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パテラのグレード1、2の悪化防止のための3つの対策その1

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ペットショップチロルの息子です。

ペットショップで購入した子犬が実はパテラだった。というケースや
グレード1や2程度なら成長するにつれ良くなることもありますよ。
などと言われて家族として迎えてしまうことはそう珍しくないようです。

実際トリミングに来る犬の状態を見ると、グレード1以上と思われる犬は
かなりの頭数になります。

というわけで本日はパテラの悪化防止のための3つの対策について
解説してみたいと思います。

パテラのグレードを上げないためにまずは生活環境改善を!

すでにグレード1,2と診断されたのであれば
まずは飼育環境の改善が最優先です。

獣医師の判断も個人差がありますし
どこからどこまでが1なのか2なのかも非常に曖昧ですので
同じグレードでも

これで1なの?とか全然2じゃないじゃん!

とかなり違和感を感じることがあります。

とは言え犬のために負担のない環境に出来るのであれば
悪化防止のためにも行うべきだと思いますので、まずはそこから始めましょう。

以前にも

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で話しましたが、とにかく一番の問題は床の固さと滑りやすさです。

特に成長期の犬では身体の構造は発育途上ながら好奇心と運動欲求は強いため
よりパテラの症状は悪化する可能性が高いと言えます。

犬のパテラの悪化予防対策にカーペットを敷こう

犬のために室内の床を地面のように土にしようというのは無理がありますから
結論を言えばカーペットを敷くのが最も簡単で効果的だと思います。

フローリングに比べれば踏ん張りは効くし、フローリングに比べれば硬すぎず
膝への負担はかなり軽減するでしょう。パテラの予防には十分なると思います。
転倒時のケガの危険性もぐっと少なくなります。

ただデメリットが無いわけではありません。
カーペットの床をトイレにしてしまう犬は割と多いようです。

子犬を家の中で遊ばせていると、どうしても排泄してしまうことがありますが
そうなるとその匂いを完全に除去することは難しく
いや感触を覚えて習慣化してしまう可能性があります。

当然衛生的にも良くありませんし、人間の汗などもしみ込んで細菌の温床になることも。
とにかく掃除が面倒になることは覚悟しなければなりません。

犬が爪を立てたり噛んで壊したり異物誤飲のリスクもありますので
それもなかなかのデメリットですね。

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パテラの悪化防止にはどんなカーペットがおすすめか

上図のようにカーペットの毛足にも種類がありますが
犬のためにもループのような毛足のカーペットは避けましょう。

爪が引っかかれば転倒の危険や爪が折れてしまうことも
考えられます。

コストや利便性を考えればタイルカーペットがベストでしょう。
汚れたところは外して洗えますし交換も簡単です。

犬のパテラ予防に一番いいのはゴムマットじゃないかと個人的には思う

個人的には弾力のある固めのゴムマットのようなものがおすすめです。

車のタイヤのような材質なら爪を立てても傷つきにくいので
かなりの耐久年数が期待できそうですが
そういったものが市販されているのかもわかりませんし
コスト面ではかなりの負担になるでしょうね。

掃除の面では排泄の処理が楽ですし、オシッコがしみ込んだりしないので
臭いも付きにくくメリットは大きいと思いますが
その分犬が踏んだりして身体や家具や壁を汚す可能性は高くなる気がします。

犬の歩き方や身体的特徴は室内飼育には不向き

現在飼育下にある犬のほとんどは室内で生活していますが
その多くがフローリングの上を歩いています。

陸上動物でこうした地面で生活している動物は人間と
飼育下にあるペットの犬や猫くらいのものですが
人間は蹠行性動物ですからまだいいとしても犬や猫は指行性動物ですから
とてもいい環境とは言えません。

滑りやすい硬い床で生活することにメリットはありませんから
その点で言えば室内飼育よりも外で飼う方が良いことは間違いないでしょうね。

猫よりも犬の方が硬く滑りやすい床での生活のリスクは高い

猫の場合は平面運動よりも上下運動の方が必要ですし好む傾向にあります。
猫は樹上から獲物に襲い掛かるような場合も多いですし。

猫は瞬発力を活かし獲物に襲い掛かる狩りの仕方ですが
犬は走って追い詰めるという狩猟を行ってきましたから
その違いからしても犬の方が健康を損なうリスクは高いでしょう。

獲物との追いかけっこをしながら数万年の時をかけ
走りに特化した身体を手に入れ狩猟で生計を立てていた動物が
今は人間によって保護され至れり尽くせりの生活をし
その身体的特徴を持て余しているどころか
環境に適応できず健康を損なう原因となっているのは何とも皮肉な話です。

最後に

プードルなどの小型犬では非常に多いパテラですが
グレード1や2であれば改善は見込めなくとも
飼い主の努力次第でうまく付き合っていけると思います。

もちろん加齢によっても膝軟骨がすり減り、筋肉も衰えてきますから
高齢犬になればリスクはどんどん高まります。

もしまだ犬をお迎えになっていないのであれば
パテラの疑いのある子犬を選ばないようにすればいい話ですが
すでに飼育しているのであれば後悔しても仕方がありませんから
出来ることをするしかありません。

愛犬の健康を守ることが出来るのは飼い主だけです。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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