フード 悩み

犬の肥満を気にするなら大切な時期があるので気を付けよう

投稿日:2017年2月18日 更新日:

ペット屋の息子です。

近年、犬猫の肥満が増加傾向にあるようです。
動物にとっての肥満は皆さんが思うよりも深刻な状態です。これも家畜化の弊害とも言えますが、野生動物の世界では肥満はありえません。
野生動物にとっての肥満とは死亡のリスクを高めるバッドコンディションなのです。

草食動物は肉食動物から逃げ切る為に、肉食動物は狩りの成功率を低下させない為に、最高のパフォーマンスを発揮できる状態を保とうという本能からなのでしょう。
肉食動物には獲物を奪い合う同族の競争相手もいますから、より必死なのかもしれません。まさに脂肪率の増加は=死亡率を高めるという事ですね。

犬猫の肥満は家畜化の弊害

ペットの犬や猫はそんな環境とはほぼ無縁状態にいますから、肥満傾向にあるのも頷けます。
またここ数年で、飼育環境が外飼いから室内飼いへと変わってきていますので、飼い主とのコミュニケーションをとる機会が増えた為に、犬猫の要求に応えて栄養過多にしてしまいがちです。
さらに以前

犬の餌の量や与え方は計算式や給餌量の表だけでは絶対に失敗する!

で説明した様に、体温と気温の差が少ないせいもあり、消費カロリーが低下したからという点も挙げられます。
肥満という問題の原因はある意味、その犬や猫がペットであるという証明と言えるのかもしれません。

フードを食べない悩みと共に、肥満の悩みは相談件数の多い問題です。

ようは食べさせ過ぎるという事なので、飼い主の意識でどうとでも変わりますから、食べないという悩みに比べれば悩みの内にも入りません。しかし肥満を解消することはなかなかできないようです。
そもそも簡単に犬や猫を痩せさせられる飼い主なら、最初から肥満にはしてません。結局太らせてしまう飼い主に、餌やおやつの制限を訴えても簡単にはいかないのです。

というわけで、肥満問題を深刻化しないために太りにくい体質にしてしまうという方法を提案します。

犬猫の肥満対策の為の大切な時期がある

ある時期の間の食事量や与え方で肥満になりやすいかどうかが決まります。
人間にも同じように大切な時期がありますが、犬猫は清吾4ヶ月~5ヶ月の間と言われています。

そもそも肥満とはどういう状態なのかというと、脂肪細胞に過剰な脂肪が蓄積した状態の事を指し、犬では適正体重から15%以上、猫では20%以上オーバーした状態を肥満と呼びます。
現在では飼育下の約1/3の犬猫が肥満または肥満予備軍とされています。

もちろん病気による肥満もありますが、健康体であれば肥満になる理由は、消費カロリーを上回るほどのカロリーを摂取するからで、これはどんな動物でも変わりません。

肥満にも種類があり、肥満細胞がより多くの脂肪を蓄えようと肥大化する「細胞肥大型肥満」と脂肪細胞が増殖して肥満になる「細胞増殖性肥満」の2つに分類されます。
犬猫は生後4ヵ月から5ヶ月の間に肥満になると「細胞増殖性肥満」になります。
過剰な栄養供給が通常の状態であるのなら、今のうちに脂肪を蓄えやすい身体にしようという生存本能なのでしょうか。
一度脂肪細胞が増えてしまうと減少することはありませんので、この時期の食事量は非常に重要かつ難しいのです。
成長に合わせて増やさなければいけませんが増やし過ぎても肥満になりやすい身体になりますから。

犬猫の肥満細胞が増える時期を利用し拒食の被害を最小限にとどめる

肥満同様の食べない悩みは犬種の差や環境にあると

犬がエサを食べない時にフードを変えることで問題が深刻になる理由

プードルが餌を食べないのは犬種的な特徴なのかもしれない

でも考えを述べさせて頂きましたが、そういった犬種等はこの時期を利用して太りやすい体質にしてしまう事で、被害を最小限にできるかもしれません。
太りやすい体質という事は痩せにくい体質でもありますので、食べる量がわずかでもエネルギー源を確保できるのはメリットと言えるでしょう。
ただし肥満細胞が蓄えるのは脂肪のみですから、たんぱく質や炭水化物の不足は解消できません。
高タンパク低脂肪のフードを与える事でバランスを取りましょう。主原料が鹿肉のフードなどはおススメだと思います。

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犬猫の肥満は避妊・虚勢後にも起こりやすい

避妊や去勢後にも肥満が起こりやすいと言われています。
子宮や精巣を除去してしまうと、生殖細胞の生産の為のエネルギーは必要なくなりますが、性ホルモンの分泌量の変化からバランスが崩れ、食欲は増進すると言われています。
肥満という観点から見れば避妊・去勢のデメリットは少なくありません。

ちなみに食事量を減らすことで必要な栄養価も不足することがあります。食事は減量用や適正体重の維持できるフードに変更しましょう。

まとめ

肥満の原因のほとんどが飼い主によるものと言っても過言ではありません。
愛情が災いして愛犬愛猫が健康を損なっていくのは見ていて非常にもどかしいものがあります。

面白いもので、特売のナショナルフードを与えている飼い主ほどおやつなどを大量に買い込んでいく傾向にある気がします。
そして餌を食べないけどおやつは食べるというようなことも良く聞きます。

でもよく考えてみて下さい。100g380円のおやつをあげるという事は1㎏で3,800円のおやつをあげているという事です。ドッグフードやキャットフードだってそこまで高額な物はそうありません。
おやつしか食べないとかこのフードしか食べないという犬や猫も、その物自体は飼い主が与えない限り求める事は無かったはずです。
肥満に限ったことではありませんが、改善よりも予防を気を付けましょう。

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