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危険がいっぱい!芝生のドッグランがおすすめできない3つの理由を語る。

勝手な考察

ペット屋ショップチロルの息子です。

実家のペットショップチロル本店のカフェ&病院の庭は15坪ほどありますが、一面芝を張ってあります。

ドッグランというわけではありませんが、最近は飼育犬をそこで運動させています。
青い芝生の庭を元気よく走り回る犬たちは楽しそうで実に絵になりますし、見た目には印象もいいかもしれません。これから犬を飼う人には憧れの環境かもしれませんが、実際にはおすすめできません。

本日はドッグランを芝にすることのデメリットについて話しをしたいと思います。

 芝生のドッグランはおススメできない!その理由とは?

庭付き一戸建てで犬を飼うというのは一昔前の夢のマイホームかもしれませんが、犬好きの方が家を作ろうとなると芝生のドッグランを作りたくなるのではないでしょうか?
実際に造園会社やエクステリアの施工業者にお聞きしたところ、ほとんどの方がドッグランにする際には芝生を張るとのご回答でした。

冷静に考えれば芝生のドッグランがけしていいものではないことに気づくと思いますが、いざ家を建てるとなると理想の家を作りたくなるのでしょうね。
しかし生活をしていく家ですから現実的な機能性はおろそかにできません。

ドッグランを作る目的は犬の為のはずですから、犬にとって良い環境の方が良いでしょう。

そこを優先すると芝生のドッグランはデメリットが多すぎます。下記に1つずつ理由を挙げて解説していきましょう。

芝生のドッグランは制作&維持にコストと時間が掛かり過ぎる

家を建てる段階であれば、完成までの時間を逆算し先に取り掛かかったりすることで問題はないでしょうが、芝生のドッグランを作るには結構な時間と手間や費用が掛かります。

当たり前ですが単純に地面そのままよりも芝生の金額が掛かります。業者に頼めばきれいには仕上がりますが馬鹿にはできません。芝が定着し青々と生い茂るまで待たなくてはいけません。
そして当然ですが植物なので維持する為にも時間と費用が掛かります。

広い庭の芝刈りはかなり重労働です。刈り終わった後の掃除も含めれば女性にはきついでしょう。管理が悪ければ見るも無残な姿になってしまいますからさぼれません。ドッグランを作る前にメンテナンスの事も考えることをお勧めします。

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 芝生のドッグランは様々な感染リスクがある!

芝生のドッグランではさまざまな感染のリスクが考えられます。
芝には様々な昆虫や細菌が多く生息していますから、幼齢期の犬や体調不良の犬等を遊ばせることはおススメできません。特にオス犬はマーキングなどをすることもありますから、見た目は青々とした清潔感のあるドッグランに見えても実際には感染症のリスクは非常に高いでしょう。

お客様の中ではドッグランに行った翌日に愛犬が体調を崩したという方もいました。ジアルジアやコクシジウム、螺旋菌などの感染があったそうです。

最近はあまりニュースで取り上げることも少なくなりましたが、ヒアリなども巣を作る可能性がありますし、ダニやノミも芝生に生息しています。

予防措置が完全であればそれほどの脅威ではありませんが自宅の庭が安全な環境でないというのも考えものです。自宅であれば不特定多数の犬猫が出入りする環境というわけでもないと思いますが、たまに自宅に野良猫がやってきて糞をして困るという話を聞きますので、注意は必要です。

土などであれば見てすぐわかりますが、芝ではなかなか細かいところまで目が行き届きません。危険なものが落ちていたりするかもしれませんから神経を使います。

 ドッグランを芝にすると消毒が難しい!

ドッグランを芝生にしてしまうと消毒ができないのも難点です。犬の排せつ物を取り除くのも難しくなるので衛生的な状態を保つことが非常に難しくなります。嘔吐や下痢をした場合には水で洗い流すことぐらいしかできません。オゾン水での殺菌は柴にダメージもなく有効だと思われますが、それにもコストが掛かります。

ペット屋の息子が考える理想のドッグラン

あくまで地面の話ですが、個人的には小さな玉砂利がベストではないかと思います。
メリットとしてはコスト面もそれほど高くないですし、半永久的に使えます。衛生面を考えても熱湯でも塩素でも消毒が可能ですし、万が一交換等が必要になっても容易です。
夏の暑い日は遊ばせることが難しいかもしれませんが、紫外線の熱で殺菌はできるし、かなりの高温になるのでノミダニが生息する危険はありません。水をかけて温度を冷やすこともできますから遊ばせられなくもないでしょう。ただ湿度は高くなりますが。

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で話したように指を握った状態の方が筋肉を使いますから、足裏に刺激がある地面の方が運動によって得られる効果は高まります。
正しい姿勢や歩き方の維持や改善に繋がります。多分。

 まとめ

室内で遊ばせてばかりでは犬もかわいそうだしドッグランでも作ろうかという方にはとりあえず読んでみてほしい話ですが、いかがでしたでしょうか?
芝生の庭で犬が駆け回るのを見るのはぜいたくな気分で幸せを感じるかもしれませんが、犬の身になって考えれば芝生じゃなくても走り回ることができればいいって思うはずです。チロルも犬を放すつもりなら芝を張ったりしていませんでしたから。

犬によっては毟って食べたりすることもありますので要注意です。玉砂利でもそこは同じですが。

あえて犬に不衛生な環境を与え耐性を作るという考え方や、コストの問題やリスクがあったとしてもどうしても芝生のドッグランが良いんだ!というなら何も言いませんが、感染予防措置だけは怠らないようにしましょうね。

ドッグランデビューする方のための予防と対策も合わせてお読みください。

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本日もお付き合い頂きありがとうございました。

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