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失敗しない犬種の選び方と犬との付き合い方のコツ

しつけ

ペット屋の息子です。

今日は犬の選び方についてのアドバイスをしようと思います。

皆さんが犬を飼う時、もしくは飼った時はどうやって選んだのでしょう?

すでに飼いたい犬種が決まっていることが多いですが、容姿で選ぶ方がほとんどのようです。犬も犬種によって性格の違いは様々ありますが、猫と違い飼い主に従順で、犬種が違っても家族やパートナーとして楽しみを共有できるようなイメージをお持ちのようです。

多くの方は大きさや毛の長さの違いと色や外見の好み、そうした点で犬種を選んでいるのでしょう。

販売する立場から言えば、どの犬種を選んでも飼育は難しくありません。一般的に入手が容易な犬種は愛くるしい容姿で飼いやすい犬種だからです。そうでなければ普及しませんから。

しかし多くの方は飼育やしつけで苦労しています。

楽しい犬との生活が始まると喜んで犬を迎え入れたのにいつの間にか存在自体が悩みの種。そうならない様にするためには一体どうしたらいいのでしょう?

犬種選びや付き合い方を失敗しない1つのポイントがそれぞれにありますので、あなたにだけこっそり教えてあげましょう。

 犬種を選ぶならエネルギーレベルを意識しよう

犬種の特性の違いも影響していることは事実ですが、だからと言って全ての犬種の特性を理解して飼い比べてみるというのも無理な話ですし、飼育環境や個体差、色でも性格の違いがあります。

一番重要なのはエネルギーレベルの合った犬を選ぶという事です。

と言ってもわかりにくいでしょうから詳しくご説明します。

エネルギーレベルとは、運動や食事に対する欲求の大きさや、生命活動や行動で発散されるエネルギーの大きさを段階で表したものです。

飼い主と犬とのエネルギーレベルが合えば犬との生活は豊かなものになるでしょう。

エネルギーレベルが高い犬とは、一言で言えば活動犬という認識でほぼ間違いないでしょう。コーギーやボーダーコリー、ジャックラッセル、柴犬などは運動欲求が高い犬種です。

反対にエネルギーレベルが低い犬シーズーやダックスなどがあげられます。

もちろんサイズも無関係ではありません。大きさが変われば運動の距離や動く速さ・時間なども変わりますから。つまりサイズが大きく活発な犬になれば、運動要求量が高く摂取カロリーも増える為、飼育には相当の覚悟と経済力が必要です。
ジャックラッセルなどは小型犬の中でもエネルギーレベルが極めて高い犬種と言えますから、運動欲求を解消するのにそうとう手を焼くことになるはずです。

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でも話したように耳の形状の違いは結構重要で、犬種を選ぶ上で覚えていて欲しいポイントと関連性もあります。
イヌ科の動物の中で、成熟した個体で耳が立たないのは犬以外にありえないそうです。

耳が寝ている犬は音に対してそれほど注意を払わない為、多くの犬が穏やかな性質です。同サイズの立ち耳の犬種と比べてもエネルギーレベルは低いと言えるでしょう。

 飼い主の生活と犬の生活の違いを考える

犬の生活を行動で分けると食べる・動く・寝るの3つに分類されます。人間の場合には当てはまらない方もいますが、これは動物なら当たり前のことですが、良く動く犬は良く食べます。
もっとも消費した分のカロリーを摂取しなければやせてしまうのは痩せるのは人間も同様です。

睡眠に関しては人間との違いは大きく浅い眠りが8割、深い眠りが2割という人間と正反対の割合になっています。しかも犬は日中の安全な時間に深い眠りをとり、夜は浅い眠りの睡眠をとっているようです。

飼い主である人間が、日中働き疲れて帰宅すると、犬は日中寝て過ごし、活動しようと万全の体制で待ち構えているというわけです。

逆の事ももちろん言えます。

経済的に満たされて時間を持て余しているアスリートなどが、1日をアクティブに過ごそうとチワワやシーズーをパートナーに選ぼうというのは、犬からすれば遠慮したい相手です。
飼い主と犬のエネルギーレベルの違いはお互いを不幸にするでしょう。

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 犬との付き合い方は距離感が大切

犬との付き合い方のポイントですが、これには距離感が大切です。

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でも話したように犬は家庭にやってきた外国人のようなものです。

犬との距離感が近すぎることで問題が増えるのは人間関係も同様です。家庭の中に犬の縄張りを作ることで、同居するという関係から隣に住むという関係にしてしまうのです。
外国人と暮らすのは言葉の壁にお互いの文化の違い等で相当な苦労があることは容易に想像できるでしょう。しかし近所に住むといった関係性ならば少しは気が楽なはずです。

犬の知識や経験がある訓練士ならいざ知らず、犬とのコミュニケーションの取り方を正しく理解していない飼い主であれば、犬と過ごす時間が長い程、犬にとって誤解を与える機会を増やすことになるでしょう。そもそも飼育目的すら違うのですから。

人によっては犬に対し穏やかで毅然とした自信のある態度で信頼と安心感を与えることができるのでしょうが、そういった教師と生徒のような関係を築くには、知識と経験が必要です。
もちろん親子のような関係でもしつけは出来ないことはありません。しかし多くの方はかわいいとかわいそうを理由に、主従関係を確立できないでいます。

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でも話したように、子供の将来を考えて行うしつけが犬にもできるのならば、長い時間を共に過ごし正しいしつけを根気よく行って下さい。

犬種を知る事と飼う前の予習

犬の多くはドイツやフランス、イギリスといったヨーロッパが原産である事が多く、JKC公認犬のほとんどが特定の目的に沿って育成された犬種です。当然使役する目的に沿った性格と身体能力を持ち合わせているので、彼らの欲求を解消する為の運動やしつけのトレーニングは少なからず必要となります。そうした理解が無ければ問題行動を起こす機会は増え、お互いにとって不幸な結果になる事も考えられます。
選択する犬種が純血種であるのなら、犬種の歴史や成り立ち、使役目的などを十分に理解することは必要と言えます。

もしボーダーコリーコーギーなどの牧羊犬を飼うのであれば、彼らが命令を待たずとも羊や牛の群れを追い回し、一日のほとんどを走る事に費やしている事を忘れてはいけません。そうした環境を再現しなければならないとは言いませんが、満足するだけの運動量を与えられるかどうかは飼育を始める前に考えなければならない最も大切なことの一つです。

まとめ

犬よりも猫の話をしたいと思うのですが、猫の話よりも犬の話の方が楽なんですよね。猫よりも犬の方が理解していることも多いので。
飼い主の相談も圧倒的に多いし、自然と犬の知識や経験は増えました。
365日毎日長い時間一緒にいるのは犬も猫も同じなんですが、理解や知識量の差は何かと考えればやっぱり距離感なんだと思います。

もっとも最近は猫の繁殖も多く行われるようになり、新しい種類も増えてきました。猫ブームが巻き起こり、猫の扱いや飼育環境にも変化が表れ始めてますね。

猫もしつけができないという事は無いと思うのですが、なかなか難しいでしょうね。でもトラやライオンが芸をするのだからけして不可能ではないと思います。
猫を完璧に操れるようになったらSNSに投稿してメディア出演の依頼も増えるかもしれませんね。そうなれば猫の手も借りたいくらいに忙しくなるかもしれません。

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