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犬の無駄吠えは性格で理由も変わる!タイプ別のしつけを実践しよう!

しつけ

ペット屋の息子です。

犬の無駄吠えで困っていませんか?

犬が吠える事をやめさせたいと時々相談を頂きますが、犬の種類や性格によってしつけの方法が変わります。
どんな時に吠えるかを理解していても、どんな気持ちでいるのかが理解できていなければ吠える事をやめさせることはできないでしょう。

人間も考え方や感じ方に違いがあります。同じ物事でも良い事に感じるか嫌なことに感じるかは人それぞれです。犬にも好きな相手や嫌いな相手というものがいて、得意不得意ももちろん犬によって変わってきます。その違いを理解する事で正しい対処が出来るようになるはずです。

今日はそんな犬の性格の違いを考えた無駄吠えのしつけについての話をしましょう。

犬の無駄吠えを防止する為には理由を知る事から

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で話したように犬種によっての違いも影響は大きいでしょう。
それ以外にも社会化期の過ごし方やトラウマなどの心因的な要因で性格に差が出ますが、犬の違いから吠える理由を大別すると

ポジティブな思考からの無駄吠え(交流を望む呼びかけ、要求吠え、興奮等)
ネガティブな思考からの無駄吠え(排除、威嚇、恐怖心の表れ等)

に分けられます。
同じ状況でも真逆の心理から無駄吠えをすることがありますので、対処の方法も変わってきます。どちらも同じように叱って直そうとしてはうまくいくはずはありません。

理由に違いがあれば方法にも違いがあります。そうして理由を無視して無駄吠えを直すことは難しいでしょう。しつけをしようというならならまだしも安易にグッズなどに頼ればより事態は深刻になることもあります。

犬の無駄吠えに音や超音波の出る首輪を使うデメリット

アマゾンや楽天市場で犬の無駄吠えグッズなどを検索してみると首輪に機械の付いたものが見つかります。

レビューを見ても割と高評価ですが、こうした首輪が効果を発揮するには正しい使い方ができるかどうかが重要です。ただ使うだけでは問題が解決するどころか別の問題行動を起すきっかけやストレスを与えることになります。

ポジティブな心理にしろネガティブな心理にしろ吠えている犬にとっては吠えるべき理由があるからであって、そのことに目を向けなければ解決することは難しいでしょう。問題行動と考えているのは飼い主の立場だからなのです。

犬が吠えたからと言って不快な刺激を与えれば吠える理由がある犬にとってはたまったものじゃありません。理由に合った正しい行動を制限すればストレスになり刺激に対して正常な行動を示す事ができなくなるかもしれません。

首輪や設置する装置などいろんなタイプのものがありますが、どれもが音や臭い、超音波などで言うに刺激を与える事で注意をひき、吠えると刺激があると学習させ止めさせるという物です。

こうしたグッズは多用しないでどうしても必要な時や応急処置的に使うようにしましょう。その間に無駄吠えをする理由を考え問題の解決の為に実行することを忘れないで下さい。

犬が無駄吠えした時の様子から性格の違いを知る

ポジティブ思考な無駄吠えの場合

  • 相手をしっかりと見つめている事
  • 口を大きく開けて吠えている
  • 規則的な間隔で吠える
  • 耳が立っている事
  • 背中の毛が立っていない
  • 尻尾を立てて振る

などがあげられます。
尻尾を立てて大きく振っていればほぼ間違いありません。頭を低くして腰を上げる姿勢や、前足を上げたり跳ねたりしながら近づいたりする様子も見られます。

ネガティブ思考な無駄吠えの場合

  • 目を合わせない、顔を背けて横目で見る
  • 口をすぼめて吠えている
  • 激しく連続して吠える
  • 耳が寝ている事
  • 背中の毛が立っている
  • 尻尾を下げる、股にしまい込む

などがあげられます。
吠える声も甲高く激しいのでわかりやすいでしょう。前脚を突っ張り腰を下げて、逃げ出したい気持ちと排除したい気持ちが混同し近づいたり離れたりウロウロします。

強気な犬は攻撃行動に移ることもありますので注意しましょう。

犬がチャイムや来客に無駄吠えする時の対処法

犬が無駄吠えする時と言えばチャイムが鳴った時や宅配便業者や来客があった時が多いようです。そんな時にどう対処するかをご説明します。

ポジティブな感情からの吠え

来客や人にあった時に犬が吠えて駆け寄って行った時に、よしよしとなでたり抱き上げたりするのは無駄吠えを助長させます。
吠えると良いことがあると思わせる事になります。
犬が吠えている間は目を合わせない様に無視をして、動きを制限する事が大切です。抱き上げたりリードを付けるなどで対処します。
リードを踏んで跳ねたり近づいたりできない様にして落ち着くのを待ってから相手をしてもらいましょう。吠えるのをやめれば構ってもらえると学習させるように心がけて下さい。

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ネガティブな感情からの吠え

来客や宅配便などに威嚇や恐怖心から吠えている犬は人に合わせないことが一番の対策です。
犬が人に向かって吠えているのをそのままにしていれば、用事を済ませて帰っていく様子をみて吠えたから帰ったと勘違いを起こすことに繋がります。玄関に出る際に犬がついてきてしまったりしたら部屋に戻しましょう。人の姿を見せない方が無駄吠えは治まりやすいはずです。

来客が家に上がる場合には、リードを付けたり抱っこするなりして吠え止むのを待ちましょう。無視をして目を合わせたりしないように。
吠え止んだらリードを付けた状態で自由にして様子をうかがいます。犬が自ら来客に興味を示し近づいて行くようになれば徐々に慣れていくでしょう。

犬が散歩中に無駄吠えする時の対処法

ポジティブな感情からの吠え

散歩で出会った犬に、遊びたい一心で吠えて駆け寄ろうとしたら一旦止まって落ち着かせるべきです。吠えて要求すれば思い通りになると誤解を与えない様にしましょう。
相手にも同様に止まるか一度距離を置いてもらい意識をむけさせないようにして下さい。吠えていない状態の時に触れ合わせるように、少しづつ距離を縮めていきましょう。
おやつを使って気を逸らすのも有効ですが、吠えている時におやつを上げてしまわない様に。吠えたらおやつがもらえると思うので問題がすり替わってしまいます。

相手が人間の場合にも対処は同じです。オスワリの指示を出してみてきちんと指示に従った場合には触れ合わせても良いでしょう。

よしよしとなでたり抱き上げたりするのは無駄吠えを助長させます。
吠えると良いことがあると思わせる事になりますので、犬が吠えている間は目を合わせない様に無視をして、動きを制限する事が大切です。抱き上げたりリードを付けるなどで対処します。
リードを踏んで跳ねたり近づいたりできない様にして落ち着くのを待ってから相手をしてもらいましょう。吠えるのをやめれば構ってもらえると学習させるように心がけて下さい。

ネガティブな感情からの吠え

神経質で臆病な犬は犬や人を見かけると吠えてしまいがちです。そういった状況で飼い主がかばってしまうといつまでも無駄吠えは治りません。吠えながら犬や人とすれ違っていると、相手を威嚇して追い払ったと誤解するのでいつまでたっても改善する事はありません。
吠える相手に出会ったら一旦姿が見えなくなるまで戻り端によってオスワリをさせて落ち着かせて下さい。その際におやつなどを握った手の隙間から舐めさせたりしながら相手が過ぎるのを待ちましょう。
そうした事を繰り返すうちに徐々に人や犬の存在が気にならなくなりますので、根気よく続けて下さい。

まとめ

基本は犬が吠えた時や最中に相手が行動すると吠えたことによってそうしたと思わせる事になります。気を逸らしたり吠え止むのを待って行動を起こすようにしましょう。
犬が吠えている時は子供が駄々をこねている時と同じようなものです。相手の要求に応える様子を見せればやめさせるどころか逆効果になります。
無駄吠えの原因には飼い主の甘やかしやかわいそうという人間の感情が大きく関係してきます。
多くの問題行動を防ぐには犬を犬として扱う事が必要です。犬が起こした行動に対処するのではなく、させない事が最も大切ですから、穏やかで毅然とした態度を示し頼りがいのある飼い主として振る舞って下さい。

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