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ペット保険に100%補償が登場!日本アニマル倶楽部のプリズムコール

ペット保険

ペットショップチロルの息子です。

ペット保険の話も4回目を迎えましたが、今日お話しする保険はなかなか衝撃的な補償内容でしたので正直驚きました。デメリットもありますが考え方によってはかなり使える保険ですので知っておいて損はないでしょう。

なんといっても補償割合が100%ですし、1歳から15歳までの間は保険料が変わらないという、まさに今までの保険の常識を覆すような保険です。
というわけで日本アニマル倶楽部の「プリズムコール」について詳しく解説していきたいと思います。

日本アニマル倶楽部ってこんな会社

設立は2002年の11月ですので今までご紹介した4社では2番目に古いペット保険会社になりますが、ペット保険をスタートさせたのは現在営業しているのペット保険会社の中では最初の会社です。

親会社は太平エンジニアリングでペット保険とは無関係の会社です。

内容的には良い保険ですが契約件数はペット&ファミリーに及ばない4位、5位の位置づけです。古株ですが本社が仙台という点もあり僕が知ったのも去年の今頃でした。

保険の内容としてはメリットと思える点が多いので今後伸びていきそうな気がします。

日本アニマル倶楽部のプリズムコールの特徴

補償内容補償内容 グリーンP プレミアムオレンジP オレンジP ブルーP ホワイトP
入院補償 金額  12,000円 10,000円  10,000円  8,000円 15,000円
日数 60日 30日 30日 20日 30日
通院補償 金額 6,000円 5,000円 5,000円 5,000円

保証なし

日数 60日 60日 60日 30日
手術補償 補償内容 90,000円 60,000円 30,000円 保証なし 150,000円
ガン手術補償 補償内容 150,000円 90,000円 60,000円 200,000円
手術補償補償回数 合わせて年2回 合わせて年2回 合わせて年2回 合わせて年2回
葬祭保険金 補償内容 30,000円
高度後遺症害保険金 補償内容 50,000円
診断書費用補償 補償内容 年間10,000円 保証なし 年間10,000円

犬猫のプランでは上記以外にもシニア用プランがありますが他社よりも項目が多く、診断書の作成費用やペットが亡くなった時の葬祭補償もあります。

これだけでも他社との違いが見て取れますが、補償割合や年齢によっての金額面の違いもありますので比較しながらメリット・デメリットを解説していきましょう。

日本アニマル倶楽部のプリズムコールのメリットを解説!

他社との違いがはっきりした特長的な保険なのでその点をどう考えるかですが、個人的にはかなり良い保険になってると思います。

やはり最大のメリットは治療費が100%補償されるという点でしょう。

プリズムコールは補償割合100%!驚異のペット保険!

この保険を知って何よりも衝撃的だったのは補償割合が100%という事でした。もちろん限度額や日数はありますが、他社と比べてもそこまで劣るものではありません。

補償額や日数・保険金の高いグリーンプランでは保険料が若干高めですが、それでも小型犬であれば月に3,640円です。補償割合を考えれば10%~30%他社よりも有利です。金額差のメリットは十分でしょう。

通院の補償額が他社よりも低めで5,000円~6,000円となっていますがそれ以下であれば100%の補償なわけですし、通院で倍の金額の10,000円~12,000円の支払いになったとしても50%の金額は負担してくれるのですから。

逆に限度日数は多く60日(ブループランは30日)までありますから定期的な治療が必要な場合にはかなり使い勝手は良いでしょう。

病院の診療費や治療費も地域によってかなり違いますので、地域によってはこの補償金額であれば他社よりもメリットは大きいはずです。

プリズムコールは15歳まで保険料が上がらない!

この点も驚きなのですが、他社の保険はどこも年齢が高齢になれば保険料はかなり変わります。以前ペット&ファミリーの「げんきナンバーわん」を紹介しましたが

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アニコムやアイペットに比べてかなり保険料が違うことは比較して明らかです。ただそれでも年齢と保険料は比例します。

ただ生涯継続すると考えれば平均寿命の15歳と仮定してペット保険に加入した場合は話が変わってくるかもしれません。

各ペット保険7歳以上の小型犬(クラスA)保険料比較

アニコム アイペット ペット&ファミリー 日本アニマル倶楽部
どうぶつ健保ふぁみりぃ70 うちの子70 げんきナンバーわん70 グリーンプラン
8歳 5,500円  5,670円 4,060円        3,640円
9歳 5,700円  6,490円
10歳 5,820円  7,350円
11歳 5,900円  8,250円 5,510円
12歳 5,950円  9,450円
13歳 5,990円  不明
14歳 6,000円  不明
15歳 6,020円  不明

1~15歳合計74,460円 91,400円以上60,650円54,600円

アイペットのうちの子は13歳以上は継続時にお伝えするとあるので不明です。ただ9,450円以上なのは確かでしょう。

ちなみに上記の金額は月払いの金額なので1歳から15歳まで毎月保険料を支払っていくと総額でいくらになるかは以下の通りです。

各ペット保険7歳以上の小型犬(クラスA)総支払額保険料比較

アニコム アイペット ペット&ファミリー 日本アニマル倶楽部
どうぶつ健保ふぁみりぃ70 うちの子70 げんきナンバーわん70 グリーンプラン
1歳~15歳までの合計 893,520円  1,096,800円以上 727,800円        655,200円

ペット&ファミリーと比較すれば7歳までの保険料は高額ですが8歳から15歳までは割安です。ですから15歳までの総額でみると日本アニマル倶楽部が他社よりも保険料が安いことになります。

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プリズムコールは治療費だけの補償ではない!

高度後遺症や死亡時の補償がある点も他社よりも優れている点です。診断書の作成費用も年間10,000円まで補償されます。

ちなみにペット&ファミリーの「げんきナンバーわん」は請求に必要な書類は治療費に含まれるという保険ですので別枠で設けていません。ですから作成費用は10,000円以上の補償とも考えられます。

ただ日本アニマル倶楽部の「プリズムコール」は高度医療保障や葬祭保険金もあるので治療費と別のメリットとして挙げさせていただきました。

とまあメリットはかなり大きな保険ではありますが、やはりデメリットも存在します。加入するかどうかはその点も踏まえてお飼いのペットにとってあっているかどうかを判断しなければなりません。

日本アニマル倶楽部のプリズムコールのデメリットとは?

マスコットキャラクターやデザインの点では完全に負けていますが保険内容とは一切関係ないのでまあよしとしましょう。ちなみに事務の女性がデザインやパンフレットなどをすべて作成されているそうです。

100%補償に年齢が上がっても保険料が変わらないのは非常に魅力的ですが、保険を使わないとなると無意味ですし制限もあります。

どういった点がデメリットなのかもしっかりと考えましょう。

プリズムコールは窓口清算の対応病院がない!

アニコムやアイペットでは可能な窓口清算に非対応なのはデメリットと言えます。回数が増えれば持ち出し費用も多くなりますから、いくら保証が100%とは言え請求して振り込まれるまでにはかなりの日数がかかることもあります。

請求から30日以内に振り込みますと言っても手術となれば10万円を超えることもざらですから、高額な請求が続く様な疾患では大きなデメリットに感じるでしょう。

プリズムコールは保険料に対しての限度額が低い

入院12,000円に通院が6,000円というのは各保険会社と比較してもかなり低い金額です。当病院のように治療費が低ければ100%補償はメリットになりますが、症状や犬の健康状態によっては他社と比較すれば見劣りすることもあるでしょう。

特にペット&ファミリーのような無制限の保険では手術の際の補償で大きな差があります。

プリズムコールは特に手術の限度額の低い保険ですから、高額になればなるほど他社と比較すれば見劣りします。

ちょっとした体調不良や病気ならともかく、腹腔鏡手術などの高額な治療や、事故でのケガなどの複数の個所や骨折で手術となればかなりの治療費になるでしょう。そうなればもともとの限度額の低いプリズムコールではデメリットに感じるかもしれません。

遺伝的な疾患のリスクのある犬種や、活発な超小型犬や小さなお子さんがいるご家庭では様々な事故やケガの心配もあります。そういったケースから考えれば無制限の保険と比較すれば優れた保険という印象は薄いでしょう。

プリズムコールは歯の疾患に対しての補償がない

犬種的に神経質な犬ではデンタルケアが難しいこともあるでしょうし、小型犬では寿命が長くアゴの骨が薄いため歯の疾患は命取りになります。飼い主がしっかりとケアや予防をするのであれば大きなデメリットにはならないかもしれませんがどんな場合でも保証されないので加入するかどうかの大きなポイントになりそうです。

プリズムコールは先天性疾患と一部疾患が補償対象外

100%の補償と保険料が変わらないというメリットがあるのですから仕方が無いことかもしれませんが、基本的に先天性疾患は補償対象外です。

ただペットショップやブリーダーが代理店となっている店舗での譲渡の際に加入する、パピー&キティーでは先天性疾患と以下の疾患は補償対象となります。

  • 鼠径ヘルニア
  • 膝蓋骨脱臼
  • 股関節形成不全
  • てんかん
  • 気管虚脱
  • 猫免疫不全ウィルス感染症

プリズムコールもペット&ファミリー同様に膝蓋骨脱臼は基本的に保証されません。ですからすでに飼育中で膝蓋骨脱臼のリスクが高いような犬ではおススメできません。

さらに以下の疾患はパピー&キティでも保証されません。

  • チェリーアイ
  • レッグペルテス
  • 停留睾丸

ただチェリーアイは犬種によってなるならないの差が大きいので特定犬種以外では特に問題になることはなさそうです。
停留睾丸は成犬になればはっきり視認できますし、レッグペルテスは成犬であればまず心配ないでしょう。

とは言え他社と比較すればかなりのデメリットには間違いありません。犬種や健康状態をしっかりと理解して検討して下さい。

プリズムコールは賠償責任特約がない

アイペットやアニコムの保険ではペットが他人に対してけがをさせたり、他人の持ち物を壊した場合に補償される「賠償責任特約」という補償を付加させる事ができますが、日本アニマル倶楽部の「プリズムコール」ではそれがありません。

まとめ

日本アニマル倶楽部の「プリズムコール」は金額だけの比較や補償割合だけ見れば圧倒的優位に立つ保険ですが、リスクの大きい犬種や繁殖者によってはそのメリットが発揮されないこともありますので良く検討しましょう。

犬の健康状態、飼育環境などで最適な保険かどうかは変わってきます。これまで紹介したペット保険はそれぞれにメリットデメリットがありますので、知れば知るほど悩むかもしれません。ただ種類や性格、飼育環境や関係性でどれが適しているかはある程度絞れるのではないかと思います。

とりあえず迷ったら専門家に相談してみるのが一番でしょう。

獣医であれば犬種ごとのリスクや現状の健康状態から判断しての意見を聞けるでしょうし、トリマーや訓練士からも、性格や飼育環境での事故やケガについての話が聞けるかもしれません。

優秀なトリマーなら、被毛や爪の状態から健康状態を判断できるでしょうし、歩き方や姿勢からもわかることは多いものです。

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本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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