ペット屋の息子です。
今日も斜め上から目線で犬の餌のことについて語ってあげます。
・・・すみません聞いてください。
仕事にしてるとはいえ、ブログのネタなんてすぐに尽きると思いながらも毎日更新していますが、餌の事だけでも結構出てくるものですね。
1年毎日更新が目標なのでちょっとづつ小出しにしながら書いていこうと思います。
読者がいるかもわからないブログなのでおススメのフードとかのご紹介は今のところするつもりはありませんが、リクエストがあればお話ししましょう。
餌の事もそうですが、規則正しく真面目にやりすぎる日本人気質が飼い犬をダメにするのは見ていてもどかしいことも多いので、犬に振り回されて悩んでる人の気持ちを楽にしてあげたいなーと今日も書き綴っています。
犬の餌の量は計算しようが表を見ようが大事なことを忘れてるから無駄になる
ということで犬の餌の量ですが、アバウトな人ならカップ1杯とか大さじ2杯とか、何となくであげてるのでしょうがそれでもいいと思います。僕らもそんな感じですし。
結論から言ってしまえば餌の量に正解なんかありませんので
1度にあげる量が多かれ少なかれ体調がベストに保てれば気にするほどの事ではありません。そもそも飼い主だってカロリーや食べる量を毎日きっちり決めている人なんて探しても見つかるかどうか。
犬にそこまで気を遣うならもっと他にやることがあるでしょうと言いたい。
まあそんなこと言ったら身も蓋もないし、ブログを書く意味もないので大事なポイントを教えてあげましょう。
もったいぶるけど当たり前のことですから怒らないでくださいね。
餌の量を決めるうえで大事なのは気温です
温かい飲み物や冷たい飲み物も放置しておけば室温に近づくか同じ温度になってしまいます。犬だって人間同様に体重の半分以上は水分ですから(大体60%前後)気温が影響を与えることを無視できないでしょう。
犬の餌の与え方は環境や季節で変えるべきです
だって犬は服着てないでしょ?(最近は室内でも着せたりしてるかもしれませんが)
例えばA君が5㎏のトイプードルを室内で飼っている場合と、B君が10㎏の柴犬を外で飼っている場合だとどうなるのでしょう。
現在二匹とも同じビタワンを食べています。体重差が5㎏ありますから、柴犬にはトイプードルにあげた量の2倍あげています。
犬の体温は38.5℃と言われていますので、その温度は保ちたいですね。
しかし室温が25℃とすると
38.5-25=13.5
なのでA君のトイプードルは13.5℃分の熱量を産みださなければいけません。
しかしB君の柴犬は外の犬小屋に居ます。気温が0℃の中で過ごしていますので
38.5-0=38.5
B君の柴犬は38.5℃分の熱量が必要になります。
というわけでB君の柴犬はみるみる痩せていきました。
厳密にいうと犬のサイズだけでも体重1㎏あたりのカロリー要求量は違います。
小型犬 100cal/㎏
中型犬 70cal/㎏
大型犬 70cal/㎏
超大型犬 50cal/㎏
だったと思います(うろ覚えですみません)
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犬の餌の量の計算式の数値について
例えば「犬 餌 量」で検索するといろんな計算式を教えてくれるサイトが沢山出てきます。
その一つのサイトでこんな計算式がありました。
安静時エネルギー必要量(RER)=70×(適正体重㎏)の0.75乗
前述の話が納得できたのならこの計算式で出た量は果たしてあてになるのでしょうか?
残念ながら気温や体重についての記述はありませんでした。
計算で出た量をあげてどう変化するのでしょうか心配です。もちろんあくまで目安ですとの記載はありますけどね。
犬の餌の計算式の基準は?
計算式の基準はこれですと言い切れませんが、フードのパッケージの裏面に記載されている表の基準値と同じであれば
20度の室温で体重20㎏の犬に与える量
を目安に作成されているそうです。
基本はこの量を目安に餌を与えてみて下さい。
まとめ
これで完璧!と言いたいところですが、残念ながらこれだけでは正しい餌の量が計算できるとは言えません。
犬種や性格でも基礎代謝って結構変わってきますから、様々な要因を考慮する必要があります。成長期の子犬なんかとても計算で割り出せるものじゃありません。結局決まった量あげてればいいってものではないんですよね。
1回の餌の量にこだわらないで、犬種や環境、正確に、その日の体調なども考慮してその時のその子に必要だと思う量をあげましょう。
日々体重を計ってボディチェック等を行えば適正量は見えてきます。
ちなみに僕はいくら食べても太らないので女性スタッフに白い目で見られています。
とりあえず餌のこと以外でも困ったら相談に乗りますので犬を連れてご来店下さい。
3流の僕ですが意外と役に立つかもしれません。
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