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犬の毛色で性格も変わる?犬種のルーツからしつけを考える

しつけ

ペットショップチロルの息子です。

犬が様々な使役用途に合わせて作られた動物というのは皆さんもご存知でしょう。ほとんどの飼い主は自分の飼い犬の使役目的を何となくは理解していると思いますので、性格やしつけ方はそれを考慮して行っているでしょう。

しかしもう少し詳しく犬種の成り立ちを見ていくと、同じ犬種でも犬によってサイズやバランス、顔立ちや体色、そして性格にも違いがあるのがわかります。

同じ両親から産まれ同じ環境で育っても、兄弟とは思えないほどの違いが見られます。今日はその理由について各犬種毎のグループ分けと特性の話です。

犬の性格は遺伝する?

もし犬の性格が遺伝するかどうかと聞かれれば「する」と答えます。

多くの犬種は何かの使役の為に作られていますので、その行動を好む性格になっています。
狩猟犬であれば獲物を狩ることを好む性格ですから、小さな動くものに対して敏感に反応し、追いかけたり吠えたりするでしょうし、ゴールデンやラブラドールなどのレトリーバーは猟師が仕留めた獲物を回収(レトリーブ)する事が好きなのです。

飼い主が何かを教えたり競技や芸を仕込むためには、それに見合った犬種かどうかでも大きな差が生まれます。
得意不得意は体の大きさや体格で変わりますが、練習や学習に必要な努力を続けるためには、飼い主への愛情や信頼ではとても足りず、その行動を好む性格でなければ良い結果を得ることは難しいでしょう。
その目的の為に作られた犬種であれば外見の共通点だけでなく、性格にも共通点があるのです。

犬の毛色で性格も変わる?

体色と性格の関係性についてはあまり知られていませんが、性格が遺伝するなら当然色でも性格が変わります。分かりやすくミックス犬を例に挙げて説明しましょう。
最近ではマルプーという呼称が犬種のように扱われるまでになったマルチーズとプードルのミックスですが、例えばマルチーズの父親とレッドのプードルの母親との間に産まれた4頭兄弟で、体の色は白と茶色に別れたとします。
体の色が白い子は父親のマルチーズの血を色濃く継いだことが外見から見て取れますので、性格的にもマルチーズのように勇猛果敢で警戒心が強く飼い主に従順な性格になる要素を持っているでしょう。

対して茶色の犬は母親の体色を受け継いでいるのでプードルとしての性質が発現されるでしょう。知性的で活動的。明朗快活な社交性を持った犬になるはずです。

当然ですが犬種の成り立ちの過程でも、使役目的に合わせより優れた犬種を作り出すために様々な犬が交配に使われて産みだされていますから、外見的特徴や色が元になった犬種に影響を受けているのなら性格も継いでいると考えられます。もっとも性格は飼育環境やしつけで大きく変わりますし、同じ兄弟で同じ体色でも性格の違いはあります。同じ色に見えても遺伝子の組み合わせがすべて同じとも限りません。

犬の性格と種類の成り立ちを知ろう!

世界各国の血統書団体が主催するドッグショーでは犬の使役目的などでグループ分けをしています。犬種として公認されている犬は全てそのグループに該当しますので、そのグループを知ることで、どんな目的の為でどんな特性が必要だったのかを理解することが出来るでしょう。
多頭飼いを考える上でも参考になると思います。

シープドッグ & キャトル・ドッグ 1G(牧羊犬・牧畜犬)

スイスキャトルドッグは何故か2Gに分類されていますが、山岳救助犬的な使役目的もあり少しタイプが違うせいでしょうか。
このグループは牧場で羊や牛を管理する為に作出された犬達です。

該当する代表犬種は

  • ウェルシュ・コーギー
  • ボーダー・コリー
  • シェットランド・シープ・ドッグ
  • ラフ・コリー
  • ジャーマン・シェパード

です。

牧羊が始まった1万年ほど前から重宝されていた牧羊犬ですが、多くの方が意外に思うジャーマン・シェパードもこのグループです。この牧羊犬のグループには2つのタイプがあり、家畜を統率・誘導するタイプのウェルシュ・コーギーシェットランド・シープドッグと、シェパードのように家畜を襲う狼などを追い払うタイプに分かれています。

性格や特徴

非常に利口で働き者ですが、しつけをしやすいかというと微妙です。出来れば一般家庭で飼うべきではない犬達と言えます。その理由は使役の形態からわかりますが、彼らは自立行動型の犬で命令で行動するのではなく状況を判断して行動を起こすタイプの犬達です。牧羊犬として最も優秀と称されるボーダー・コリーが犬種の中で一番知能が高いと言われるのも頷けます。

加えて運動量が豊富なのも飼育が困難な理由の一つにあげられます。彼らの一日の運動量は人間で言えばフルマラソンに匹敵するものです。毎日の労働でそれだけの運動をこなすことを苦としないので、その欲求を解消する為の時間と労力を与えられるかどうかを考えていなければお互いを不幸にするでしょう。

常に気を張っていなければならない緊張を強いられる労働環境ですから性格的には活動的で生真面目と言えます。ストイックなアスリートと考えてみて下さい。あなたの生活のパートナーに選べる相手でしょうか?

ワーキング・グループ 2G(使役犬)

狩猟や牧畜以外の仕事をこなす犬達ですが、護衛犬、番犬、軍用犬、警察犬、救助犬などがこのグループに分類されます。大型犬が多い中ネズミ駆除や番犬として飼育されていたミニチュア・シュナウザーミニチュア・ピンシャーなどもこのグループです。

該当する代表犬種

  • セントバーナード
  • バーニーズ・マウンテンドッグ
  • ドーベルマン
  • ボクサー
  • ブルドッグ

性格や特徴

護衛や番犬向きな性格ですからとにかく忠実で警戒心が強い犬が含まれています。勇敢で物怖じしない犬種も多いので幼少期から人に慣らすことが大切です。飼い主以外に懐きにくいうえに、性格的な面から問題行動を起こしやすいのでエネルギーの発散の為の運動や遊びの工夫を考えましょう。

またセントバーナードやバーニーズ・マウンテン・ドッグなどは北方地域の山岳地帯で救助犬として活躍していましたので、暑さ対策が必要な点と相当な食事量になります。経済的な負担は覚悟して飼育に臨みましょう。

テリアグループ 3G(小型猟獣)

小柄ながらタフで勇敢なハンターがこのテリアグループです。ダックスフントと同様にアナウサギやアナグマ猟に使われていましたが、テリア種は古くから確立されていた犬種で、農場に被害をもたらす害獣の駆除の為の使役犬です。銃器が発達する以前からキツネやウサギなどを狩る為のテリア種はとても重宝されていました。

  • ジャックラッセル・テリア
  • ワイヤーフォックス・テリア
  • ヨークシャー・テリア
  • ケアーン・テリア
  • ウェストハイランド・ホワイト・テリア

性格や特徴

穴居動物を駆除する為には獲物の縄張りとなる巣穴に飛び込み捕殺するか、追い出して捕殺する必要があった為に勇猛果敢な性格が求められました。
家庭犬で飼育するのが困難とされる「テリア気質」はその使役目的において発揮される、俊敏な運動性能に判断力と知性、攻撃性の事を指し狩自体も犬単独で行われる為、独立心や好奇心も兼ね備えています。

全ての犬の体格や体重が同じであればテリアは最も強く逞しい犬と言えるでしょう。犬を知り尽くし時間と労力を持て余した芯の愛犬家が最後に求める犬種かもしれません。

ダックスフントグループ 4G(ダックスフント)

グループ分けすると非常にポピュラーな家庭犬でありながら特別な犬というのが不思議な感じですが、ダックスフントだけを4グループとして扱っています。近年JKCでもカニンヘンが公認犬種となり現在は3サイズ3毛種に分けられています。
日本ではトイプードル以前にブームを巻き起こし長らく飼育頭数1位を誇っていました。そのせいもあって営利目的のブリーダーの繁殖が盛んに行われ、骨格に問題のある個体が多く出回っています。

性格と特徴

ダックスフントは本場ドイツに倣い作業性を優先してスタンダードが決定されています。アナグマ猟やアナウサギ猟などの使役が目的ですから巣穴に潜り込めるかどうかの胴囲でサイズが決まります。
元々が猟犬であるために活発で活動的、巣穴から獲物を追い出す為に良く吠えます。

カニンヘン ミニチュア スタンダード
胴囲30㎝以下 胴囲35㎝以下 胴囲35㎝以上
※生後15か月以上経過時点 ※生後15か月以上経過時点 体重9㎏以下

毛質の差は純粋な使役目的の為のもので、ワイヤーヘアーは水をはじく被毛の必要性から、ロングコートはアナグマの反撃から体を保護する為、スムースコートは穴や藪の狭い中を進むのに被毛が絡まぬようにと目的や地域の特性に応じた変化なのです。
サイズは猟の対象となる獲物の違いですが、ダックスのサイズを固定化する目的と犬種の向上の為にアウトクロッシング(多犬種との交配)が行われました。時代背景も大きな理由の一つですが、ドイツ原産のダックスは、19世紀末からの戦争のあおりを受け犬種の作出が満足に行われず、人気も下降し近親交配や乱雑な繁殖で犬種の質が著しく低下しました。
そこで他犬種の力を借り、スムースコートはミニチュアピンシャーを、ロングコートにはパピヨンを、ワイヤーヘアーにはミニチュアシュナウザーを交配させて現在のダックスフンドの基礎が築き上げられました。

毛色だけではなくサイズや被毛の違いにもそうした関わりのある犬の特徴が生きている為、同じ犬種の中でもスタイルや顔立ち、バランスなの様々な点で違いがみられるのです。もちろん性格にも影響がないわけはありません。気が強く神経質なスムースコート、ロングヘアーは明朗快活、ワイヤーヘアーは知性的で忠誠心が高い。そうした違いを考慮して飼育に臨めばより良い結果を得られるでしょう。

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スピッツ & プリミティブ・タイプグループ 5G(原始的な犬・スピッツ)

島国などの独立した地域では、地域や環境に合わせ変化はみられるものの、古来から受け継がれた犬本来の野生の姿が保たれています。野生的な風貌と言えば祖先のオオカミに近いシベリアン・ハスキーですがもちろんこのグループに分類されています。9Gの愛玩犬に分類されそうなポメラニアンもこのグループです。

該当する代表犬種は

  • ポメラニアン
  • 日本スピッツ
  • シベリアンハスキー
  • 柴犬
  • チャウチャウ

性格や特徴

警戒心が強く神経質で主人以外を寄せ付けない傾向にあります。環境の変化を嫌う為、早くから様々な環境に慣らすことが必要です。しつけがきちんとできれば我慢強く忠実な面が良い結果になるはずです。
水に濡れる事を好まない犬も多い為、トリミングは困難かもしれません。必要かどうかではなくしつけの為にと幼少期から様々な事を経験させることが問題行動を起こさせないポイントです。

セントハウンド&関連犬グループ 6G(嗅覚ハウンド)

犬は野生動物の時代から獲物を狩ることを生業としてきた動物ですから狩猟が最も得意とする仕事です。犬を使った狩猟の形も様々ありますがこのグループは優れた嗅覚で獲物を追尾する猟犬です。
犬種中最も鼻が良いと言われるブラッド・ハウンドが分類されているグループで持久力と集中力に優れています。

該当する代表犬種は

  • ビーグル
  • バセット・ハウンド
  • ブラッド・ハウンド

性格や特徴

臭いの嗅ぎ分けに集中できるように耳が垂れている犬で構成されるセントハウンドは音に対しての反応は薄いようです。散歩や知らない場所ではひたすら嗅ぎまわってマイペースに探索を続けたり、臭いに釣られて急に行動を始めたりと散歩で振り回されることがあります。
しつけに関しては忠実で辛抱強く穏やかな犬種ばかりで、他の犬とも問題を起こしにくく子供ともよく遊ぶため、多頭飼いや家庭犬には向いていると言えます。

嗅覚を使い獲物を探索し吠えて獲物を追い詰めるといった猟をしていたので、非常に大きな声で吠えます。そのあたりが問題となる為、住宅密集地での飼育は犬の嗅覚を刺激し吠えるきっかけを与える事になりますので注意が必要です。

ポインティング・ドッググループ 7G(猟犬)

ポインターと呼ばれる猟犬たちは獲物を狩る為ではなく獲物の存在をハンターに知られる為の犬です。
獲物を見つけた際に姿勢を低く鼻先を突き出して片足を上げる仕草は名前の由来にもなっており、セターは獲物の前に伏せの体勢でしゃがみ込みます。

該当する代表犬種は

  • アイリッシュ・セター
  • イングリッシュ・セター
  • イングリッシュ・ポインター
  • ワイマラナー

性格や特徴

大型の犬種が多く、アウトドア好きの活動家には最適の犬種で、美しくしなやかな体は犬本来の魅力にあふれています。性格も穏やかで人との交流を好む傾向にありますので家庭犬向きの性格です。

勤勉で実直な性格で知能も高いのですが、応用はやや苦手な様で新しいことを覚えるのに時間が掛かる傾向にあります。しつけは今期と努力を怠らなければしっかりと答えてくれます。
猟犬としての本能が強いので小動物や動く物に興奮しやすい為、家庭犬として最適かどうかはは飼育環境によります。

 レトリバー~ウォータードッググループ 8G(7G以外の鳥猟犬グループ)

水鳥の猟などに用いられた猟犬のグループです。当店で専門的に繁殖しているイングリッシュ・コッカー・スパニエルもこのグループに属しています。7Gの猟犬よりもがっしりした体格の犬が多く、主に獲物の回収作業の為に利用されます。
スパニエルは草むらや藪・茂みなどの獲物を追い立てたり湿地帯の水鳥の回収作業などを担当し、泳ぎに長けたレトリーバーは水辺や水中での回収作業を担っていました。

該当する代表犬種は

  • ラブラドール・レトリーバー
  • ゴールデン・レトリーバー
  • アメリカン・コッカー・スパニエル
  • イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

性格や特徴

世界で最も多く飼育されているラブラドールがこのグループで、サイズや学習能力に加え環境適応能力や調和を好む性格は、人々の生活のパートナーとして最適な犬と言えます。しかしそれも犬の行動欲求を満たす飼育環境があってこその話ですので、非常にエネルギッシュな成長期にはその力強さと運動要求量に根を上げてしまう方も多いようです。

もとは獲物を回収する作業犬である為に、何かを咥えて持ち帰るという行動から問題行動を起こすことも考えられます。満たされない欲求から甘噛みやいたずらなどに手を焼くことになりかねません。家庭犬として育てるには多くの時間と労力を必要とする犬種と考えて飼育に臨みましょう。

トイグループ 9G(愛玩犬)

多くの一般飼い主が飼育する愛玩犬がこのグループです。キャバリアなどはスパニエルではありますが、猟犬から作出された愛玩犬としての扱いになります。使役の為ではなく容姿の愛らしさや美しさを楽しむ為の犬ですから、他の犬種に比べると作業性能や学習能力には差があります。

犬が本来の仕事である家畜や狩猟から、かわいがる存在へと関係が変化したのは1600年代からです。ヨーロッパの王侯貴族や中国、チベットの皇帝や高僧がかわいがる目的で犬を飼育する様になりました。文明の発展と共に一般家庭でも、犬は使役の為ではなく愛玩の為の飼育に変わっていきます。

該当する代表犬種は

  • チワワ
  • パピヨン
  • シーズー
  • マルチーズ
  • トイ・プードル

性格

このグループの犬はいわゆる抱き犬で、甘え上手で大人しい犬ばかりですが、飼育目的が愛玩ということもあり命令を聞くという意識は薄い犬ばかりです。命令を理解はしても行動をしようという気持ちになりにくいので頭が悪いと思われることもあるようです。

ただでさえ主従関係を理解しにくい性格ですから甘やかせばつけあがります。また分離不安なども起こしやすいので、性格を理解した上できちんとしつけを行わなければ飼いやすい犬ではなくなってしまいます。

サイトハウンドグループ 10G(視覚ハウンド)

数ある猟犬の中でも視力・走力に長け、発見した獲物を脚を使って追いかけしとめる猟犬です。筋肉質で細く締まったしなやかな体はまさに機能美の集大成。犬種中最速のグレイハウンドは時速60㎞~70kmと馬並みの速度で疾走が可能です。
500m先の獲物の動きも見逃さず、俊敏な動きで獲物を狩る姿は躍動感に溢れ感動モノの美しさです。

該当する代表犬種は

  • アフガン・ハウンド
  • ボルゾイ
  • サルーキー
  • イタリアン・グレイ・ハウンド

性格や特徴

ボディバランスや姿勢が良く美しい姿で気品に溢れた見た目ながら野生の本能を持ち合わせています。自己判断で獲物を狩る自立行動型の犬達ですので、牧羊犬のように独立心が旺盛で神経質な面もありますが、落ち着いた環境では穏やかで吠える事も少ない点で性格に違いが見られます。
とにかく見つけたら追うという特性のみを引き出した犬達ですので、家庭で必要なしつけに対しての学習意欲は低く、走ることへの欲求が強い為家庭での飼育は非常に困難です。小さな動く物に対しての好奇心や興味が強いので、飼育環境や家族構成などによってはストレスを感じ問題行動を起こすことも多いでしょう。小型のイタリアン・グレイハウンドでもその特性を持ち合わせていますし、子供と遊ぶことは苦手な性格ですのでトラブルにならない様に目を離さないことが必要です。
トリミングの面では経済的ですが、皮膚や被毛の管理には気を使うでしょう。特にアフガンハウンドは長毛種ですので手入れの面でも気を使いますから美しく健康的に飼育する為には覚悟と労力と経済力が必要です。このグループの大型犬種を飼育するのは上流階級や貴族のステイタスとも言えるでしょう。

目で獲物を追うため、貌の正面に目があります。走る為に特化した体は流体力学の点からみても非常に理にかなっていて、頭は小さく細身で正面からの空気抵抗が少なく、足の長さと体の細さが高速で走る為には必要なのです。また長距離を速く走る為に心肺機能も発達していて体重や体積に比べると大きな肺や心臓を持っています。その半面で胃捻転などの疾患は多いので注意が必要です。

まとめ

こうしてグループに分けて考えれば使役用途から性格面もわかりますので、犬種選びの参考になるかもしれません。

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で簡単に説明しましたが、自身の活動時間や内容もしっかりと考慮しなければお互いにストレスを抱える事になりますし、犬の行動が近隣住民とトラブルになることも昔より増えてきています。自身の好みだけでは犬を選ぶ事は出来ません。またしつけを行う際にも犬の成り立ちや特性を知ることで失敗やお互いのストレスを回避できるでしょう。

犬種中最も頭が悪いと言われてしまったアフガンハウンドもその特性を活かす環境においては優れた才能と身体能力を発揮し、犬自身の行動欲求も満たされるので問題行動の抑制は十分にできるはずです。
人間にも言える事ですが、自分の持った個性や能力を活かせるかどうかは本人の努力だけではありません。周囲の環境や理解も必要です。そうした事の学習にもなる点で犬を飼育することは有意義と言えます。

 

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