費用が掛かるでしょう。
利用者が多いコテージなら犬の匂いが残っていることも考えられますので、性格によっては犬が安心する材料になり得ますが、オスを連れて行くとなるとマーキング対策をする必要があります。

犬とキャンプがしたいという人が飼うべき犬種とは?

活動目的で犬を選ぶ方は日本では珍しいかもしれませんが、見た目のかわいさやサイズで選ぶよりもよっぽど失敗は無いと思います。
犬は使役目的に合わせて多様化した動物ですから

以前の

犬の毛色で性格も変わる?犬種のルーツからしつけを考える

を見て頂ければわかるように9G以外はアウトドア向きの犬ばかりです。ただ日本では圧倒的に愛玩犬を飼育する方が多いというだけです。
犬種グループから見れば選択肢は非常に多いはずです。

ただ日本のアウトドアシーズンは5月~10月が一般的で8月がピークとなっていますから

犬泳ぐ!ドッグプールが静岡にあった!運動やリハビリにいかが?

の冒頭で話したように、多くの犬は高温多湿の日本の夏を快適に過ごすことが出来ません。
もし夏にキャンプに出掛けるとなれば、海や川、湖でのキャンプかプールや水遊びが出来る事が望ましいでしょう。

以上の事を踏まえてキャンプに連れて行くのに最適な犬を上げるとしたら、やはりラブラドールが最適かもしれません。

ただしブラックのラブラドールは体色からして真夏の日差しを浴びさせるには酷でしょうが。

レトリバーだけあって泳ぎはお手の物ですし、水中でも体温を維持する事のできる機能を有しています。体内水分量もあり温度変化も少なく済むでしょう。
ダブルコートの被毛は皮膚に日が当たるのを防ぎますし、短毛の被毛が濡れても重さを感じるほどではありません。絡みついて後の手入れに苦戦することも皆無です。

こうして考えるとラブラドールの汎用性は非常に高く、世界で最も飼育頭数が多いというのも頷けます。

ラブラドール以外では個人的にはロングコートのワイマラナーを推したいところですが、入手が難しいという点があげられますので、一般犬種として考えればビーグルコーギーなどもキャンプを楽しむには適しています。ただ環境や状況によっては吠える事もあるでしょう。トラブルに発展しないようにご注意下さい。日本では入手が難しいかもしれませんが6Gの嗅覚ハウンドや7Gのポインターなどもおススメです。

ロングコートのワイマラナーは知り合いがブリーディングしてますのでお迎えになりたい方はご相談に乗りますよ。

まとめ

テントでもコテージでも犬とキャンプをするとなれば、準備する物は増えますしいざという時にも備えなければなりません。
出かける際には近くに動物病院があるところや犬を洗ったりできる設備があるほうが安心だと思います。
犬と楽しむ時間を増やすには飼い主の努力が必要になりますが、犬の楽しそうな姿を見ることが出来れば苦労のかいがあったと思えるでしょう。

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

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