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トイプードルの飼い方は初日が肝心!共働きでも留守番可能な犬にするコツ

しつけ

ペット屋の息子です。

さんざんトイプードルをお譲りしてきましたが、皆さんかなり苦労されているようですね。

トイプードルって犬を誤解している方も多いのでこの際ハッキリ言っておく必要があるかと思い飼い方のコツをお話しすることにしました。

飼育頭数も相変わらず1位をキープしていますし、まだまだこれから飼おうと思う人もいるでしょうしね。

トイプードルという犬がどんな犬でどういった飼育をすればトラブルなく飼う事ができるか今日はそんなお話です。

 トイプードルの飼い方はちょっとしたコツで劇的に楽になる!

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で話しましたがトイプードルは選ぶ犬を間違えるとけして飼いやすい犬ではありません。これから犬を迎える方であれば子犬選びは慎重に行いましょう。

すでに子犬を迎え入れた方はもう大切な家族です。できる限りのケアをし、少しでも健康で幸せな時間を過ごせるように適切な栄養管理と体調管理に気を付けて下さい。

問題のない犬を選ぶ事ができればその後の心配は少なくなりますが、犬に問題はなくとも飼い主の意識が犬をだめにするパターンがあります。

トイプードルは共働きの家庭での飼育に向いている

共働きでは犬を飼えないと思い込んでいる方もいますがそんなことはありません。むしろ犬の教育の為には良いこともあります。

多くの方が犬は母親や兄弟と共に過ごす事で社会性を身に付けるという話から飼い主が傍にいる必要があると思い込んでいますが、これはあくまで犬を理解し親として教育ができる飼い主ならの話です。

多くの飼い主は自分の感情からの行動を行い、それが犬の為になると信じていますが、犬の要求に応えたり犬が必要としていないことを率先してしまう事で、共依存や分離不安といった障害を生む事になります。

社会化が済んだ犬を迎えれば、むしろ共働きで飼い主が留守がちの方が犬にとって都合の良いことは多いのです。そしてプードルはそういった方に向いた犬種です。

詳しくは下記をご参照下さい。

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トイプードルが飼いやすいかどうかは飼い主次第!

トイプードルは飼いやすい犬と言われていますがはたしてそうでしょうか?

これはある意味正しくある意味間違いです。というのもプードルの高い知能と従順な性格が時に問題行動の引き金になるからです。

元々が猟犬だけに奉仕の精神が強い犬ですからきちんとした関係性を築くことが大切です。それさえクリアできればしつけのトラブルは回避できると言っても過言ではありません。

以前プードルが餌を食べなくなることの話をしましたが

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この性格を利用するのです。

トイプードルの飼い方は初日が肝心!依存しない犬にする為の3つのポイント

生きる為に必要な狩りの獲物を分け与えてくれるほどの性格の持ち主ですから、プードルにとって飼い主に褒めてもらうことは何よりの喜びです。

その褒めるという行為を価値のあるものにするには、普段からの距離感を縮め過ぎないことが大切なのです。その為に正しい関係性を築く必要がありますがそれには初日が肝心です。

人は子犬を見るとその愛くるしさや幼さ、体の小ささにかわいさを感じるものですが、同時に守ってあげなければという思いも持ってしまいます。いわゆる母性本能と言われるような感情です。

本来犬は人間を必要とせずとも生きていくことが十分に可能な動物で、それが事実であることは野良犬や野良猫がいることが証明しています。

トイプードルも犬であることに違いはありませんから、文明や科学に頼らずとも生きていける力は充分に兼ね備えています。逆に言えば飼育環境が不適切であればその機能を殺してしまうことになりかねません。

 1、子犬の夜鳴きを無視することが重要

迎え入れたほとんどの子犬は夜寂しさから鳴くことがありますがこれを無視できるかどうかはとても重要です。

健康で独りでいることが可能な子犬だから迎え入れる事ができたのでしょう?

そうであるのならしっかりと無視して下さい。そうでなければ犬の要求に飼い主が応えるという関係が始まることになります。

これは主従関係の逆転の始まりを意味します。

迎え入れた子犬が大切な存在になることは当然ですし、犬を飼うのは飼い主の感情が理由であることが多いので何でもしてあげたくなってしまうのも理解できます。しかし夜中に寂しいと子犬が鳴いたからと相手にしていては飼い主の負担も相当なものになりますし、犬に

いつどんな時でも自分の要求には応えてもらえる

と誤解を与えることになります。

こうした行為が犬の為にならないことは言われるまでもないことでしょう。

2、週末に子犬を迎え入れない!分離不安や依存症を作る危険性がある

終始行動を共にし触れ合う時間が長ければ飼い主とのコミュニケーションやスキンシップは日常の当たり前になってしまいますから飼い主の褒めるという行動の価値を下げることになります。

さらに問題なのは距離感を縮め過ぎると飼い主に依存してしまうことになります。

多くの方が犬の事を考え休みの日に迎え入れて様子を窺ったり寂しくないようにと寄り添うように傍にいることを愛情と考えてしまいますが、これは正直逆効果です。

例えば週末に犬を迎え入れて人がいる安心感を覚えさせてしまうと、子犬は飼い主が居なくなることに不安を感じるようになってしまいます。

共働きの家庭では日中留守番をさせることになると思いますが、犬は言葉や人間の生活習慣を理解していませんから

仕事に行ってくるから帰ってくるまで待っていてね。

と声をかけても

うんわかった

とはなりません。

どうして居なくなってしまうの?

帰ってくるの?

そんなことを思い不安な時間をじっと過ごす事でしょう。

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3、トイプードルの性格や特徴の良さをを飼い主が活かせない

トイプードルが利口で優秀な犬なのは犬種の成り立ちや使役目的、体の機能からしても疑いようのない事実です。さらに様々なカットが楽しめる。これほど家庭犬として飼育しやすい条件がそろった犬はそういません。

自身の犬の持つ可能性や潜在能力を信じてしっかりとしつけを行って下さい。その為の一番の障害はあなたのかわいいとかわいそうという感情なのかもしれません。

失敗を防ぐには子育てと思い犬と向き合うことが大切です。

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子育ての経験がある方ならきっと体験したはずです。保育園や幼稚園に初めて子供を連れて行った日の事を思い出しましょう。置いてかないでと泣き叫ぶ子供の姿を後にごめんねと語る母親の後ろ姿は見ていて切なくなりますね。

でもけして擬人化してはいけません。

もともとプードルは分離不安を起こしやすい素質を持ってはいますが、飼い主のしつけや関係性が正しければ、結果で応えようと努力する事ができる犬です。それが猟犬として活躍できた理由でもあります。

 トイプードルの問題行動は縄張りを分けることで防ぐ

トイプードルはサイズこそ小さいものの人間が思っている以上にたくましく、また利口です。おまけに成長のスピードも人間とは比べ物にならないほど早いのですから。

彼らは自分がどういった行動をすれば飼い主が答えてくれるかをすぐに覚えてしまいます。精神的に自立した犬に育てる為にも、また自分自身が苦労しない為にも縄張りを分けて生活することをおすすめします。

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プライバシーを守ることも必要です。

相手は違う種類の動物ですから、人間との距離感が近すぎて自分を人間と思わせてしまうことは不幸の始まりでもあります。そこまで思わなくても犬であることを忘れてしまう犬もいます。

犬を放し飼いにして自由を与えるのは教育が済み問題行動を起こさなくなってからです。

犬を怖がる犬に育てない為には幼い頃からの集団行動が必要

幼い頃から他の犬とよく遊ばせることが肝心です。なんなら飼い主よりも犬と遊んでいる方が楽しいと思えるくらいにしても良いと思います。それには飼い主が友達のような存在にならないことも大切です。毅然とした態度でふるまい、威厳をもって犬と接することを心がけましょう。

トイプードルも犬ですから、犬から学ぶことは多く大切なことばかりです。犬の将来の為にも犬との交流の時間を多く取って下さい。

トイプードルとの生活は平均して15年ほどは続きます。成犬までの1年間を教育に費やしたとしても人間の寿命と教育の時間を考えれば15年の内の1、2年を教育に費やすことはむしろ短いくらいです。教育や訓練の時間を楽しむことも犬を飼う醍醐味ですし犬の為になることですから飼い主としての役目と自覚しましょう。

ケージでの飼育をしていれば犬という自覚はないまでも人間と同じ権利を要求する犬にはなりにくいのでそう心配することはありません。後はむやみに抱かない事です。

犬を怖がる犬に育てない為に抱き癖を付けないようにしよう

 

犬を抱くという事はけしていいことではありません。「虎の威を借る狐」ということわざがありますが、ようは飼い主と犬がジャイアンとスネ夫のような関係になるという事です。

抱くという行為は犬などの四足歩行の動物ではありえない事ですから抱き癖を付けてしまうのはやめましょう。

飼い主の腕に抱かれていると安心感があり自分が特別な立場にある気がするのかもしれません。そして目線の高さも変わりますが、これは性格的にかなりの影響を及ぼすようです。

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の中で紹介したSerpell博士の「体の大きな他者に存在を脅かされていると感じ防衛的な意味で攻撃に移る」

という心理が事実なら飼い主に抱かれることで得た目線の高さが当たり前になることで、普段の生活の目線が不安に感じることが考えられます。

まとめ

今日の話は以前にしたことと重複する事ばかりですが、利口で飼いやすい犬と言われるプードルだからこそより気を付けるべきポイントです。
自分の感情ではなく犬にとって必要なことは何か、お互いの為に良い関係を作ることになるか、そういった事を考えて接する事ができればしつけをするまでもなく良い犬に育つでしょう。

トイプードルには飼い主の想いに応える十分な素質があると思います。お互いの事を理解しあうために行動のなぜを考え気持ちを伝える方法を考えましょう。

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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