猫のしっぽが語る意志や感情のメッセージ8パターンを解説

ペット屋の息子です。

猫と会話をしたいなら尻尾の動きをよく観察することをお勧めします。
猫の尻尾はジャンプや着地、狭いところなどを歩くときにバランスを取る事や肛門からの分泌物の臭いを隠す他、猫同士の会話の際に利用されます
犬のカーミングサイン同様に、猫は様々なシーンで感情を尻尾の動きで表しています。猫と飼い主の関係性や絆を確かなものにする為には、猫が何を思っているかを正しく理解する事が必要です。

今日は猫によく見られる尻尾の動きとその時の感情について解説して行きたいと思います。

猫のしっぽが膨らむ時の心理

驚きや恐怖、興奮や拒絶そして怒りなどの感情を尻尾を膨らませて表現しています。威嚇の際にも尻尾を膨らませますが、緊張の表れによるものです。毛包に付随する立毛筋(りつもうきん)を収縮させることで毛を逆立てています。

猫の尻尾が膨らむ場面の例

日常で脅威を感じるシーンや興味を刺激するものや出来事などを例に挙げてみました

  1. 外敵が縄張りに侵入したOR他者の縄張りに侵入し遭遇した
  2. 唐突な音や衝撃などの刺激を受けた
  3. 動物病院での予防接種や治療などのトラウマ
  4. 始めてみる人間やおもちゃ、テレビなどの映像を見た時

猫の尻尾が膨らむのは感情表現ではない

これは感情でコントロールしているわけではありません。リラックスした状態では副交感神経が優位に働いているので毛は寝ていますが、興奮や緊張や驚きで交感神経が優位に働くと立毛筋が収縮します。刺激による反射で引き起こされる物で、感情と同時に起こりえる反応と言えます。
理由はどうあれ尻尾が膨らんでいる時はあまり刺激を与えず、対象物などを遠ざける必要があります。段階を踏んで慣らしていけばある程度の事には慣れていきますが、強い拒絶を示すようなら無理強いはしない方が良いでしょう。

猫が尻尾を立てる時は好意の証

他の猫や動物と対峙した時なども尻尾をピンと真上に立てる時があります。
親愛の気持ちの時に見せるしさで、気を許した相手や好意を示す時に見せる仕草です。警戒心や敵意を抱いている相手にはけして見せない仕草ですので飼い主に対して尻尾を立てて近づいてきたら好意を持っていると考えて良いでしょう。

尻尾を立てて肛門を見せるのは、子猫の頃に排泄の処理を母親に任せていたことの名残と言われています。野生で暮らしていた時代には肛門からの分泌物の臭いを隠すことで外敵に存在を気付かれない様にしていたと言いますから、警戒心を解いている証拠と言えるでしょう。

猫が尻尾を立てる時は空腹のサイン?甘えや要求との関連もあり

とりわけえさの要求時にこうした行動がみられる事が多くあります。多くの飼い主が経験していると思いますが、食事の時間が近づいたり準備をしていると尻尾を立てて近づいてきては体をすり寄せる仕草を見せます。
空腹と関係が深いようで、食後は甘えなどの仕草はおろか近づきもしないことが多々あります。

猫がしっぽをゆらゆらと揺らしている場合

猫がリラックスしている時はしっぽも楽しげに揺らしています。
お散歩を愉しんだり日向ぼっこをして気持ちが良い時などにそうした様子が伺えます。緊張が緩んで副交感神経が優位に働いているサインでもありますので、コミュニケーションを取るのにも良い状態の時ではありますが、表情や仕草も緩やかな様子が見られると思いますのでリラックスのひと時は見守ってあげましょう。

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猫がしっぽを激しく振るのは本能から?

狩猟本能を刺激される何かしらの獲物を発見した時などに尻尾を激しく振るようです。

猫は小さな動くものに対して狩猟の欲求や期待感から気分が高揚している様子を表しています。
窓の外に獲物を見つけた時などはケケケケと普段聞きなれない声を発する事があります。

猫の奇妙な鳴き声「クラッキング」について

猫が狩猟本能を刺激されると「ウケケケ」「キャカカカ」など普段の生活では発することの無い鳴き声は、猫だけが発するクラッキングと呼ばれるもので、他のネコ科の動物でも見られない行動です。
興奮状態にある時に出る鳴き声であることはわかっていますが、詳しいことはまだ解明されておらず、ストレスなのか高揚感からなのかは不明です。
実際にどんな声で鳴くのかは下記の動画でお聞き下さい。

猫がしっぽを床に叩きつける時の感情

猫が尻尾で床などを叩くときがあります。
仕草に表れる時もありますが、この時の心境は激しく興奮している時で、イライラが募っています。刺激すると八つ当たりで噛んでくる事もあるでしょう。前後の行動も併せてよく観察していればより分かりやすいサインです。尻尾を叩きつけることで不満を解消しようとしているのだと思われます。

猫がしっぽを細かく振る理由

名前を呼んだ時などに尻尾を細かく振る時は、声や音に反応しているという事を伝えるサインと認識して良いでしょう。
猫の心情としては聞こえてはいるものの動く気は無いと言った際の合図のようです。呼びかけに反応して行動するというのは猫の中での優先順位が低い事のようです。

猫がしっぽを股に挟む時

犬同様に猫も敗北や服従の気持ちから尻尾を股の間に隠す行動が見られます。
ケンカに負けたオス猫などにもよく見られますが、見知らぬ者との遭遇などの恐怖からもこうした行動を取る事があります。

猫がしっぽを丸める時

猫は犬ほど寒さに対する耐性は持ち合わせていません。猫は寒い時に丸くなって眠りますが、その際に体に尻尾を添わせることで体の熱を逃がさない様にします。身体のサイズからも体内水分量が少ないのは明白ですから、寒さが厳しくなればじっと動かずエネルギーを蓄え眠るのです。

まとめ

猫を飼っている方なら当たり前の事かもしれませんがミステリアスな魅力あふれる猫も尻尾は雄弁に語ります。彼らの言葉を理解してコミュニケーションを取る事が出来ればもっと楽しく共同生活が送れるようになるでしょう。