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犬の問題行動を責める前に改善したい飼い主の性格6選

しつけ

ペット屋の息子です。

犬の問題行動の原因が飼い主にあるのはよくある話で

困ったどうしよう。何とかなりませんか?

と相談に来る方の多くはしつけや関係性に問題があることばかりです。犬という動物を理解することを怠り、擬人化してかわいいとかわいそうを理由に接することを改められない。なんとなく思い当たる節があるのならあなたはまだ大丈夫。

うちの子に限って。私はそんなことない。そう言いながら犬が問題行動を起こしているのならしつけが必要なのは飼い主のほうかもしれません。

僕も偉そうなことは言えませんし、人間も性格を直すのはとても難しいでしょう。だから自分に合った犬をしっかりと選ぶ必要があるのですが・・・

とは言え一度迎え入れてしまったら最後まで責任もって飼育するしかありません。というわけで飼い主さんに知って頂きたい犬に問題を起こさせやすい性格6選をご紹介したいと思います。

犬の性格は飼い主で決まる。なぜ問題行動を起こすのか?

もしあなたが犬を飼うとしたら犬はどんな性格になるでしょう?
犬種の組み合わせにもよりますからすべてに当てはまるとは言えませんし、自身の性格を変えたいと思って犬を選ぶのか、自分に合った犬を選んで飼育にかかる負担を減らしたいのか、そういった選択でも変わってきます。
しかしどんな犬種でも犬同士の交流ではなく飼い主と主従関係を構築していくとなれば、飼い主の影響をもろに受けます。何が正しい何がいけないのかをプログラムするようにひとつひとつしつけをしていくことになります。
特に子犬から飼うとなれば、何もかもが未経験で右も左もわからない状態です。頼れるのは飼い主だけなのです。

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でも話しましたが、人と犬はいつしか同じ問題を抱えるようになりました。そのことを危惧して書かせて頂いたのでかなり厳しい内容ですが、逆に言えば飼い主が犬の前で威厳のある態度で主人としてふるまえば問題行動は防げるということです。

プライベートを見せなければ尊敬される上司でいることはそう難しくないでしょう?

犬は飼い主を見て学習しますから当然ですが、もともと人間の常識やルール、マナーなどを理解していません。自由に食べて遊んで寝ることが全ての犬が人にとっての問題行動を起こすのは当たり前なのです。しつけは何かをさせるためでなく問題行動を防ぐためにこそするのです。

何かをしたい犬に何もさせないのは難しいことです。だって彼らは動く物、動物ですから。

飼い主が神経質で完璧主義者だと犬はどうなる?

毎日決まった時間に犬の食事を用意し、フードの量は1g以下で正しく与える。
散歩も同じ時間に決まったコースを同じペースで歩く。
そんな規則正しい生活を送るために自己管理も完璧で犬にもそれを望んでいる。神経質で完璧主義者と呼ばれる方がもし犬を飼育したら犬はどんな性格になるでしょう?

例えばパートナーとして選んだ犬が甲斐犬紀州犬などであればそこそこいい関係を保つことができるかもしれません。しかし一般に室内で飼われる洋犬などでは良い結果は得られないかもしれません。
特に子犬からの飼育となれば人間の子供と同様に好奇心にあふれ感情のままに動きます。その時期に厳しいしつけを強要すれば、常に緊張を強いるのと同じですから気の休まる暇はありません。自分で判断できず飼い主の顔色を伺いながら過ごし、常にビクビクしたネガティブな性格になることが考えられます。

犬の好奇心は成長に不可欠なものです。多くのことに興味を持つことで様々な体験をさせることができます。失敗を糧に成長していく姿から学ぶことも多いはず。何事にも対応できる柔軟性を身に着けられるようにしておくといざという時は安心です。

怒りっぽい人が犬を飼ったらどんな性格の犬に育つか?

犬の行動にいちいち腹を立ててしまう人や、いろんなことに不満を持ち、常に怒りをあらわにしている飼い主は犬には好かれません。負の感情は犬だけではなく他者に伝わりやすいものです。
特にしつけで犬に対して厳しく叱責するなどしては逆効果です。常に不機嫌な飼い主を見ている犬は、不安を抱え情緒不安定な性格になるでしょう。何かにつけておびえるようになり強い警戒心を抱いて吠え癖が身についてしまうかも。犬と言い争うのは決して楽しいことではありません。

ただ怒りをぶつけても犬は学習しません。怒りを抑え理解を得るように根気良く接することができなければ、いつまでも同じ問題行動に悩まされるでしょう。

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飼い主が気分屋だと犬はただ戸惑うばかり

その日の気分で態度を変えて犬と接すると犬はただ戸惑うばかりでどうしていいかわからなくなります。規則正しい生活をしすぎるのも考えものですが、基本的なルールを学ぶ中で基準が曖昧になってしまうと指示に従わない犬になってしまいます。信頼関係を築くために一貫した態度で決めたことを守るようにしましょう。
また家族が多い家庭では人によって態度を変えるようになることも。全員が同じように接することを意識しましょう。指示の言葉は統一し決められたルールは守るように。

犬はせっかちな飼い主をみて育つことで落ち着きのない性格に

特に子供のいる家庭で育つと興奮しやすく落ち着きのない犬に育つことがありますが、大きな音や機敏な動作で動くものは興味を引き付けます。常に遊びを与えるのと同じような環境ですから、いつまでも手のかかるやんちゃな性格に育つことが容易に想像できます。年齢とともに落ち着くだろうとのんきに構えていると、いつの間にか家を破壊つくし、喜んで鳴きわめく近所迷惑な犬になりかねません。

子供がいる家庭やせっかちな性格が犬に悪影響を与えているようなら、接する時間を少なくしたり距離を取って接するように工夫しましょう。一日の限られた時間に集中的に遊び欲求を解消し、別の部屋で一人の時間を取るなどして犬と人との境界を設けてみて下さい。

自分に甘い飼い主は犬にも甘くなめられる!

かわいいとかわいそうは最も犬の為にならない感情です。
要求をしてこないうちから必要以上に愛情を与えていると、それが基準になり生活の水準はどんどん上がっていきます。多少のことでは満足せず。要求すれば従う飼い主に命令されても言うことを聞く犬などいません。頼りになることを示す意味でも厳しく接することも必要です。
人が好きな犬というだけならいいのですが、この関係がエスカレートすると分離不安を起こしたり他者を排除しようと強い攻撃性を示すようになることも。たいていの場合は人好きだけど犬を怖がる犬になるでしょうけど。

寂しがり屋で心配性の飼い主が犬を育てたら?

飼い主がさみしさを紛らすために犬を飼うことは正直お勧めできません。
こうした方の多くは犬に依存してしまい、犬もまた同様に飼い主と離れることを極端に嫌がるようになります。距離感も近くいつもべったりとくっついていれば、離ればなれの時間は不安が募るばかりです。
犬が留守番をすることになっても、飼い主がどこに行っていつ帰ってくると会話もできませんから、犬には相当なストレスになります。こうした犬にしないためにも適切な距離感を保ちましょう。ストレスで体調を崩しても、動物病院で体をいじられ注射や薬を投与されれば余計にストレスを抱えます。良くなるどころか症状はひどくなる一方です。もちろん入院なんかはとてもさせられません。

まとめ

もしこれを読んで「まずい・・・」と思った方はすぐに対処しましょう。犬と接しているときの自分はいったいどんなものなのか?そう思うことも時には必要です。人に言われると
噓でしょ?、そんなことはしていない。などと思うかもしれませんが、いつの間にか気を付けていたつもりでも犬の性格があなたの性格を物語っています。犬が問題行動を起こすときは自分自身の行動を疑ってみることも必要かもしれません。
犬を一人で育てるとよくない個性を持つことが多いものです。犬友達を見つけて行動したり、一人で抱え込まずに多くの方に愛される犬に育てるための協力者を得ることも良い飼い主の条件かもしれません。
犬が繋げてくれる人の輪も人生を豊かにしてくれるでしょう。犬から見て良い飼い主になるコツは、犬が嬉しそうに過ごせるために努力することです。

尻尾を振る回数があなたの飼い主としての点数です。

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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