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犬種ごとの特徴から食事や飼育の注意点を語る!トイプードル編

勝手な考察

ペットショップチロルの息子です。

あなたのトイプードルは健康ですか?

そう聞かずにはいられないほど
犬の状態に気が付いていない飼い主はかなり多いです。

特にプードルは人気犬種ですので飼育頭数も多いのですが
それに比例して健康上のトラブルも多いようです。

というわけでペットショップの立場から
プードルの特徴を考えた飼育や食事の管理の話をしたいと思います。

 トイプードルの特徴から栄養管理を考える

ぬいぐるみのような愛らしい容姿のトイプードルですが
いくらかわいいと言っても犬であることに違いはありません。

元々は使役目的で作られた鳥猟犬の1種ですので
それを踏まえた上での栄養管理や飼育管理が必要です。

まずは犬としての特徴を理解しましょう。

 トイプードルの特徴的な被毛を維持するための食事とは?

Alexas_Fotos / Pixabay

トイプードルの特徴と言えば独特のカーリーヘアですが
この毛は抜けることがほとんどなく伸び続けるので
その点を考慮した栄養管理が必要です。

全身を柔らかい被毛で覆われたプードルは
摂取したタンパク質の約30%が被毛の維持に使われてしまいます。

また皮脂の分泌が少ないのも特徴で
同じ鳥猟犬の中でもラブラドールに比べると約5分の1程度です。
(1㎠あたり3㎛)
体臭が少ないのもこのことと関係があるのでしょうが
逆に言えば皮膚の乾燥に注意が必要です。

つまりフードを選ぶポイントとしてはタンパク質量は多めですが
質の良い脂肪酸が必要なことがわかります。
個体差などもありますし、季節ごとの管理やカットでも変わりますが
他の犬種との違いとして覚えておいて損はないでしょう。

 プードルに多い心臓病を予防するための栄養管理

犬の中では寿命が長い犬種ですが
心臓病のリスクは高いと言われています。

遺伝的な要因がほとんどですが
だからと言って栄養管理で変わらないわけではありません。

DHA・EPAの摂取で炎症抑制や血栓予防を心がければ
結果はかなり変わると思います。

ドッグフードでは摂取しにくい栄養素ですから
トイプードル、特に高齢な子ほど鮪の油やアンチノールは
与えておきたいサプリメントです。

プードルが抜け毛の少ない理由

トイプードルがなぜ抜け毛が少ないかと言えば
シングルコートと呼ばれる1種類の被毛しか持たない犬種だからです。

犬の毛にはオーバーコートとアンダーコートの2種類がありますが
トイプードルの被毛はアンダーコートに分類されます。

抜け毛が多い犬(柴犬、シェルティー、ハスキーなど)は
ダブルコートと呼ばれる被毛を持っていて
換毛期にはこのアンダーコートが抜け落ちるようになっています。

ダブルコートの犬では換毛が起こると
オーバーコートと呼ばれる太く硬い毛が残り
皮膚に密接して生えている柔らかいアンダーコートが抜け落ちます。

しかしプードルはシングルコートですからオーバーコートがありません。
アンダーコートがオーバーコートの役割も果たしているからです。

簡単に言えばプードルのように長く伸び続ける毛は抜けません。
抜けないから被毛が長くなるのですから。

トイプードルの散歩や運動

user698 / Pixabay

垂れ耳で穏やかな性格の個体も多いようですが
狩猟目的で作出された犬種ですので運動量が豊富で
筋肉質な身体を持っています。
十分な運動を行って健康維持を心がけましょう。

毎日の散歩よりは自由運動の方がプードルには必要です。
4~9ヶ月くらいの成長期には
自由に運動させる機会を多く与えることをおすすめします。

週末時間の空いた時に1~2時間走らせれば十分でしょう。

それに日々の散歩を週に4回1日30分以上程度行えば
運動は十分足りると思います。

トイプードルの飼育環境とトリミング

室内で飼育していると運動不足になりやすく
滑りやすい環境では膝蓋骨脱臼のリスクが増大します。

利口で穏やかな性格ですから
問題行動を起こすような犬は少ないとはいえ活動的な犬種です。
フローリングで滑らないような対策も行っておくいいですね。

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肉球ケアや足裏の毛が伸びたままにしないように
定期的なトリミングは必須です。

全体的な被毛のケアも月に1度は行うのが理想ですが
せめて年4回季節ごとに合わせたトリミングは行いましょう。

 年間を通してのプードルの栄養管理

個人的には年間を通しての栄養管理なら
4~9月はブルーバッファローのフードで
10~3月はワイルドレシピ+鮪の油とかですかね。

冬の乾燥で皮膚の状態が気になるようなら
ビオチンなどの栄養を摂取したいので
ミラコートを追加してもいいかな。

夏は体温と気温の差も少ないので
消費カロリーが少なくて済みますし
食欲が落ちることも珍しくありません。

1食を少なくし回数を多くすることで
消化器への負担を減らし、コスモスラクトで
消化吸収率を高めるのは有効だと思います。

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 トイプードルの健康を気にするならまずは犬選びから

これからトイプードルを飼おうというのなら
しっかりとした素質の良い子を選びましょう。

人気犬種は乱繁殖で犬質が良くない犬も多いです。
生涯を健康に過ごすためには
栄養管理や飼育環境の配慮よりも大切なことです。

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子犬を見て将来性を判断するのは難しいと思いますが
親を見ることが出来れば想像はつくでしょうし
飼育環境を見ることにもなるので安心感は増すでしょう。

長い付き合いにもなりますし飼育する上で一番高額なのは
病気になった時の治療費です。

動物は本来なら体調不良や病気などで治療を行うことはありません。
しっかりとした素質の良い子犬を選び栄養や飼育管理を気を付けることで
生涯の治療費を少なくすることはできるでしょう。

 

トイプードルは人気犬種ですから、多くの子犬や成犬を見ることが出来ます。
知り合いなどで飼育している方がいれば話も聞けますし
美しく健康的な犬を飼っている方に購入先を紹介してもらうこともできるでしょう。

その時のかわいさに騙されて衝動買いなどせず、じっくりと選びましょう。
まずはそこからです。

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 素晴らしい犬質の白プードルの子犬のご紹介

ちなみに当店では現在最高犬質のトイプードルが産まれています。

僕が特別にブレンドした有用な細菌を離乳から毎日与えていますので
それはもう健康的に育っています。
コスモスラクトもフードと一緒に摂取していますし
両親の犬質が素晴らしく良いので将来性はかなり高いです。

血統だけではない繁殖のこだわりを実感していただけると思います。

白プードルの女の子をお探しの方がいましたら
ぜひ一度実物を見にご来店ください。

宜しくお願い致します。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

コメント

  1. ぷー より:

    はじめまして。生後3ヶ月のトイプードルを飼いはじめ、ドッグフードなどを検索していたらこちらに辿り着きました。
    お勧めされていたブルーバッファローを試してみたのですが、うちの子には合わなかったので、ペットショップにいた時から食べているセレクトバランスに戻しました。
    フードを替えようと思ったきっかけは涙やけとうんちの多さです。それに、時々体を足でかいたり、足を噛んだりする仕草も見られるので、フードが合ってないのかなと思ったからです。
    こちらのサイトはまだ全て読めていませんが、大変参考にさせていただいています。これからもよろしくお願いします。

    • 牧田 亮介 より:

      ぷー様

      はじめまして。
      ブログをお読みいただきありがとうございます。

      ブルーバッファローはフードとしては良いのですが、嗜好性がいまいちよくないのでそこが難点ですね・・・
      フードのマッチングは個体差で大分変わりますから、合わないのなら仕方ありませんね。

      フードの変更についてですが、セレクトでは涙やけやうんちが多く痒がるということでしょうか?
      ブルーにしたらそうだったから戻したのでしょうか?

      前者だと思うのですが、ブルーがどのように合わなかったかも気になりますね。

      フードに関しては原材料と成分分析値ではわからないことが多いので僕も困っています(笑)
      犬の健康状態が変われば最適なフードも変わりますからね。
      その事実は療法食の存在が物語っています。

      フードの選択はとにかく試行錯誤の繰り返しです。
      知識経験がいくら増えても与えてみての結果が全てです。

      何が良かったかは後から考えてみればということも多いですし。

      あなたの経験や悩みは僕の勉強にもなりますから
      またいろいろご相談いただけるとありがたいです。
      解決できるかはわかりませんけどね・・・

      あなたとお迎えになったプードルさんが幸せに生活できるためのお手伝いが出来れば嬉しいです。
      またコメントお待ちしています。

      牧田

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