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失敗しない子犬の選び方!生涯飼いやすい犬を選ぶ5つのポイント!

勝手な考察

ペットショップチロルの息子です。

もしこれから犬を飼おうという人がいたら、ほんの5分だけお付き合い下さい。その5分で将来後悔しないための子犬の選び方を学ぶ事ができると思います。そうすれば高額な費用と時間が無駄にならなくて済むかもしれません。

それに飼ってしまってから後悔しても命ある生き物ですから放棄することもできません。どんな買い物よりも慎重になるべき話ですから。

子犬の選び方は健康・骨格・性格・将来性・価値が重要!

と結論から言えばこの5つです。特にペットショップで犬を選ぶ時は非常に重要な項目です。

そもそも

失敗したくない!
病気もしないで健康で長生きする飼いやすい犬が欲しい!

というなら話は簡単です。
ドッグショーに言ってその日に優勝(BISを獲得)した犬を買ってしまえばいいのです。もっとも金額は高級車と同じかそれ以上ですが・・・

といっても現実的には難しい話です。しかし、上記のような条件で犬が欲しいとなったら成犬を迎え入れる方が失敗は確実に少なくなります。その点だけは間違いないでしょう。

それでも成犬ではなく子犬を選ぶということなら失敗する確率は跳ね上がります。さらにペットショップでとなればリスクはさらに倍増するでしょう。
以前にも犬を購入するならペットショップかブリーダーかで記事を書かせて頂きましたが

犬猫を飼うならどっちがおススメ?ペットショップOrブリーダー
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どちらにもメリット・デメリットがあります。今回紹介するポイントはどちらで犬を選ぼうとも考慮するべき点ですから、覚えておいて損は無いでしょう。

1、子犬の選び方は健康かどうかが重要!

当然ですが動物ですから体調が悪い子犬を選ぶ事は自殺行為です。もし気に入った犬がいたとしても食欲が無かったり、軟便や下痢をしているようならけして購入してはいけません。
良く寝て良く遊ぶ犬であればまず心配はありませんが、可能であればフードの食いつきや便の状態は確認してからにしましょう。

健康かどうかは体つきにも現れます。

食欲があっても痩せている犬は要注意です。衛生的な環境で育っていない子犬はコクシジウムやジアルジア、トリコモナス、回虫、瓜実条虫などの寄生虫がいる可能性があります。駆虫すれば問題ないというショップやブリーダーもいますが、そうした衛生面で問題がある管理をする人間は、栄養管理も疎かにしている可能性もあり、両親の犬の犬質や管理も行き届いていないかもしれません。質の悪い両親から生まれた子犬であれば遺伝的な問題を抱えている可能性もあります。

購入の前には必ず個体に触れるべきですし、可能な限り多くの同犬種を比較して下さい。

肉付きや皮膚の疾患がないかどうかやフケの有無
目の輝きや白めに充血が無いか
鼻に潤いがありカサカサしていないかどうか
歯並びや口臭、口内粘膜の荒れがないか。歯茎がピンクかどうか(白い子犬は低血糖の可能性あり)
爪に線が入っていないか、断面がカサカサしたりボロボロしていないか
肛門が炎症していないか、しっかりとしまっているかどうか

肉付きが良く体重のある健全な発育状態の子犬を選びましょう。

2、子犬の選び方は骨格形成が正常かどうかが重要!

犬種毎にスタンダードが違いますから正しい骨格形成かどうかの判断は難しいかもしれませんが、小型犬や中型犬の一般犬種に共通して言えるポイントをご紹介しましょう。
画像や動画を参考に比較してみて下さい。ペットショップの犬は寝ていることが多いのでわかりにくいかもしれませんが立ち上がった姿勢や歩いている姿が見られればわかりやすいと思います。

 

背中がまっすぐかどうか

ほとんどの犬種では背中がまっすぐなのが理想と言えます。

グレイハウンドなどは背中がやや湾曲してお尻が落ちている姿勢の走る為に特化した体型ですので除外しますが、背中がまっすぐになるように立てない犬は身体的欠陥がある犬や発育に問題がある犬かもしれません。性格的な問題でもあるかもしれませんが、しっぽを立てているならそうではないでしょう。

かかとが地面と垂直かどうか

犬の飛節(ひせつ)という人間で言うかかとは地面についておらず、ひじの様に見えますが、この部分が地面に対して垂直であると良いでしょう。

後肢の筋肉が未発達だったり、膝や股関節に問題があることも考えられます。滑りやすい環境で育ってもこうした立ち方になりやすいですし、子犬のほとんどは正しい立ち方ができません。訓練で筋肉や姿勢を身に付ける必要があるからです。これをクリアしているなら良い犬質を持った犬である可能性が高いでしょう。

姿勢が左右対称か

立っている姿勢を前から見た時に左右非対称になることはまずないと思いますが、そんな子犬は問題外です。上から見て背骨に歪みが確認できるか、関節や靭帯に何かしらの問題があるかもしれません。左右の脚の長さが違う事も考えられます。コリやゆがみがあってもそうなりますが、元々の欠陥であれば後々大変な問題に発展するでしょう。手術で治療が可能ならまだいい方です。

理想は前脚に後ろ脚が隠れるか、後ろ脚の膝が外側に均等に少しはみ出ているかです。
横から見た時にも左右の前脚、後ろ脚の前後が揃っているかもポイントです。特に後ろ足が揃っていれば理想的です。

つま先の向きが前を向いているか

関節に歪みがあるとつま先が前を向かない事があります。バセットハウンドなどは肩幅よりも胸の厚みがあるので、丸太のような体型になり前足は湾曲しますから、つま先が外に向きがちです。一般的にはしっかりと真っすぐでつま先は前を向いているのが理想で、ダックスやコーギーでも同様です。

頭の重さを肩と前脚で支えられているかどうか

前傾姿勢で頭が下がっていたりすると頸椎を痛めたり、肩や首の筋肉にコリや歪みが出ます。その個体だけでの判別は難しいので、他の犬と比べるのが良いでしょう。触ってみて首の付け根の筋肉が他よりも固く張っていたら要注意です。

骨格形成に問題があるか栄養管理または環境によっても体のバランスが狂ったり歪みが生じたりすることはあります。ダメな例は

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で確認してみて下さい。

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脚の上げ下げや蹴り脚の向き

犬種や歩く速度などでも足の運びは違いますので言葉で説明するのは難しいものがあります。ショーのウォーキングの動画がありましたので掲載しておきます。

左右均等なのはわかりやすいでしょうが、後ろから見た時に蹴った足の裏がまっすぐ向いているかなども判別のポイントです。癖や走る方向などもありますので、多少のずれは問題ありません。成犬になると散歩で引っ張る犬は蹴り脚が全て斜めになり内側に向かっていることがあります。平行四辺形のように見えるとでも言いましょうか。犬をお飼いの方は散歩のときに確認してみるといいでしょう。

見ていて違和感やきれいじゃないと感じるかどうかです。子犬であれば下手なのは当然ですが、比較対象が多ければ癖や経験不足か健康的な問題かどうかはわかると思います。

3、子犬の選び方は性格が明るいかどうかが重要

飼い主との相性もなくは無いでしょうが、大人しい犬よりは明るく活発な犬の方がしつけはしやすいでしょう。活発でいたずらが好きな犬はにコミュニケーションを取ることや、何かを行う事を望んでいますから、欲求をきちんと解消してあげれば飼い主の命令をよく聞く犬になります。引っ込み思案でおとなしい犬は他者を受け付けにくく環境の変化や様々な要因でストレスを感じやすく、飼い主に依存したり神経質になり問題行動を起こしやすくなります。明るくて元気な物おじしない性格の子をお勧めします。

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で話したエネルギーレベルも考慮することをお忘れなく。

4、子犬の選び方は将来性が重要

フィーリングで選ぶ人が多いのが驚きです。

目があったから。
呼んだら来てくれた。

そうした理由で犬を選ぶ人はそうとうなお人よしなのでしょう。ペットショップで価格がついて販売されている犬は、全て図鑑の犬の様に素晴らしい成犬になると信じて疑わないのか、健康に差があると考えていないのか、とにかくショップやブリーダーから見ればいいお客様です。

当然ですが子犬から成犬になればサイズや見た目は大きく変わります。将来どんな成長を遂げるかを判断するのは難しいかもしれませんが、少なくとも今現在の容姿がかわいいかどうかは全く問題ではありません。かわいいかどうかは個人の主観であって犬の良し悪しではないからです。
ただ、良いブリーダーの犬は健康や性格はもちろん、容姿が良くなるかどうかも考えられていますので、見た目に美しければ健康である可能性は高いでしょう。

5、子犬の選び方は価値が重要

価格ではなく価値が重要です。
知識が無く痛い思いをしたわけじゃなければ子犬は一様にかわいく見えるものですから価格が安い犬を選んでしまうのはわからなくもありません。

お金じゃなく命だから。

そう言ったセリフを何度も耳にしましたが、高額な犬ともなれば50万円を超えますから実際はそうも言ってられないでしょう。
かといって価格が高ければいいというわけでもありません。なぜその個体にそれだけの価値があるか、他の犬とどう違うのか、それがしっかりと説明できるかどうかも良いショップ・ブリーダーなのかの判断材料です。

ブリーダーで親を見せられると納得してしまいそうになります。連れてきた犬が産んだかどうか、ましてやオスになれば父親かどうかなんてまずわかりません。そればかりは犬での判断ではなく信用の問題ですから。その犬に価格に見合う価値があるかどうか。それは個々の考え方や飼育の目的によっても違うかもしれません。将来性や生涯を共に過ごすにふさわしい犬かどうかしっかりと考えてご自身で判断するしかありません。
しかし価格が安いのに良い犬というのはまずありえません。可能性があるとしたら、

色柄のバランスが悪い
ケガがしっかり治らなかった
ショップで成長してしまった

という犬達です。
色柄は場合によっては疾患に繋がる遺伝的要因からそうなった個体なのかもしれませんので注意が必要ですが、けがは生活に問題がない見た目の問題であれば本人が納得するかどうかです。
大手のペットショップでは犬質に関わらず、育つごとに安くなるようですから、ごくまれに素晴らしい犬に巡り合えることがあります。不人気犬種などは特に。

成犬に近くなればなるほどサイズや容姿から犬質の判断は容易になりますので、子犬を選ぶよりは失敗が少ないでしょう。

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まとめ

ペットショップで多くの犬を見ていろんな話を聞いてブリーダーで購入するのが一番かもしれません。
ただ知り合いのショーブリーダーが「ベンツで来たら+10万円」と言っていました。その方の性格からすればあながち冗談とも思えませんね。
健康に問題がある犬を購入してしまったり、健康管理が難しい犬に当たると余計な負担が増えることはまず間違いありません。人間よりも病気や疾患の特定が難しく、サイズが小さいので治療も困難な場合もありますから。

安物買いの銭失い

そうしたことわざの意味を身をもって知った方は少なくないようです。
売る側に問題があるケースもありますが、買う側の知識や考えの甘さもまた問題になることがあります。いずれにしても最後まで良い付き合いができるよう覚悟を持って犬を選びましょう。

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