犬の言葉を理解しよう!あくびやくしゃみのストレスサインを学ぶ

ペット屋の息子です。

犬があくびやくしゃみをする理由を考えたことがありますか?

飼い主であれば犬や猫が普段どんなことを考えているのか気になったことはあると思います。数年前にバウリンガルが発売されて話題になったことから考えれば、きっとそう考える人は多いでしょう。

犬は群れの中で意思の疎通を図り、優劣をつける事や不要な争いを避けるためにボディーランゲージを生みだし巧みに使い分けてきました。

世界中に分布する犬達に共通にみられる言語であることを考えれば、犬達のコミュニケーションの方法は人間の言語よりも優れていると言わざるを得ません。

そうした点から考えれば行動や仕草こそが感情を表す最良の方法のように思えます。

人間でも悲しみや喜びの表情や仕草は国や人種が違っても伝わりやすいものですが、言葉が通じる事が交流の妨げになる事があるのだからコミュニケーションを動物から学ぶことも必要なのかもしれません。

というわけで今日は先日の

犬のストレスの原因と解消についてこれだけは言っておく!

に引き続きストレスの話です。

犬の気持ちは行動に表れる!覚えておきたいストレスサイン6選!

犬のカーミングシグナルと呼ばれる、感情がどうした仕草に表れるかのストレスサインの話です。

言葉を持たない犬達はボディーランゲージで感情を表します。時にそれらは問題行動の前触れであったり、病気の予兆のサインにもなりえます。飼い主はそれをいち早く理解し対処することで、より良い関係を気付くことができます。
犬が伝えたいことをしぐさや態度で飼い主に表現する事は、思いが伝わると信じているからの行動でしょう。犬達の言葉をしっかりと受け止める為にも覚えておいてほしい事柄です。

犬のストレスはあくびにあらわれる

犬があくびをすることが頻繁に見られると飼い主から話を聞くことがあります。あくびが眠い時に出るという人間に見られる仕草ではないことは、今日の話題に上がっていることからお分かりだと思いますが、比較的誤解を与えやすいこの仕草を犬達はどんな意味で使っているのでしょう。トリミングの最中にもあくびをする犬がいます。

あくびは犬に共通するカーミングシグナルと呼ばれるサインの1つで、自身の感情の高ぶりを抑えたり、相手の興奮を鎮めようとする意味が込められています。こうしたサインが良く見られるのが問題行動を咎めている時や、強制や束縛を植えている最中などです。散歩で知らないコースを歩いたり、初対面の相手との交流中にあくびをする。そんな時は緊張や我慢をしていると考えて下さい。ストレス反応をあくびで表している時は、大きく口を開け無理やりにあくびを起こしています。

1、犬のあくびが出たら

叱っている時にあくびをするなんて!そう思うのは人間の考えです。犬達は「もう叱らないで」と訴えています。反省している気持ちの表れと思えないのなら飼い主にはなれません。
あくびが頻繁に見られる時は配慮が必要ですが、少しづつ慣らしていく事で対処して行きましょう。最初はストレスや緊張が見られても少しづつ慣れていく事でリラックスできるようになります。あくびの意味を理解して正しく対応すれば自然と抑える事ができます。

2、犬はストレスで地面の臭いを嗅ぐ

床や地面の臭いを嗅ぐのは不安や緊張を表すサインです。
臭いを嗅ぐのは自分の縄張り以外ではよく見られますが、それは単に興味や縄張りなどの確認の為ですが、自身の縄張りでこうした行動が見られるならそうとうな緊張や不安を感じているという事です。
ここは自分の縄張りだから安全だ!と確認しているようです。中にはマーキングを始める犬もいます。人間で言うならば、外敵の侵入を恐れ鍵が掛かっているかを確認したり、落ち着く部屋に閉じこもるような行動と考えて良いでしょう。何かの脅威を感じ臭いの確認をしているとも考えられます。

犬が臭いを嗅ぎ出したら

ストレスの対象がはっきり分かっているなら、犬の反応を見ながらどう慣らすかを考えたり、回避するべきかどうかの判断をすることで対処しましょう。
子犬の時期にこうしたサインが見られたら、経験不足や迎え入れる前の社会化期の交流が足りなかったとも考えられますが、性格にや月齢によっては徐々に解消していく事は十分に可能です。飼い主の過保護が原因かもと思い当たる様なら関係性や飼育環境を変えてみる事が必要かもしれません。犬を信用する事も大切です。自身のしつけが正しい物であると言える犬に育てましょう。

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3、犬はストレスで頭をブルブル振る

犬は嫌なシーンに遭遇すると拒否したい感情を頭を振ることで表します。不快感を振り払うような気持でいるのかもしれません。人間で言えば、悩みや不安を考えて否定的な答えを思い描いて、違うと否定しながら頭を振るようなものでしょうか?
犬自身が落ち着こうとする為に行う場合があります。

犬が頭を振ったら

強い拒否反応を示しているのですから、無理に従わせる事はより強くその行動や場面に対して恐怖すら覚えるかもしれません。
行動を強要せず対象から遠ざける様にしましょう。
行わなければならない事であれば事前に慣れさせる必要があります。対象や行動がトラウマにならない様におやつやおもちゃをご褒美に使いながら軽度なストレッサーから慣らしていきましょう。幼少期から様々な体験をさせることが何よりも重要です。

4、犬はストレスで顔や目線をそらす

ストレスとは少し違いますが、敵意が無い事のサインです。恐怖心を抱いているからこうした行動に移る様で、地面の臭いを嗅ぐといった行動も同時に起こすことがあります。初対面の犬やしっぽの下がっている犬などはこうした行動を取りやすいでしょう。
自然と力関係を理解しているのかもしれませんが、戦わずして服従を選択してしまう事は良い事と言えません。また、自分や相手の興奮を抑えようとする意味もありますし嫌なことから目を背けるという行動とも言えます。いずれにしても拒否反応であることは間違いないでしょう。

犬が目線をそらしたら

犬が目線を外したら無理に目を合わせようとしないようにしましょう。目を見る行為は敵意を表すと取られます。
こうした行動は人間にも共通して見られるサインで、緊張や恥じらいという意味もありますので、いい意味にとらえれば主人を立てていると言えます。
相手から近づいてくるのを待ってみたり、視線を合わせない様にしながら距離を詰めてみましょう。

5、犬はストレスで口元や鼻を舐める

口元や鼻を舐めるのは、争いを避けるために感情や興奮を落ち着かせようとする仕草でもあります。
トリミング慣れしていない犬などは爪切りやブラッシングの最中にこうした仕草を見せますが、蛇の様に舌を頻繁に出し入れする事を「フリッキング」と呼び、注目を浴びたり我慢を強いられたりするとより顕著に表れます。

犬がフリッキングを始めたら

長い時間の拘束や緊張を強いるのはいったん中断し、おやつを与えたりリラックスする様に体をなでてあげたりしましょう。徐々に慣らしながら時間を延ばすように心がけて下さい。

6、犬はストレスでくしゃみをする

多くの場合は嬉しさからの興奮を抑えようと自分をたしなめるようにくしゃみをします。なぜくしゃみなのかはわかっていませんが、興奮を抑える行動のようです。
しかし極度のストレス反応が現れる状況下では自律神経の乱れからくしゃみをすることがあります。

犬がくしゃみを始めたら

どういった状況でのくしゃみかによりますが、ストレスによるものなら緊張状態とリラックス状態の落差が激しく自律神経に負担が掛かっています。日常的にストレッサーがある環境下では症状が悪化する事がありますので、緊張を強いる環境や対象をより軽度にする必要があります。

犬のストレスとの付き合い方と飼い主の在り方

人間も犬も生きて行く上で様々なストレスを与えられる機会が待ち構えています。ストレスは何でもかんでも避けるというわけにはいきません。先日の話にもありましたが、ストレスは生きる上で必要な反応でもあります。どう避けるかではなくどう付き合うかが肝心です。

極力幼いころから多くの機会を与え、様々な体験をさせることが必要です。ストレスは犬や人によって原因となるものが全く違います。他者との関係や食べ物の好みは好き嫌いが全く分かれますので、苦手や嫌いにさせない事が理想です。様々な感覚を養う事が出来るよう成長する為の多くの機会を与えましょう。
犬が何かを得るための試練は時に厳しい物ではありますが、飼い主として見守る強さを身に着け、犬が諦めず困難に立ち向かうための後押しを知識と愛情でフォローしてあげましょう。

まとめ

様々な犬の仕草や行動に隠された気持ちを見抜くことは健全な飼育をする上で欠かせません。多くの共通言語を手に入れることで絆が深まっていく事でしょう。犬の困難は飼い主の成長の為のものでもあります。犬の生活を支える上でも信頼関係を築き、協力して多くの経験をしていく事が重要です。
こうした時間を共有する事が犬を飼う上での醍醐味と言えるようになれるといいですね。

犬に教えてもらう事は多くあります。どうか共同生活を楽しむ為に努力を怠らない飼い主で居て下さい。

本日もお付き合い頂きありがとうございます。