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子供の為に犬を飼うなら何歳頃にどんな犬が最適かを考えてみた。

勝手な考察

ペット屋の息子です。

そろそろ犬を飼おうか?という話になるのは子供が小学生になり、自分の事がある程度はできるようになった頃でしょうか?
年ごろの子供たちは何かしらの動物を飼いたいと思うものですが、子供にとって一番良いペットと言えばやはり犬でしょう。

子供にとって犬を飼う事がどれほどいい影響を与えるかは以前も話しましたが、生き物を飼う以上しっかりと考える必要があります。間違った選択をしてしまうとお互いにとって非常に良くない結果を招くことになるかもしれません。

子供の為に犬を飼うならいつ頃が良いのか?どんな犬がふさわしいのか?

と悩んでいる方に自身の経験を交えてお話ししたいと思います。

 子供の為に犬を飼うなら何歳頃が最適かをデータから考える

子供に犬を飼わせるならある程度の事が自分でできる年齢でなければいけません。ただそのあたりの判断は子供によっても変わりますし、両親の判断になりますからはっきり何歳とは言えないでしょう。

子供の心理を研究する学者の話では6歳~9歳が望ましいという結果が出ています。ペットが子供に与える影響が年齢によってどう変わるかも調査されています。

  • 6~9歳の子供時代に動物と触れ合う機会があれば動物への愛情が高まる
  • 10~13歳では知識や理解が増える
  • 13~16歳では環境や生態学的な知識や理解が増え、倫理的関心が劇的に高まる。

というわけで、子供の心理的な面から考えれば9歳までには犬の飼育を始めておいた方が良いという事です。

犬を飼う事が子供にとってどれだけ良い影響を与えるかは

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をご覧下さい。

 子供の相手にふさわしい飼いやすい犬種の選び方

子供と犬が良い関係を築くには、選ぶ事ができる犬の方をどんな犬種にするかが重要です。
単なる子供の希望である飼いたい犬ではなく飼える犬でなければいけません。

その為にどういった犬を選ぶべきか。

そう考えれば選択の基準は以下の2つに絞られます。

  • 子供でも世話ができるかどうか?
  • 子供にとって危険がないか?

後は現実的に入手可能で、飼育に関して管理や健康面で問題が無いかを考慮して選んでみましょう。

子供でも世話ができる犬の条件とは?

子供でも世話ができるかどうかは何をどこまでやらせるかでも変わってきますが、一番は犬が子供とのコミュニケーションを嫌がらないかどうかという性格的な事がポイントです。

例えばたびたび話に上がる、性格を左右する外見的特徴の「耳が立っているか垂れているか」では垂れている犬の方が警戒心もなく穏やかで子供には向いているでしょう。その中でも人の言うことに従いやすい犬を選べば子供にとっても良いパートナーになれると思います。

子供の突発的で一貫性がない行動は犬によっては恐怖を感じますが、陽気で明るい性格の犬では興味の対象や遊び相手と考えますからお互いに幼い頃から行動を共にし、両親がそれぞれに注意を払えば兄弟や親友のように付き合うことも可能です。

耳が垂れている犬の中でも一部の猟犬(レトリーバーやスパニエル)は子供の相手にふさわしい性質を持った犬種です。

猟犬の中でもスパニエルやレトリーバーは飼い主の命令を良く聞き、自らの食糧であるはずの獲物を主人に持ち運んで来るのですから奉仕の精神も強いので育て方さえ間違えなければ子供の対応にも辛抱強く付き合ってくれるでしょう。

一般的に賢いと言われる牧羊犬などは人とのコミュニケーション能力も高く、耳が垂れていて穏やかな性格の犬もいますが、子供の相手と考えると最適と言い切れないところもあります。

彼らは使役目的から自立行動型の犬としての性質を求められて作出された犬種ですので、命令で動くというよりも状況に合わせて自分の行動を決める犬ばかりです。
人の命令を聞き分ける高い知能はありますし、理性的な相手には立場をわきまえた振る舞いをしてくれるでしょう。しかし子供の相手は望んで行うというより嫌いではないという感覚かもしれません。

子供にとって危険がない犬種の条件とは?

子供にとって危険がない犬種の条件に攻撃性がないという点がまず挙げられます。
以前チワワとダックスは人を噛みやすい犬種と話しましたが

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確率は高く飼育頭数も多いので、犬に噛まれたことがあるという方のほとんどはこの2犬種かもしれません。後は柴犬でしょうか。柴も警戒心が強く神経質で子供を嫌う傾向がありますのでお勧めできません。

世話の中で行う餌を与える、食器を片付けるという行動は特に噛まれる危険が高く、後に残る傷を負うことになったりトラウマになったりするかもしれません。またおもちゃを取りあげたりすることも犬によっては危険です。
犬種で違いはありますが基本的に犬は噛む動物です。油断をせずしっかりしつけをしましょう。

しかし噛むという攻撃性を持った犬だけが危険な犬というわけではありません。むしろ子供好きな犬の方が危険なことがあります。

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子供にとって一番危険な犬は子供を好きな犬だった!

子供にとって危険な犬が子供好きな犬というのは意外かもしれませんが事実です。
同様の理由で女性やお年寄りにも危険となることがあります。

犬によって子供が恐怖の対象になるか興味の対象になるかは変わってきますが、子供を遊び相手と考えて積極的に交流を取ろうという犬もいます。しかし犬種によっては遊びの範囲でも、噛んだり飛びついたりという行動で子供が怪我をすることがあります。
特に体の大きな犬がのしかかってきたりすれば、子供ではその体重を支え切れず倒されたりよろけたりするでしょう。

体重が重く力の強い犬は散歩に行くのも子供に任せるのは危険です。
特にしつけが出来ていない活発な若い犬では連れている子供も危険ですが、他の通行人などにも興味を示し飛びついたりすることも考えられます。

かと言ってしつけが良くできている犬でも危険がないとは言えません。
逆にしつけが出来ていない活発な犬の行動に巻き込まれることがありますから、とっさの行動に引きずられたり倒されたりする子かもしれません。

散歩中急にほかの犬に吠えられ、驚いて走り出した犬に引きずられて転んでケガをしたというケースは良く聞きます。

前述で紹介したレトリーバーなどもゴールデンやラブでは子供にとって脅威な存在になります。

犬種によっては子供にケガをさせられるケースも

身体が小さな小型犬では子供の扱い方でケガをすることがあります。
一番多いのは抱いていた犬を落としてけがをさせるケースです。身体の小さな子犬のうちや大人になっても小さなチワワなどの超小型犬では命を落とす事もありますので、子供に全てを任せるのはやめましょう。

その他にも、犬がいる事に気づかないでつぶしてしまったり、蹴ってしまったりで死亡事故やケガをしたケースは意外と多いようです。
その際に犬から攻撃を受けたり、逃げる犬を無理やり抱こうとして噛まれたなどの、扱い方が犬にとって好ましくない場合に噛みつかれたなど、お互いにケガをすることも考えられます。

ペットショップという立場から子供におすすめな犬種

最終的な結論からすると子供の相手に最もふさわしい犬はイングリッシュ・コッカースパニエルでしょう。

お気楽な性格で明るいキャラクター、動物や人間が大好きで積極的に交流を取ろうとする点や、しつけが入りやすく基本的に利口です。子供の乱暴な扱いにも喜んでしまうような面もありますし、体型的にもがっちりして多少の事ではケガをすることもありません。大きさや体重も8~14㎏と扱いやすいサイズです。

子供が男の子で中学生以上であればイングリッシュ・スプリンガースパニエルもおすすめです。

基本的には穏やかな性格ですが、スプリンガー(跳ぶ・跳ねる)という名前の通り運動量が豊富な犬種なので活発なお子さんならむしろコッカーよりも向いているかもしれません。

サイズとしてはコッカーよりやや大柄で体重は15~25㎏程度です。

もちろん犬種の性質が全てではありませんからコッカーやスプリンガーでも危険な犬に育つこともありますし、子供のいる家庭での飼育に向かないとされる犬種でも、子供と仲の良い兄弟として育つこともあるでしょう。

血統管理や飼育環境、しつけ等で犬は驚くほど変わります。

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愛犬のスプリンガーも献身的にその子の面倒を見てくれて、いつも一緒で本当の兄妹よりも仲が良かったとの事です。残念ながら4年ほど前に13歳で亡くなってしまいましたが、子守のできる子供にやさしい最高の家族だったとの報告を頂きました。
わが子のようにしっかりと教育しショーチャレンジしてチャンピオンまで完成して頂いたからでもあると思います。

種を超えた愛情で結ばれた兄妹の年賀状が本当に微笑ましく毎年楽しみでした。きっと生涯幸せだったでしょう。

まとめ

子供が犬と日々過ごす事はとても良いことだと思います。その為に子供が扱いやすい性格やサイズの犬を選ぶ事が大切です。
子供の好みだけを考えれば様々な相性で問題が出る事もあるでしょうし、どうしても飼育したいと思える犬が居るのならいつか自立して飼えば良いでしょう。

子供の相手という点で犬種を選ぶとやはりコッカーがおすすめだと思います。日本ではアメリカンコッカーの方がメジャーですが、イングリッシュコッカーの人気も高まってきていますし、手入れの面を考えても断然おすすめです。

最後は自家繁殖犬のCMになってしまいましたが、そもそも子供のいる家庭で犬を飼育するのに向いた犬種だから繁殖を始めたという背景もありますのでコッカー、スプリンガーは本当におすすめです。

Eコッカーは明日には出産するだろうという犬が居ますし10月5日に5頭の子供たちが生まれました。Eスプリンガーはちょうど目が開いた子犬が6頭育っています。

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本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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