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犬の熱中症に気付いて!症状や処置と対策の覚えるべき重要事項

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ペット屋の息子です。

梅雨が明ければあっという間に夏がやってきます。
犬にとっては梅雨から夏が終わるまでが一番つらい季節です。体調を最も崩しやすい夏は、熱中症や脱水症状、食欲不振や下痢など様々な体調不良を起こしやすく、フィラリア予防も始まっているせいもあり動物病院は大忙しの時期です。

こうした時期に体調を崩すと時間的なロスも懸念されますので、とにかく体調管理には注意が必要です。
特に熱中症は処置が送れると死亡することもありますので、事前の対策をしっかりとしておくことをお勧めします。

今日はそんな熱中症のお話です。

犬の熱中症!こんな症状は危険信号!

犬が熱中症になっていることに意外と気づかないことがあります。
特に普段から興奮や緊張で呼吸が荒い犬や肥満気味の犬、短頭種などは普段の様子との違いに気づきにくいのですが、普段より大人しく思えたり呼吸が早いと感じたら要注意です。
症状が進行すれば呼吸はさらに荒くなり、体温を下げようと普段より口の開け方も大きくよだれを大量に出します。

体温が上昇すると血液循環が活発になります。体内で発生した熱は血液に移り、体表の皮膚近くの毛細血管に広がり、. その熱を体外に放出して血液の温度を下げ、冷えた血液が体内に戻っていくことで、体を冷やします。その為、眼球や歯茎などの皮膚の薄い粘膜組織の充血で症状が確認できます。

血液中の酸素濃度が低下(チアノーゼ)を起こし舌などが紫色になります。明らかに元気が無くなり嘔吐などがみられる事もあり、ふらふらとよろけたり倒れ込んでしまう事もあります。

重度の熱中症になれば、呼びかけに反応しなくなり意識を失い全身が痙攣をおこします。体表の毛細血管に血流が集中し、重要臓器への血流供給が滞り、めまい、頭痛、吐き気などの全身性の症状吐血や下血が見られます。

犬の熱中症の車内発生率は5月が最も多い

犬だけでなく子供も同じですが、熱中症は真夏よりも、春先から初夏の4~6月に多く起こっています。ゴールデンウィークの大型連休に加え、そよ風が心地よい季節ですから飼い主や保護者がつい油断してしまうようです。

「短時間ならこの時期だしまあ大丈夫」

という油断から取り返しのつかない事態を引き起こします。特に小型犬では体内水分量が少なく人間よりも暑さに弱い傾向にありますので、温度変化の影響は早く受けますから、例え5分でも車内に置いていくことはやめましょう。

すぐに用事を済ませるつもりでも不測の事態で戻れなくなることも考慮しておくべきです。

下記サイトでは車内温度の危険性を訴えています。参考にしてみて下さい。一部数字だけ抜粋しておきます。

JAFユーザーテスト「車内温度の危険性」

測定日の外気温      23.3 ℃(時間:13時40分頃)
車内温度(運転席の顔付近)48.7℃(時間:14時10分頃)

犬の熱中症の処置

愛犬に熱中症の疑いがあればとにかく早目の処置が必要です。
何よりも体温を下げることが最優先です。保冷剤や濡らしたタオルを首の下や脇の下、内股などにあてたり、体全体にシャワーなどで水をかけ体温を下げましょう。目安は38.8~39℃です。涼しい場所に移動しよく水を飲ませしっかりと水分補給させて下さい。

夏場は常に熱中症の危険がありますので、水よりも血液成分に近い経口補水液などは常備しておく方が安心です。OS-1などは水分や塩分の吸収に特化したハイポトニック飲料で、熱中症の処置や対策の飲料水としては最適です。胃腸炎などで嘔吐・下痢が続くときや幼犬・高齢犬の方の水分摂取不足時にも使えますのでおススメです。

無ければスポーツドリンク(ポカリスウェット、アクエリアス)を3~5倍に薄めて飲ませるのも効果的です。細胞の浸透圧と同等に調整されていてエネルギー源やイオンも補給できます。

軽度であっても後遺症等の心配がないとは言えませんので速やかに動物病院で診察を受けて下さい。意識がない場合は一刻も早く動物病院へ向かって下さい。移動中に体温を下げる処置を行いながら向かいましょう。

犬の熱中症の対策

熱中症対策はとにかく気温(室温)を下げることです。
日頃から栄養管理をきちんとし、健康状態をベストに保つことも必要です。余計な脂肪がついてしまうと体に熱がたまりやすく内臓機能も低下します。血液循環などが滞れば酸素の供給量も低下し熱中症のリスクは増大します。

室内犬の熱中症対策

長時間の留守で犬を一人にする場合にはエアコンを除湿にして出かけることをお勧めします。設定温度は犬種や年齢等もありますが25℃~28℃程度が望ましいでしょう。放し飼いであれば自分で涼しい場所を見つけて移動できますが、サークルやケージに入れて出かける際には設置場所にも配慮が必要です。

窓際などの日当たりが良い場所では、室温が低くても体温が上昇する危険があります。エアコンの風が直接当たるのも良くないですからその点は考慮して下さい。
犬の体内水分量は人間よりも遥かに少ないので温度変化での体温の上昇下降は早く、特に超小型犬となれば人間の1/10程の体重ですから被毛で覆われていて汗をかかないという点を考えても注意が必要です。

また外出時には水がいつでも飲めるようになっているかを必ず確認しましょう。
お皿などの方が飲みやすいのですが、子犬では水をこぼしてしまったり、遊んで体を濡らしてしまったりするとエアコンで冷えすぎる恐れがあります。またクールマットなどをかじって冷却ジェルを食べてしまう事も充分に考えられます。好き嫌いはありますがアルミプレートなどの方がそういった危険はなく壊れることもありませんのでおススメです。

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屋外飼育の犬の熱中症対策

犬小屋の材質によって大分変りますが、日の当たらない場所に設置しなければ確実に熱中症になるでしょう。金属製の犬小屋であればそうとうな高温になります。
犬小屋を濡らしたりすることで内部の温度を下げることもできますが、湿度が上がってしまうというデメリットもあります。
日の当たらない風通しの良い環境にしてあげる事が最も効果的です。またすのこなどを引きいたり、犬小屋と地面の隙間を作り熱を伝わりにくくすることも有効です。
電源が取れるなら換気扇を付けたり、扇風機を小屋の中から熱い空気を逃がすために設置するのも有効かもしれません。
犬小屋の屋根を二重にしたり、色を白くしたりという事でも多少は熱を逃がすことができるはずです。

犬に水をかけて気化熱で体温を逃がすのも良いでしょう。室内犬であれば霧吹きなどで水をかけ、扇風機の風を当てることで人間同様に気化熱で体温調整が可能になります。局所的に行うより全身を冷やす方が体には負担がありません。

散歩に行く場合

四足歩行の犬はアスファルトの照り返しで地面の輻射熱をお腹に直接受けてしまいます。腹部は被毛もなく影響はすぐに現れます。
腸の温度が高くなれば下痢を起こしやすく、消化管の機能不全が起これば嘔吐なども繰り返し、脱水の危険もあります。
日中の散歩は避けた方が良いでしょう。

散歩のコースも日影がない道路は避け、木立の連なる川の土手などを選ぶべきです。地面の方が水分を含んでいる分暑さの影響は少なく、日を遮る事の出来る木陰なら風が吹いていれば室内よりも過ごしやすいかもしれません。

熱中症になりやすい犬

犬種や年齢でも熱中症の危険度は変わります。

短頭種

短頭種と呼ばれるシーズー、パグ、パグ、フレンチ・ブルドッグ、ペキニーズ、ボストン・テリア、などは、気管が狭く鼻の穴なども小さいので1度の呼吸で取り込める空気の量が少ないので、体温が上昇した際にパンティングをしてもあまり効率が良くありません。結果、より早い呼吸をすることになり、心臓の鼓動も早まり相当な負担になります。

超小型犬

熱中症に限らず体重が軽いという事は健康を維持する点では大きなデメリットになりえます。
体内水分量の少ない超小型犬は外気温の影響を早く受ける為、症状の進行が早く体力もない為、対処が遅れると取り返しのつかないことになります。一般的に熱中症の死亡率は50%と言われていますが、超小型犬だけ見ればもう少し多いかもしれません。

原産国が寒い地域の犬

シベリアンハスキー、グレートピレニーズ、ゴールデン、ラブラドール、セントバーナード、バーニーズマウンテンドッグなど被毛が厚く体の大きい犬は熱中症になりやすいでしょう。
体力があり、体内水分量も多いので外気温の変化には強いものの、身体の熱を放出しにくい為、一度体温が上がると症状が悪化しやすいと言えます。

子犬や老犬

体の機能が未発達な子犬は体温調整が上手くできず体も小さいので熱中症になりやすいでしょう。また老犬は逆に体の機能は衰え、年齢的にも体内水分量は低いので注意して下さい。

まとめ

普段の呼吸数や体温などを確認しておくことをお勧めします。耳の内側やお腹などの毛がない部分は体温を判別しやすいので、感覚的にでも普段の触れた時の体温は覚えておくべきでしょう。

熱中症に限らず体調不良で動物病院を受診する際には、基準の健康状態を理解しておかなければ判断が遅れることで取り返しのつかない事態を招くことになります。

言葉を話さない上に弱みを隠すこともありますから油断や慢心は禁物です。少しでもおかしいと感じたらすぐに動物病院へ。

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