ペット屋の息子です。
本日ご紹介するのは、当店でも犬具を販売しているfuzzyardというオーストラリアのドッグブランドのトリーツです。
先日こちらの会社の製品を独占販売するホッタハブ株式会社から先月末に犬用と猫用のおやつを新発売したと案内が届きました。原材料にこだわり製法にこだわり、元三星シェフの監修で作り上げた最高のおやつだそうです。
ちょうど行く予定だった展示会でお披露目するとの事でしたので、実物を見に行ってきました。
品質も価格も最高級!究極の犬用トリーツ発売!
先日の展示会に行ってきました!そして最高級犬おやつの現物を見てきました!
今思えばブログのネタになるんだからいろいろ聞いて写真もバシバシ撮ってくればよかったと後悔しております。全然考えてなかったので画像がほとんどありません。
しかし説明はちゃんと聞いてきました。それに画像や動画では味や食感は伝わらないですしね。
とりあえず数少ない画像の1枚目です。
フリーズドライのトリーツという事ですがその価格はなんと70gで2,150円!!!
驚きの価格です・・・・
フレーバーは5種類ですが、そのうちのシーフードwithほうれん草に至っては50gで2,150円です。つまり100gなら4,300円で税込みなら4,644円ですよ。
魚沼産コシヒカリ10㎏送料込みとほぼ変わらないという事実。
トリーツ2個(100g)くらい大型犬なら1度にペロッと食べてしまいそうです。犬は喜んでくれるかもしれませんがこのありがたみは分からないでしょうね。
最も高価で高品質なドッグトリーツのスペックは?
さて気になるスペックですがフレーバーの1つカンガルーの成分分析表の画像を撮影してきました。ちなみにこれが最後の画像です。
カンガルーは食べ物という認識があまりないので素材として考えたことはありませんが、世界が注目する健康食肉だそうです。
カンガルーは高タンパク低脂肪とは予想していましたが、まさかここまでとは・・・。フリーズドライで水分が抜けているからこその数値ですが、流石にこだわって作った最高級なトリーツだけのことはありますね。
原材料 INGREDIENTS | 保証分析値 TYPICAL ANALYSIS | ||
---|---|---|---|
カンガルー肉 | 94% | 粗タンパク質 | 70.1% |
さつまいも | 5% | 粗脂肪 | 10.5% |
エミューオイル | 1%以下 | 粗繊維 | 0.1%以下 |
タスマニアンケルプ | 1%以下 | 粗繊維 | 0.1%以下 |
レモングラス | 1%以下 | 粗灰分 | 0.02% |
カロリー | 36.1kcal/10g | 水分 | 3%以下 |
エミューもカンガルーに及ばないまでもそれに近い数値です。
ファズヤード フリーズドライドッグトリーツのこだわりとは?
ドッグフードのジーウィーピークを始めてみた時の驚きを思いだすような商品ですが、製品化に至るまで7年の歳月をかけたという点や、販売価格は高額になっても最高品質のトリーツを作りたいという情熱は十分に感じる商品です。簡単ですがそのこだわりをご紹介しましょう。
犬に与えるにはもったいないほどの良質な原材料!
カンガルーやエミューはここ数年でその栄養成分の値や品質の高さに注目が集まっているスーパーフードですが、ビーフやラムにしてもグラスフェッド(牧草を食べて育った)ビーフやラムですから、安全性や栄養価は高いのは間違いなしでしょう。
使用されているオイルもコールドプレスのココナッツオイルにアワード受賞の最高級のエクストラバージンオリーブオイル、タラの肝油にエミューオイル。栄養価が高く不飽和脂肪酸がたっぷり。
元三ッ星フレンチのシェフが監修
元三ッ星フレンチのシェフが監修したという点は評価に値するかはわかりませんが、フレンチの調理法には素材の旨みや栄養価を損なわない特殊なものがあるようですし、保障分析値は確かに高スペックですから、なにかしらのメリットはあるのかもしれません。
栄養バランスにこだわったとはうたっていますが、総合栄養食の栄養バランスとは全く異なります。ただ良質なたんぱく質が摂れるのは確かでしょう。
[ad#co-1]フリーズドライで犬に必要な栄養成分をギュッと凝縮
もともと高タンパクな素材ですが、フリーズドライにすることでその栄養成分はギュッと凝縮されています。ビタミンなどの栄養成分の栄養損失が無く素材の味などがほとんど変化しません。
混入されているエミューオイルの脂肪酸等の栄養栄養成分を健康的かつ効果的に吸収できそうです。しかしどうせフリーズドライにするならグリーントライプを使用してほしかった。
世界一安全管理基準の厳しいオーストラリアの自社工場生産
農業生産の 3 分の 2 を輸出する農産物輸出大国のオーストラリアは食品の安全性や生産技術に高い自信と誇りを持っています。
大陸でありながら独立した島国である為、日本同様に食糧安全や検疫検査は高く、世界最高水準と言われています。
最高級の犬用トリーツはパッケージもこだわりが
見ての通りデザインはスタイリッシュでパッケージも高級感がありギフトとしては良いものでしょう。もちろん保存の面でも考えられています。
ポテトチップスと同じというと高級感が台無しですが、ファズヤードのトリーツは窒素充填した状態で密封されています。
食材の酸化は味や風味を損なうばかりでなく、栄養価も損なわれますからこうした配慮はさすがです。
これだけのタンパク質を含むトリーツですから酸化すれば損なわれる栄養価も多く、特に含硫アミノ酸などは酸化劣化しやすく酸素と結合してメチオナール、ジメチルジスルフィドや、ジメチルトリスルフィドなどの硫黄化合物を発生させます。少量でも相当な悪臭を放つ物質ですからより安全性が求められるというわけです。
当然パッケージフィルムの厚みや構造も、通常の物よりも層が多く厚くなっています。
正直犬用のトリーツでそこまでの配慮がなされている物は見たことがありません。何もかもが最高品質のおやつですね。
FUZZ YARDのトリーツは猫用もあります
犬用トリーツとしてご紹介してきましたが、実は猫用もあります。
ドッグトリーツとキャットトリーツは基本的には同じですがトリーツ1つ1つのサイズと内容量が犬用の方が大きくなっています。
内容量が少ない猫では100g当たりの価格は4,995円(税込み)です。
フリーズドライのおやつで簡単に潰れますから、粒の大きさなどを気にしないのであればわざわざ猫用を与えることもないでしょう。
まとめ
一言で言えばこのトリーツはやりすぎです。一般消費者が購入するにはこの金額は高すぎるでしょう。
ただ価格を無視してとことんこだわればこうなるという事だけはわかりました。改めて犬や猫の健康を維持する為の食事は人間とはレベルが違うと考えさせられました。
以前犬や猫にとってのバランスの良い食事について話しましたが
人工的にそれを再現することはどれほど大変なことでしょう。
もちろん長生きだけが幸せではありません。ただ健康寿命が長いことは飼い主やペットにとっては喜ばしいことのはずです。
せっかく犬にとって最適な栄養バランスのドッグフードを与えてもおやつでそれを台無しにしている方もいると思いますから、高くても体に良いものを食べさせたいという方にはおススメです。
本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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