フード 勝手な考察

さらばユーカヌバ!ドッグフードブランドに訪れた転機は衝撃的内容だった

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ペット屋の息子です。

もう発表しちゃってもいいのかと思ってこの記事を書いています。

ユーカヌバがマースグループの傘下に入ったのはもう数年前の話ですが、この度ドッグフードブランドのユーカヌバが、ロイヤルカナンで製造販売を行う事になったようです。

個人的にも思い入れのあるフードだっただけに今回の話はとても残念です。フードの質が落ちるというわけではないのですが、今後ユーカヌバをおススメするには難しくなるなと思う内容でした。というわけで今日はユーカヌバのお話。

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 専門店からみたユーカヌバというドッグフード

ユーカヌバと言えば僕がまだ犬のトイレ掃除くらいしか役に立たない時代において、ペットショップで販売されるフードがサイエンスダイエット一辺倒だった状況をひっくり返したプレミアムフードという印象が強く残っています。

当時はまだホームセンターなどにペットショップが出店しているのも珍しい状況で、犬や猫の購入やサポートなどはペットショップで行われていましたし、インターネットでドッグフードを購入するといった方もほとんどいなかったはずです。
その頃のユーカヌバは専門店でフードを販売する為に販売実績に応じての生体フードの提供やキャッシャバック、販売においてのサポートなども手厚く、ペットショップを販売代理店として囲い込むという経営戦略を打ち出した先駆者的な存在のフードメーカーでした。

犬猫の食事管理がいかに重要かを教えられたのもユーカヌバが最初だった気がします。
客層へのアプローチも良くしたもので、下位ブランドのアイムスも量販店で販売していましたし療法食も手掛けていた為、幅広いニーズに応えることが出来る点で顧客に選ばれていたのでしょう。

プロバイオティクスやオメガ脂肪酸のバランスにこだわり、良質で機能性に富んだ信頼のブランドというイメージを見事に植え付ける事に成功しました。実際良いフードだったと思います。すでに過去形ですが・・・

しかしいくら優れたフードでもそれは当時の日本においてという話です。動物先進国においてはいちフードブランドに過ぎず、その後日本のドッグフード業界を席巻する事となるロイヤルカナンを始めとするプレミアムフードやナチュラルフードなどが、ヨーロッパやアメリカでシェアを拡大していました。

1999年にP&Gグループの参加となったあたりから変化が見え始めた気がします。
過去の話なのではっきりと覚えていませんが、いつからかパピーフードや成犬用フードのシェアが奪われ始め売上構成比がシニアに傾き始めたようです。
まさに日本の少子化問題のような現象が起き始めました。寿命の短い犬の食事であるフードメーカーにとっては深刻な話です。その背景にあったのはやはりロイヤルカナンの存在でしょう。
最新の栄養学に基づいて設計されたフードという点においては似ていますが、ロイヤルカナンの方がそのコンセプトにより忠実で徹底しているような印象です。
多くのフードメーカーが犬という動物に対してへのアプローチであることに対し、犬種の多様性に目を向け、多くの特性に向けたラインアップで商品展開を勧めた点が功を奏したのでしょうか。
とにもかくにもユーカヌバがその後現在に至るまで業績を回復する事は無かったようです。
とまあ個人的な勝手な推論で話を進めてきましたが、僕から見たらユーカヌバの辿ったここ20年の歴史はそんな感じです。

ユーカヌバに訪れた転機

さてそんなユーカヌバですが2017年の6月から製造販売をロイヤルカナンに一任するという事らしいのですが、販売に関しては賛成です。
僕もそこまでフードの栄養学に精通しているわけではありませんから、両者の違いを各フードブランドの研究者たちがどう考えているかわかりませんが、栄養学を基本に犬の健康を支えるフードという点では共通したコンセプトでありますので、ユーカヌバの販売をロイヤルカナンが担う事は同じマースグループ内の企業としては自然の流れだったかもしれません。ただ問題は販売ではなく製造の点です。

先日製品のリニューアルに関してのお知らせを書面で頂きましたが、原材料に大幅な変更が加えられることになったようです。
それを見る限りでは正直ユーカヌバとして販売する意味があるのか?と思う内容でした。もうユーカヌバという名前のロイヤルカナン製品になってしまっています。

ユーカヌバのリニューアル後の製品をロイヤルカナンと比較してみた

分かりやすいように、ユーカヌバの健康維持用小型犬種1~6歳の原材料の変更前と変更後の原材料の一覧と、ロイヤルカナンの製品で同じライフステージ、サイズに当たる、インドアライフアダルトの原材料を表にしてみました。

フード種類 ユーカヌバの健康維持用小型犬種1~6歳 ロイヤルカナンのインドアライフアダルト
変更前 家禽類(チキン、ターキー、他)、粗びきコムギ、トウモロコシ粉、動物性油脂、粗びきグレインソルガム、発酵用米、粗びきオオムギ、鶏エキス、乾燥ビートパルプ、乾燥卵、フィッシュオイル、亜麻仁、フラクトオリゴ糖、ビタミン類(E、C、β-カロテン、A、パントテン酸カルシウム、ビオチン、B12、B1、ナイアシン、B2、B6、イノシトール、D3、葉酸、塩化コリン)、ミネラル類(塩化カリウム、食塩、ヘキサメタリン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸第一鉄、酸化亜鉛、硫酸マンガン、硫酸銅、酸化マンガン、ヨウ化カリウム、炭酸コバルト)、DL-メチオニン、ローズマリー抽出物 米、肉類(鶏、七面鳥)、とうもろこし、動物性脂肪、植物性分離タンパク*、加水分解動物性タンパク(鶏、七面鳥)、ビートパルプ、大豆油、植物性繊維、酵母、魚油、フラクトオリゴ糖、アミノ酸類(L-リジン、DL-メチオニン、L-チロシン、タウリン、L-カルニチン)、ポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、ミネラル類(Cl、K、Ca、Na、Mg、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、D3、E、コリン、C、パントテン酸カルシウム、B6、ナイアシン、葉酸、B1、B2、ビオチン、B12)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
変更後  肉類(鶏、七面鳥)、小麦、とうもろこし、動物性油脂(オメガ-6不飽和脂肪酸源)、とうもろこし粉、大麦、ビートパルプ、加水分解動物性タンパク(鶏、七面鳥)、魚油(オメガ-3不飽和脂肪酸源)、フラクトオリゴ糖、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、K、Na、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、D3、コリン、E、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、B6、B1、B2、ビオチン、葉酸B12)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

ロイヤルカナンが製造を手掛けるだけあって、変更後の原材料はロイヤルカナン製品の中の1フード言えるほどです。

個人的にそこには手を付けない方が良かったんじゃと思ったのはやはり酸化防止剤の変更でしょう。ユーカヌバというブランドを残すのであればそこをBHA、没食子酸プロピルにしてしまったら顧客離れは否めないのでは?と心配になります。

個人的にBHAや没食子酸プロピルの使用を否定しているわけではないのは

ロイヤルカナンの安全性が心配?BHAと韓国工場問題について

でご理解頂いていると思いますが、毛嫌いする方は多いですから影響は大きいでしょう。しかし逆に言えばロイヤルカナンの信念を貫く姿勢が伺えますので、ぶれない企業理念は流石だなと感じました。

フードの金額に変更は無いとのことでしたが、原材料の大幅な変更があったにも関わらず据え置きということは、もともと両者の間にそれほど価格差が無かったからでしょう。

しかし今回のリニューアルは良いものだったとは決して思えません。フードの選択肢が減ったと感じる方やユーカヌバを見限る方は必ず出てくるはずです。僕としてもおススメするメリットは感じられません。

まとめ

以前ランキングサイトが参考にならないという記事を書きましたが

ドッグフードおすすめサイトが参考にできない理由

今回のリニューアルでそういったサイトがどう評価するかは気になりますが、おそらく酸化防止剤が変わったことで評価は著しく下がるとみて間違いないでしょう。

ユーカヌバとロイヤルカナンは栄養学を学ぶきっかけになったフードでもあるのでとても複雑な心境です。ペットショップチロルが成長したのはユーカヌバのおかげという部分もありますから。
とは言えメリットもあっての事でしょうから。予想を覆す結果になってくれれば逆に嬉しいですね。ユーカヌバの今後に期待しましょう。

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

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