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犬の餌の量や回数を決めるのに忘れがちな4つのポイント

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ペット屋の息子です。

あなたは犬に与える量や回数を正しく行えていると自信を持って言えますか?

ドッグフードの裏面に与えるべきエサの量が書いてあるのでその通りに与えています。と言う方は多いでしょうが何故か見渡せば肥満気味の犬が多いのが現状です。しかし子犬では与える量が足りず痩せずぎな事が多いのも事実です。

ちゃんと表示通りに与えているというのに標準体型の犬が少ないのはなぜでしょう?

きっと言われればナルホド!なある事を忘れているはず。今日はそれをしっかりと覚えてもらおうという話です。

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 犬に与える正しい餌の量を決めるために必要な4つのポイント

結論から言えば忘れがちな4つの要因は

  • 温度
  • 適正体重
  • 年齢
  • 活動量

です。

これだけで分かったしまった人は説明するまでもないかもしれませんが、与える回数にも考慮する点がありますし、それぞれの要因がどう影響するかまで細かく理解している人はそう多くないと思います。

犬が生き物である以上、食事は生きる為に最も大切な作業ですからおろそかにはできません。実際にはここに挙げた以外にも考慮しなければならない点もあるのですから。

とりあえずひとつずつ解説していきましょう。

 1、犬の餌の量は犬の体温と温度を考えて与えよう!

気温がどれだけ餌の給餌量を左右するかは以前にも詳しく話したので下記投稿の

犬の餌の量や与え方は計算式や給餌量の表だけでは絶対に失敗する!

を読んで頂ければと思います。

現在の多くの犬は室内飼育なので年間を通して一定の温度を保っているでしょうが、その温度は各家庭で全く同じではないはずです。犬の被毛の質や量、体重の差でも受ける影響は変わってきますから給餌量が同じで良いわけがありません。

体重が多い犬ほど体温をあげるのに必要なカロリーは多くなります。

例を挙げれば20㎏の犬が体温を1度あげるのに必要なカロリーは体内水分量の60%分の約12kcalです。

犬の体温との気温差をしっかりと考えましょう。

犬にとっての食事とは日々を健全に過ごすための栄養摂取ですが、食事で得られるのは栄養だけではありません。体温を維持する為の熱量です。

いくら栄養を効率良く吸収し、骨や筋肉や内臓組織や皮膚が作られても体温を維持する為に必要な熱量が得られなければ健康を維持することは難しいでしょう。身体の器官が機能しないという事態に陥るかもしれません。

ですから一口に温度と言っても季節や環境も考える必要があります。

 2、犬の餌の量は目標体重で決めよう

適正体重で給餌量を考える事も意外と忘れがちな要因です。

当たり前ですが現在の体重で給餌量を決めていては肥満の犬が痩せる事も、痩せている犬が太ることもありません。

多くの人はダイエット用のフードを購入した際に給餌量を表を見て決めているでしょうが、製造したメーカーはあなたの犬が何㎏適正体重をオーバーしているかを知らないので、何㎏痩せさせたい犬には何g与えましょうという表記になってはいません。目的とする体重の量に合わせて与える必要があります。

極端な肥満の犬ほど徐々に目標体重に近づけていく必要がありますので、いきなり理想体重の量のフードを与えるのは危険です。1ヶ月で3~5%の体重減を目標にフードの量を決めるようにしましょう。

50㎏の女性が1月に5%痩せようとすれば2.5㎏の減量になるのですから、達成するのはなかなか困難なことだと思います。

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3、犬の餌の量は年齢の変化に合わせて変えよう

年齢が変われば食事量も変わるのは当然です。犬の幼齢期は1歳未満・成犬期は1~7歳・高齢期はそれ以上と大体の年齢で分かれてはいますが、1歳でも7歳でも成犬ですから体重が同じなら同じ量で良いかと言えば変更の必要はあります。

年齢が変われば基礎代謝が変わりますが体内水分量も変化します。子犬では75%前後あった水分量も老犬では55%近くまで減少しますから体重や温度と合わせて考えるべき要素です。

食事量を決めるのに

安静時エネルギー必要量(RER)=70×(適正体重㎏)の0.75乗

という計算式がありますが実際の食事量を決めるにはこれに様々な犬の要因で決められた係数をかける必要があります。

成長期の犬では3を掛けるのですが老犬では1.4です。倍以上の差があるという事になります。

4、犬の生命維持活動で与える餌の量を変えよう

前述の計算式では活発な犬であれば係数も大きくなりますが、ここで言う活動量とは運動量ではありません。生命活動に必要なエネルギーは運動量や温度以外にも影響を与えます。

例えば緊張状態にある犬では脳の消費エネルギーは増えますし、脈拍や呼吸数も増えるでしょう。そうなれば身体の各器官の活動量が増え代謝が上がります。

プロ棋士などは1度の対局で体重が2㎏以上減ることがあるそうです。座っているだけでもそれだけ減るのだから脳のエネルギー消費量が多いことは実証済みです。

もちろん犬は人間ほど大きくもなく発達していません。しかし危険を察知する能力は長けていますし、緊張状態にある犬は逃走闘争を行うために、筋肉が瞬時に最高のパフォーマンスを発揮する為の準備状態にいます。

昔は庭で鎖につながれている犬なども居ましたが、夏の暑さや冬の寒さに体を維持するのにも膨大なエネルギーが必要な上に、外敵に襲われる危険がある環境で逃げる事も出来ない状態にいるのですから、警戒心むき出しで縄張りを死守する犬の消費カロリーはどれほどのものなのか。太るどころの話ではないでしょう。

おまけ、犬の餌の回数を変えるなら時間の間隔も考えよう

回数に関しても考慮しなければならない事があります。

多くの場合子犬では3回、成犬で2回という方が多いようです。回数自体は間違いではありませんが問題はその間隔です。

3回と2回では与える時間が大きく変わります。

子犬の時に3回餌を与えましょうというと、共働きだったり何かしらの用事で昼間家を空ける事があるのでお昼は与えられないと言う方がいます。

人間の食事と同じように朝昼晩と餌を与えるつもりになってしまうようです。しかし1日は24時間なので実際には8時間毎に餌を与えるべきなのです。

12時間で3回食べて12時間絶食では子犬にとって良い食事回数とは言えません。キッチリでなくともなるべく近づけましょう。

 まとめ

今回は餌で得られる熱量に注目して話してみました。気温と体温の関係については以前も話しましたが、実際にはそれだけでは不十分です。

ただ体温を維持する為の熱量という意味では一番大切な要素でもありますからもし読んでいないという方は一度目を通してみて下さい。

食事は栄養摂取という目的だけなく熱量も大切な要素です。熱量という点でも腸内環境やフード自体の消化吸収率ではだいぶ変わります。燃えやすい燃料の方が少ない量で効率良く発熱できますし、その燃料をどれだけ多く身体に取り込めるかは腸内環境が良くなければいけません。

そういう点で考えれば、良いドッグフードとは何でできているかではなくどれだけの栄養やエネルギーを有効利用できるかでしょう。

ドッグフードは加工した保存食ですから、新鮮な生きたままの栄養を摂取できる野生動物とは食事自体が全く違うものなのです。犬には人間の食事でも、野生動物の食事を模しても良い結果は得られない気がします。あくまで個人的な意見ですが。

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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